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楽天モバイルの「国内初のeKYC」にソフトバンク宮内氏「ワイモバイルは9月から」

 4日、午前に楽天モバイルが発表会を開催し、携帯電話会社として「eKYC」を導入すると発表した。

 楽天側では「MNO、MVNO15社のうちで国内初」としていたが、同日午後に開催されたソフトバンクの決算会見で、ソフトバンクの宮内謙社長は「ワイモバイルブランドでは9月からeKYC。(楽天モバイルの発表では国内初としていたが? という問いに)あれは違うなと思った」とコメントする場面があった。

楽天モバイル発表会で示された
ソフトバンクの宮内社長

 eKYCは、オンラインで完結する本人確認方法のこと。スマートフォンを使い、本人の顔写真や身分証明書を撮影し、審査する。

 携帯電話の本人確認は、音声通話契約に対して法律により義務化されていたが、新たにeKYCが導入されつつある。

 ソフトバンク広報によれば、ワイモバイルではAmazon.co.jpにおいてSIM単体を購入する際、あるいはアップルストアでのiPhone購入後にワイモバイル回線を選ぶと、契約の途上で、eKYCを用いる場面があるという。ワイモバイルのオンラインショップではまだ導入されていない。

 競合他社であるNTTドコモは「現在検討中」、KDDIは「導入の是非を含めて検討中」としている。