レビュー

マイナポイント第2弾! マイナンバーカードを申し込む方法

 2022年1月1日から開始された、マイナポイント事業の第2弾。そのうち「マイナンバーカード取得で5000円付与」の施策はすでにスタートしていたが、5月17日、残る施策「健康保険証としての登録」「公金口座の登録」も、6月30日から始まることが明らかにされた。

 また、将来的には、マイナンバーカードの機能がスマートフォンにも搭載される見込みで、日々の生活におけるマイナンバーカードの存在感は少しずつ高まっていきそうだ。

 そこで本稿では、マイナンバーカードを申し込む方法について、あらためてまとめる。

交付申請書を持っていない場合は再発行を

 本稿執筆時点で、マイナンバーカードの申請方法は、「スマートフォン」「パソコン」「証明用写真機」「郵送」の4つ。

 また、後述するが、現在はこれに加えて「マイナカード出張申請受付キャンペーン」も実施されている。

 なお、いずれの方法でも、申請にあたっては「交付申請書」が必要になる。紛失などで手もとにない場合は、住んでいる市区町村の窓口へ行き、申請書の再発行を依頼しよう。

スマートフォンによる申請

 スマートフォンで申請する場合は、まずスマートフォンのカメラで、交付申請書のQRコードを読み取る。そこから申請用のWebサイトにアクセスし、メールアドレスを登録する。

入力項目
  • 申請書ID(半角数字23桁、QRコードを読み込んだ場合は自動入力)
  • メール連絡用氏名
  • メールアドレス

 メールアドレスの登録が完了したら、そのアドレス宛に通知される申請者専用のWebサイトにアクセスし、顔写真を登録する。このとき、あらかじめ写真を用意しておかなくても、操作中に撮影することもできる。

 続いて、生年月日などの項目を入力する。電子証明書の発行を希望するかどうかも、ここで入力することになる。

入力項目
  • 生年月日(※必須)
  • 電子証明書の発行希望有無
  • 氏名の点字表記希望有無

 必要事項の入力と送信を済ませると、登録したメールアドレス宛にメールが届き、申請が完了する。

 その後、およそ1カ月で市区町村から交付通知書が届く。その通知書と、本人確認書類などの書類を持参し、交付窓口で本人確認を済ませると、マイナンバーカードが交付される。

 なお、本誌別記事ではすでに、スマートフォンでマイナンバーカードを申し込む方法の詳細をご紹介した。

パソコンによる申請

 パソコンによる申請の場合も、スマートフォンによる申請と基本的な流れは同一だ。

 ただ、スマートフォンによる申請の場合は、交付申請書のQRコードを読み取った時点で申請書ID(半角数字23桁)が入力されていたが、パソコンの場合は、「申請書ID」をユーザー自身が入力する必要がある。入力間違いには気をつけたい。

 その後、基準を満たした写真の登録や情報の入力を済ませると、申請が完了する。

 続いて、後日送付される交付通知書を受け取ったら、その通知書を持参し、交付窓口でマイナンバーカードを受け取る。

そのほかの申請方法

証明用写真機による申請

 証明用写真機による申請では、DNPフォトイメージングジャパンによる証明写真機「Ki-Re-i」のほか、日本オート・フォート、富士フイルム、三吉工業の証明写真機が申請に対応している。

 交付申請書のQRコードをバーコードリーダーにかざし、マイナンバーカード用の写真を撮影する。撮影後はそのまま申請まで済ませることができ、申請後は交付通知書の到着を待つことになる。

 マイナンバーカードの有効期限は10年(未成年者は5年)。長く使い続けることになるため、「しっかりした写真を撮りたい」という人にはおすすめの方法といえるだろう。

郵送による申請

 郵送による申請の場合、交付申請書に必要事項を記入したり顔写真を貼ったりしたうえで、所定の住所へ郵送する。郵送後は、ほかの申請方法と同様、1カ月をめどに交付通知書が届く。

 送付用の封筒は、交付申請書が届いたときに同封されているはずだ。その封筒の差出有効期限が切れている、あるいはなくしてしまった……という場合も、差出有効期限が2023年5月31日までの封筒材料を、Webでダウンロードできる。

マイナカード出張申請受付キャンペーン

 総務省のキャンペーンとして、「マイナンバーカード出張申請受付キャンペーン」が全国各地で実施されている。各地のショッピングセンターなどで、マイナンバーカードの申請を受け付けるというものだ。

 「出かけたついでにマイナンバーカードも申し込んでおきたい」と思った人は、近くの場所でキャンペーンが実施されているかチェックしてみては?