ニュース

新型iPhoneシリーズや20GBプランの価格競争が過熱――2020年10月・11月・12月のニュース/レポートトップ10

 2020年、「ケータイ Watch」のニュース、レポートでどんな記事が注目されたのか。今回は2020年10月、11月、12月それぞれのトップ10に入った記事をご紹介します。

 10月は新型iPhone「iPhone 12シリーズ」でもちきりの1カ月でした。

 そんな中でも、6位の「携帯電話料金」と7位の「楽天モバイル」関連がランキングに食い込んできており、今年のモバイル業界で大きな話題になっていることを確認できるランキングとなりました。

 1位には、「COVID-19感染予測モデル」がランクインしました。

 また、NTT(持株)によるNTTドコモの完全子会社化に関する話題もランクインしました。これに関しては、本誌では、法林岳之氏が連載記事において電電公社からの歴史を交えて解説しています。

 12月は、携帯電話料金の話題が中心の1カ月でした。

 ドコモは、20GB/2980円の新料金プラン「ahamo」を発表しました。これまでは、KDDIとソフトバンクが、“サブブランド”で20GB/約4000円という4G通信プランの提供を予定していました。ahamoの発表を受け、世間からは、他社の“ahamo対抗プラン”への期待が高まっていることが感じられます。

20GB/2980円、ドコモ新料金プラン「ahamo」

 また、2020年の後半からは、政権交代で就任した武田良太総務大臣の言葉にも注目が高かった傾向でした。特に、携帯電話料金については、「『1割』というゴールを設定したわけではない」、「コロナ禍で国民からさらに料金を取ろうとしている」、「サブブランドでの展開は不親切」、「(KDDI高橋社長の発言に)がっかりした」など、“携帯電話料金値下げ”という目標への取り組みをアピールする強い発言が多くありました。

 12月22日には、ソフトバンクが“シンプル”な料金プランを発表しており、2021年も各キャリアの料金戦略や武田大臣の発言に注目が集まる年になりそうです。