|
気になる携帯サイト 制作者に聞く
|
|
3キャリア向けに公式サイトを運営する鳥羽水族館
|
|
|
いよいよ夏本番。うんざりするような暑さが続く毎日だけに、癒しを求めている人も多いことだろう。今回は夏の特別企画として、我々の心を癒してくれる水族館の中でも国内最大の室内型水族館で、3キャリア向けに携帯サイトを運営されている鳥羽水族館の営業第1部主任の水越謙氏にお話を伺った。
――携帯電話3キャリア向けにサイトを運営されていますが、どういうきっかけでサイトを立ち上げたのでしょうか。パソコン向けのホームページもかなり前から運用されていますよね。
水越氏:
以前からいつも広報手段を探していました。パソコンが出てきて、インターネットが出てきて、「じゃあ、ウチもやらないと」と思ったのがきっかけです。できることなら全部やってみよう、ということで携帯電話向けのサイトも立ち上げました。実はその昔、キャプテンシステム向けにもやっていました(笑)。
――他の水族館や動物園から話を聞かせて、ということもよくあるのではないでしょうか。
水越氏:
よくあります。「今度ホームページを作るんだけど、どうすればいいですか」とか、よく質問を受けます。
――携帯電話で館内案内を提供されるところなどは、まさに携帯電話ならではのサービスだと思いますが、お客さんからの反応はいかがですか?
水越氏:
反応はすごくあります。メールもたくさんいただきます。わりと好意的な感想が多いですね。子どもさんを中心に質問も多くいただきます。「亀が卵を産んじゃったんですけど、どうすればいいんですか?」とか。そういった質問にも全部答えるようにしています。
最初の頃は全部私一人で答えていましたから大変でした。今はそれぞれ飼育担当者が回答してくれますから、だいぶ楽になりました。「飼育日記」というコーナーがありまして、飼育担当者が日記形式で自由に思ったことを書いています。そこにメールアドレスが記載されているので、質問は各担当者に直接行く、という形になります。
|
鳥羽水族館
水越謙氏
|
――携帯サイトを運営するにあたって苦労したのは、どういったところなのでしょうか?
水越氏:
水族館というのは、パソコン初心者、携帯初心者の方々にも、すごく身近な存在だと思うんです。ですから、ユーザーさんが迷わないようにするというところには、とにかく気を配っています。複雑なことは絶対にしないようにしています。
――最近の携帯電話は、カメラがついたり、FeliCaのような仕組みが入ってきたり、ものすごい勢いで進化し続けていますが、それらを活用しようという話はあるのでしょうか?
水越氏:
去年はドコモ東海さんに協力していただき、iショットコンテストというのをやりました。期間中にカメラ付き携帯を使用して鳥羽水族館内で撮影した写真を投稿してもらうというものです。今年は2回目なので3キャリアを対象にやっています。入選者にはオリジナルグッズをプレゼントします。
――QRコードやFeliCaについてはどうですか?
水越氏:
新たに機械を買わないといけないものは難しいかもしれません。それよりも、もっと簡単にできることがたくさんあるのではないでしょうか。とにかく頻繁に更新し、メールについても全部返事をする。親しみの持てるサイトにすることが大事だと思います。スタッフとお客さんがメル友のようにメールをやりとりするようなサイトです。
――メールをやりとりしているお客さんが実際に来られたりもするわけですよね。
水越氏:
よくいらっしゃいます。「ジュゴン見に来ました」じゃなくて、「飼育係を見に来ました」みたいな(笑)。
――やはり見に来るとしたら、これからの時期が一番いいですか?
水越氏:
そうですね。夏休みもありますし。携帯電話でいうと、アプリ★ゲットさんにかわいいゲームアプリを作っていただきました。まずはそちらで遊んでいただいて、よかったら本物も見に来てください。
――ありがとうございました。
■ URL
鳥羽水族館
http://www.aquarium.co.jp/
■ 関連記事
・ アプリ★ゲット、スナメリの「窓華」を起用したキャンペーン
(湯野 康隆)
2004/07/21 12:32
|
|
|
|
|