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ドコモからも「Xperia 5 II SO-52A」、11月12日発売
2020年11月5日 11:00
NTTドコモは、5G対応のAndroidスマートフォン「Xperia 5 II SO-52A」を11月12日に発売する。一括の本体価格は10万円前後となる見通しで、「スマホおかえしプログラム」適用時の価格は7万円前後。
Xperia 5 II SO-52Aは、Xperia 5の後継モデルに位置付けられ、持ちやすい本体サイズを維持しながら、Xperia 1 IIの機能や特長を取り入れたモデル。カメラやチップセットなど、主要な特徴はXperia 1 IIと共通している。一方で、ToFセンサーが非搭載になるといった差分もある。サイズがコンパクトなため、ディスプレイの解像度もXperia 1 IIの4Kよりは落ち、フルHD+となっている。
ディスプレイは約6.1インチ(アスペクト比21:9、フルHD+)の有機ELで、120Hzのリフレッシュレートに対応する。タッチパネルはレスポンスが向上し、最大240Hzのサンプリングレートに対応する。リフレッシュレート自体は120Hzだが、コマとコマの間に黒い画像を入れることで、240Hz相当にリフレッシュレートを上げ、残像感を低減する技術が取り入れられている。
画面のリフレッシュレートやタッチパネルの応答速度は、「ゲームモード」で調整することも可能。ゲームモードは、ゲームアプリ使用時に現れるメニューで、ディスプレイやタッチパネルの調整以外では、パフォーマンスの調整や、充電器につないだときに充電せず、直接端末に給電する「HSパワーコントロール」などの設定ができる。
アウトカメラは約1200万画素の超広角レンズ(16mm)、約1200万画素の望遠レンズ(70mm)、約1200万画素の標準レンズ(24mm)の3眼カメラで、いずれもZEISS(ツァイス)ブランドを冠している。画素数を1200万画素に統一したのは、レンズ交換式カメラでレンズを交換するかのような使い勝手を実現するため。24mmの標準レンズのみ、センサーサイズが1/1.7インチと大きく、暗所にも強いのが特徴になる。
ソニーの一眼レフカメラ「αシリーズ」の使い勝手を備えたカメラアプリ「Photography Pro」を搭載するほか、リアルタイム瞳AFにも対応する。Photography Proを使った場合、1秒間に最高20コマの高速連写が可能。オートフォーカス(AF)やオートエクスポージャー(AE)の演算処理は、最高で秒間60回行うため、連写しても、1枚1枚にピントが合い、露出も最適化される。
側面にはカメラキーを備えており、撮影に使用できる。半押しでフォーカスロック、全押しで撮影といった、デジカメ風の操作が可能。Photography Proは、一般的なスマートフォンのカメラアプリとは異なり、画面上にシャッターボタンが表示されないため、このボタンを使って撮影する。Xperia 1 IIにも搭載されていたボタンだが、Xperia 5 IIは、これとは別にGoogleアシスタントを呼び出す専用キーも搭載する。
主な仕様
チップセットはクアルコムの「Snapdragon 865」、メモリー(RAM)は8GB、本体ストレージは128GB、バッテリー容量は4000mAhで、いずれもXperia 1 IIと共通。OSにはAndroid 10を採用するが、Android 11へのアップデートも予告されている。
大きさは約158×68×8.0mmで、重さは約163g。3.5mmオーディオジャックとフロントステレオスピーカーを搭載し、ハイレゾ再生に対応する。
5G通信に対応するが、発売時点では下り最大3.4Gbps。ソフトウェアアップデートによって、3.7GHz帯と4.5GHz帯のキャリアアグリゲーションが可能になり、下りの通信速度は4.2Gbpsに高速化する。ミリ波には非対応。
カラーはブラック、グレー、ブルー、ピンクのほか、ドコモオンラインショップ限定カラーとしてパープルを用意する。
【お詫びと訂正】
記事初出時、ドコモオンラインショップ限定カラーの表記に一部誤りがありました。
お詫びして訂正いたします。