みんなのケータイ
アップルストア店頭で「SIMフリーではないiPhone」を買うと8800円もおトク!
2020年11月24日 06:00
アップルストアで売っているiPhoneというと、SIMフリー版のイメージが強いが、アップルストアの実店舗ではキャリア版の「SIMロックがかかったiPhone」を購入することもできる。
アップルストアの実店舗で、SIMフリー版ではないキャリア版のiPhoneを購入する最大のメリットは、割引だ。NTTドコモやau、ソフトバンクのいずれかのiPhoneとして購入する場合、1台あたり8000円(税込みだと8800円)の割引が適用される。
各キャリアのiPhone価格ではなく、アップルのSIMフリー版iPhone価格からの割引となる。もともとSIMフリー版の価格はキャリア版より安いので、シンプルながらもおトクにiPhoneを買う方法となっている。
とくに筆者のように「iPhoneを全部買っているオジサン」としては(そういう仕事なのである)、1台あたり8000円の割引はかなり大きい。今回は、4台も買ったので3万2000円、税込みなら3万5200円、iPadに手が届きそうな金額だ。
機種変更扱いとなるので、月月割など購入端末に伴う割引は終了するが、すでにそうした割引は終了している人が少なくないだろう。端末割引がないので短期間での機種変更もまったく問題がなく、筆者のドコモ回線では10月23日に「iPhone 12 Pro」に機種変更したあと、11月13日に「iPhone 12 Pro Max」に機種変更している。当然、両方で割引を適用してもらっている。
iPhoneにはSIMロックがかかるが、各キャリアの条件が満たされていれば、通常通りWeb手続きなどでSIMロックを解除できる(NTTドコモは機種変更手続きの中で解除申請もできるようだ)。「スマホおかえしプログラム」などの割引は適用できないが、アップルストアでも下取りはやっているし、状態が良ければ普通の中古ショップの方がおトクになるケースも多い。
この割引は全国10店舗しかない、実店舗のアップルストア限定だ。アップル直販の宅配では、キャリア版iPhoneを購入することはできない。使える人を選んでしまう割引になっているが、近隣にアップルストアがあるならば、覚えておきたい購入方法だ。
店頭在庫の問題や入店制限などもあるので、確実かつラクに購入するためにも、必ず事前にWebから予約しよう。アップル公式サイトの最下段にある「Apple Store」の「お近くのApple Store」から行ける店舗案内ページで、キャリア版iPhoneの予約が可能だ。なお、この割引は「予告なく随時終了または延長する場合があります。」というよくあるヤツで、いろいろ変更になる可能性があることにも注意が必要だ。
オンラインでの予約時、iPhoneのモデル種類や購入者情報などの入力に加え、「iPhoneを受け取るアップルストアをどこにするか」「何日の何時に受け取るか」を指定する。アップルストアの実店舗はいつも混んでいるので、思い通りの受け取り日時で予約できないかもしれないが、そこは仕方ないところでもある。
また、新製品の発表・発売の前後には一時的にオンラインからの店舗受け取り予約が停止することもある。
ちなみに正規の方法ではないかもしれないが、SIMフリー版のアップルストア店頭受け取りを予約しておいて、店頭で受け取るときにキャリアの機種変更扱いにしてもらうこともできるようだ。筆者も今回、SIMフリー版を予約していたが、店頭でキャリア版に変更してもらった。
ただし、この方法だとSIMフリー版をいったんキャンセルし、改めてキャリア版として購入することになる。クレジットカードだと返金と決済のタイミングの関係で、一時的に与信枠を大きく使う可能性があるので注意が必要だ。
このタイミングでiPhone 12シリーズを購入する人は、まだ5G契約になっていない人も多いと思う。キャリアショップに行く手間を省けるので、アップルストアで機種変更するというならば、ついでにアップルストアの店頭でプラン変更をするのもオススメだ。
なお、機種変更もプラン変更も、契約内容の確認や開通確認などの作業もあるので、キャリアショップなどと同様、相応の時間がかかることは想定しておこう。筆者の場合、2台のiPhone 12シリーズを2キャリアで手続きしたところ、1時間半くらいの時間がかかった。
ちなみにアップルストアのスタッフは、3キャリアすべての対応ができる。筆者は「複数キャリアのiPhoneを同時購入」という特殊なケースだが、それぞれのショップをハシゴする必要がなく、1人の担当スタッフに手続きを進めてもらえた。業務などで複数キャリアの契約で複数のiPhoneを買う人は、ちょっと覚えておくと良いかもしれない。