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1インチカメラに望遠撮影「Xiaomi 17 Ultra」とリングを回してズームする「Leica Leitzphone」の実機をチェック

 シャオミ(Xiaomi)は、2月28日(現地時間)にスペイン・バルセロナで発表会を開催、「Xiaomi 17」や「Xiaomi 17 Ultra」を発表した。また、Xiaomi 17 Ultraをベースにし、ライカがデザインを手がけた「Leica Leitzphone powered by Xiaomi」も登場する。

Xiaomiが発表した3機種。左からXiaomi 17、Leica Leitzphone powered by Xiaomi、Xiaomi 17 Ultra

 Xiaomi 17シリーズは、25年12月に中国で発表されていたが、今回の発表会でお披露目された製品はその“グローバル版”という位置づけ。中国では「Leica Leitzphone」が「Xiaomi 17 Ultra by Leica」と呼ばれていたものだが、グローバル版では、その名称とともに、背面のデザインやLeicaロゴの向きが一部変更になっている。

背面は落ち着いた色合いのブラックに。ツートンカラーだった中国版から変更されている
ロゴも縦持ちした際に水平になるように配置が変わった

Xiaomi 17 Ultra

 ここでは、発表会で披露された実機を、写真とともに見ていこう。まずは、Xiaomi 17 Ultraから。Leica Leitzphoneとは異なり、こちらはデザインなどはXiaomiが手掛けたものだが、カメラ自体はLeicaとの共同開発を継続している。大型の円形の台座に、3つのカメラを収めるデザインは、「Xiaomi 15 Ultra」までのUltraモデルを踏襲したものだ。

Xiaomi 17 Ultra。前モデルのXiaomi 15 Ultraと近い、円形の台座にカメラを収めたデザインになっている

 ただし、その中身であるカメラはセンサーを刷新。メインとなる1インチセンサーはXiaomiが独自設計した「Light Fusion 1050L」で、ダイナミックレンジをより高める「LOFIC」に対応。露出オーバーや露出アンダーになるのを防ぎ、人物などの前景と背景の両方をよりはっきり映し出せるようになっているという。

カメラはセンサーを刷新、よりダイナミックレンジが広い写真を撮れるようになった

 望遠カメラには、初めて「Leica APO lens」を採用。これは、75mmから100mmの範囲で駆動する、文字通りの機械式ズームレンズになる。カメラ内のユーザーインターフェイス(UI)では、望遠カメラを使ったズームが「3.2」「4.3」と記載されており、ここをタップすると、段階的にズームの倍率を切り替えることが可能だ。

機械式の可変ズームを搭載しており、3.2倍から4.3倍の間をシームレスに切り替えることができる。UI上でも、ワンタッチで倍率変更が可能

 また、望遠レンズのセンサーは、2億画素と画素数が高く、100mmまでの撮影では、ピクセルビニングによって画素のサイズを上げて取り込める光の量を増やしている。このピクセルビニングを解除し、切り出しを行うことで、100mmの2倍である200mm(8.6倍)まで、劣化がほとんどないズームを行える。UI上でも、ワンタッチで8.6倍を呼び出せるようになっている。

画素数の高さを生かし、切り出しによるズームで最大8.6倍まで劣化のほぼないズームを行える

 クラシカルなカメラにインスパイアされたツートンカラーを用意していたXiaomi 15 Ultraとは異なり、Xiaomi 17 Ultraは、3色展開でいずれも単色。ただしスターリットグリーンは、ラメが散りばめられたような塗装が施されており、光が当たるとキラキラと光るのが特徴だ。

ブラックとスターリットグリーンの背面。グリーンの方が、より光沢感が強く、キラキラと光るようなデザインを取り入れている

Leitzphone

 このXiaomi 17 UltraをベースにLeica自身がデザインを手がけた製品が「Leica Leitzphone(ライカ ライツフォン)」になる。前面や背面などのデザインは、以下の写真のとおり。カメラのレンズを模した円形の台座に3つのセンサーを収めるデザインの大枠は共通している。

