Windows Mobileを提供する上で、我々は事業者、デバイスメーカー、開発者コミュニティ、企業法人の4つのパートナーと協力して展開しており、これをエコシステムと呼んでいます。成功を収めるためには主要なパートナーと関係を築くことが必要です。4年前、我々がモバイルを始めたときには、事業者とデバイスメーカーはそれぞれ1社でした。現在では、ベライゾン、T-mobile、シンギュラー、ボーダフォン、チャイナモバイルなど、世界中で115社を超える携帯事業者と関係を築いており、デバイスメーカーでは、モトローラやサムスン、Palm、シャープといった大手など、47社以上と協力関係を築いています。日本では最近、ウィルコムのシャープ、ドコモのHTCとパートナーシップを築き、つい先日、ソフトバンクとも協力関係を確立しました。
我々はWindows Mobileを、いろいろなことに対応できるように開発しました。まず、ビジネスユーザー向けには、モバイルでのメッセージの送受信やスケジュールの確認、アドレス帳といった法人に必要な管理ツールを提供しています。また、コンシューマー向けには、Windows Media player 10を使った動画や音楽機能を提供するほか、Webブラウザでブログに書き込んだり、RSSを使ったりと幅広く使えるようになっています。