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アップル、「iPhone 12 Pro」を発表――RAW撮影や深度センサーを搭載

 アップルは、14日のイベントで、iPhone 12の派生機種「iPhone 12 Pro」を発表した。

 発売日は10月23日、価格は、10万6800円(税抜、以下同)~。アップルストアでの予約は、10月16日21時~受け付ける。

本体はステンレススチールを採用

 「iPhone 12」同様、5G対応でチップセットはA14 Bionicを採用。ほかのスマートフォンより最大50%速いとしており、業界初の5nmチップ、118億個のトランジスタ、最大80%高速になった16コアのニューラルエンジンを搭載し、写真撮影などの場面で威力を発揮するという。

 画面サイズも、「iPhone 12」と同じ6.1インチのSuper Retina XDRディスプレイ(2532×1170ピクセル、460ppi)を搭載。

 表面は「Ceramic Shield」で覆われており、どのスマートフォンのガラスよりも頑丈だという。

 本体は、ステンレススチールを採用、IP68等級の耐水性能をサポートする。

深度センサーやRAW撮影をサポート

 カメラは、12MPの超広角(焦点距離13mm、120度、F値2.4)、広角(焦点距離26mm、1.4µmピクセル、F値1.6)、望遠カメラ(焦点距離52mm、F値2.0)の3眼構成。4倍の光学ズーム、最大10倍のデジタルズームに対応する。

 このほか深度センサー「LiDARテクノロジー」を搭載。ナノ秒で深度測定できるため、暗い場所での撮影はもちろん、空間の深度マップの作成も高速かつ正確に行える。

 「iPhone 12 Pro」では、Apple ProRAW撮影をサポート。Adobeソフトのほか、サードパーティ製ソフトにも対応する。

 動画撮影の性能は10bitのHDRをサポート。「Dolby Vision」規格(最大60fps)で撮影でき、チップセットの進化で、編集もiPhone上で行える。

ナイトポートレートモードにも対応

 また、インカメラを含めた全てのレンズがナイトモードに対応。暗い場所での写真や動画撮影はもちろん、セルフィー撮影やポートレート撮影にもナイトモードで美しく撮影できる。

MagSafeアクセサリに対応

 「iPhone 12 Pro Max」でも、MagSafeアクセサリに対応。カードケースなどのアクセサリーを磁力で取り付けられるほか、ワイヤレス充電アダプターを磁力で最適な位置に固定できる。

主な仕様と価格

 サイズは、「iPhone 12」と同じ146.7mm×71.5mm×7.4mm。重さは187g。IP68等級の防水性能をサポートする。

 5Gは日本国内版ではSub6のみ対応。Wi-Fi 6、Bluetooth 5.0、NFC、FeliCaをサポート。SIMはnanoSIMとeSIMに対応する。生体認証はFace IDによる顔認証をサポートする。

 カラーはグラファイトとシルバー、ゴールド、パシフィックブルーをラインアップ。

 ストレージと価格は、128GBが10万6800円、256GBが11万7800円、512GBが13万9800円。

 なお、今回から環境に配慮して付属品を削減した。製品に付属するのは、USB-C - Lightningケーブルのみとなり、電源アダプターとEarPods(有線イヤホン)は付属しない。

【追記 2020/10/14 5:48】
詳細を追記しました。

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