Leica Leitzphone。アイコンやウィジェットもLeica仕様だ
背面のカラーリングや側面のスリットなど、いたるところにLeicaのデザインが反映されている

 一方でLeica Leitzphoneのカメラリングは、単なる飾りではなく、実際にここを回してカメラの操作をすることができる。あたかも、ズームレンズを動かせる一眼カメラのようだ。このレンズリングを回転させる操作には、ズームのほか、露出調整やフィルターの変更を割り当てることも可能。操作をスムーズに行えるようになっている。

カメラ周りのリングは、実際にクルクル回すことが可能だ
指でカメラリングを回し、ズームしているところ
カメラリングの回転に割り当てる機能は、設定で変更することが可能だ
カメラリングには、クイック起動を設定することもできる

 このカメラリングを除くカメラ周りのハードウェアスペックはXiaomi 17 Ultraと共通しているが、ホーム画面やフォント、カメラのUIといった部分は、Leica自身のデザインになっており、よりLeicaのカメラらしい雰囲気を味わえる。また、「Leica M9」とモノクロカメラの「Leica M3」をシミュレートしたフィルターを備えているのも、Leica Leitzphoneだけだ。

Leica Essentialモードも、この機種ならでは。Leica M9やM3で撮ったような写真に仕上げられる

 デザイン的には、背面のカメラの周りに「Leica」のロゴが入る。このLeicaのロゴは、縦持ちした際にLeicaのアルファベットが横になる形になっている。細かな点だが、ここは先行発売された中国版との違い。中国版は、横持ちした際にLeicaのアルファベットが横になるように配置されており、どちらの持ち方を前提にしているかの違いがあることがうかがえた。

 また、中国版のXiaomi 17 Ultra by Leicaは同系色のツートンカラーになっている一方で、Leica Leitzphoneは、単色のカラーリングになっている。名称だけでなく、ロゴの配置やデザインの一部も中国版とグローバル版では異なっているというわけだ。

 2機種とも、オプションとして発売される「Photography Kit」や「Photography Kit Pro」を装着することが可能。こちらのデザインはXiaomiが行っており、本体にはそれが刻印されている。グリップがつき、シャッターボタンやレバーなどでの操作ができるようになるのが特徴だ。

Photography Kitは、より簡易的な作りになっており、本体とはBluetoothで接続する。グリップ部分のでっぱりも少ない
こちらはPhotography Kit Pro。ケースとグリップ部分が分かれており、USB接続でシャッターボタンを押した際のタイムラグも少ない

Xiaomi 17

 Xiaomi 17シリーズのベースモデルともいえるXiaomi 17も発表された。こちらも、チップセットはSnapdragon 8 Elite Gen 5で、処理能力はUltraと共通。ディスプレイはベゼルが狭額縁の6.3インチで、昨今のハイエンドスマホの中では比較的コンパクトなモデルという位置づけになる。

コンパクトハイエンドという位置づけのXiaomi 17

 カメラは超広角、広角、望遠のトリプルカメラで、いずれも背面左上に寄せられた台座の上に配置されており、デザインテイストは同じXiaomi 17シリーズでもXiaomi 17 Ultraとは大きく異なる。広角のメインが5000万画素の「Light Fusion 950」で、センサーサイズも1/1.31インチ。望遠カメラの画角は60㎜で、最短10cmのマクロ撮影にも対応する。

カメラ機能はUltraと比べると控えめだが、こちらもLeicaと共同開発したもの

 また、ディスプレイの発行素材に「M10」を採用したことで、ピーク輝度も3500ニトに高まっている。バッテリー容量は6330mAhと大容量。カメラ性能の向上にリソースを全振りしたXiaomi 17 Ultraよりも、よりベーシックなスマホとしての色合いが濃いデザインに仕上げられている。

Ultraよりも大容量な、6330mAhのバッテリーを搭載する

 なお、中国で登場した背面サブディスプレイ搭載の「Xiaomi 17 Pro」は発表されなかった。グローバル版はXiaomi 17 UltraとXiaomi 17の2モデルに、Leica Leitzphoneが加わる形になる。