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Honorの「ロボットフォン」がついに登場、感情をジンバルカメラで表現する新しいスマホの形
2026年3月2日 03:12
2026年3月2日に始まる展示会「MWC26 Barcelona」に先んじて、3月1日(現地時間)、中国のスマートフォンメーカー「Honor(オナー)」がグローバル発表会を開催した。最新フォルダブルスマートフォン「HONOR Magic V6」や薄型ハイエンドタブレット「HONOR Magic Pad 4」などが登場する中、最も注目を集めたのが「HONOR Robot Phone」だ。
正式な展開は2026年の下半期を予定。日本向けには製品を提供していないメーカーということもあり、「HONOR Robot Phone」も日本展開の望みは薄いが、スマートフォンの形状が固定化されてきていると言われる昨今の市場において、フォルダブルとはまた違う方向性で、ワクワクするコンセプトを持つデバイスと言えるだろう。
背面からジンバルカメラが顔をだすユニークなデザイン
「HONOR Robot Phone」は、一見やや分厚いスマートフォンにまとめられているものの、背面のカバーガラス内にカメラが収納されており、人間が首を伸ばすように立ち上げることができる。
背面からカメラが飛び出すデザインは、以前、ASUSのZenfoneシリーズなどでも採用されていたが、HONOR Robot Phoneのそれはジンバルカメラとなっており、滑らかに首を動かし、360度回転させながら撮影できる。
スムーズに動くアームをスマートフォンの筐体に収めるため、Honorは現在主流のモーターよりもおよそ70%小型なマイクロモーターを開発した。発表会では、登壇者が実際にモーターを手にして紹介していたが、最前列に座っている筆者の目でも確認できないほどのサイズ感だった。
ジンバルカメラならではの優秀なカメラワーク
ジンバルカメラによる強力な手ぶれ補正機能は、AIと掛け合わせることで、ボートの上といった不安定な環境でも、綺麗な動画が撮影できるとされる。
画面をダブルタップすれば、動く被写体を自動的に追尾し、常に画角へ収められる。HONOR Robot Phone本体を手に持つ、もしくはテーブルに置いた状態で、自律的なカメラワークといった動画も撮影できる。
AIを駆使して感情を表現
360度回転する機構とAIを掛け合わせることで、マルチモーダルな対話能力を備えているのも特徴だ。ユーザーが左から話しかければ左を向き、右に歩けばそちらへ顔を向けるなど、ジンバルカメラにも関わらず、実際に生き物と対話をしているかのような動きを見せる。
滑らかな動きで、首を縦に振って肯定、横に振って否定するなど、感情を表現することもできる。再生している音楽のリズムを感知し、ビートに合わせて踊るように首を動かすことも可能だ。カメラが踊ることに意味があるのかと尋ねられるとそれまでだが、愛嬌は抜群である。
発表会ではまだ実際に手に持ち、動作や質感、重さを体感することはできなかったが、ジンバルカメラによるスマートフォンでの新しい撮影体験、ジンバルカメラとAIを融合させた新しい表現方法など、これまでのスマートフォンにない強烈な個性を体感できた。
まさかの人型ロボットも登場
スマートフォンとは直接関係するわけではないが、発表会には人型ロボットも登場。滑らかな動きでダンスやバク宙を披露し、大いに会場を沸かせた。
HONORは、「スマートフォンが人間の脳の拡張であるなら、ロボットは手の拡張になる」として、AIを画面の中に収めず、物理的な世界に登場するビジョンを描いているとのことだ。
将来的に人型ロボットは、買い物のサポートや職場の点検、日常における「コンパニオン」として、人々に新しいサービスを提供していくと説明されている。
フォルダブル史上最大のバッテリー、IP69相当の防塵防水性能を持つ「HONOR Magic V6」
フォルダブルスマートフォンのHONOR Magic V6は、フォルダブルスマートフォン史上最大となる6660mAhのバッテリーを搭載。厚さわずか0.15mm、シリコン含有量32%の「シリコンカーボンブレードバッテリー」を採用し、1回の充電で24時間画面を開いたまま使い続けられるスタミナを実現している。
本体の厚さはわずか8.75mm。ヒンジには2800MPAの自動車用スチールを使用し、50万回の折りたたみテストをクリア。また、独自のナノクリスタルシールドにより10倍の耐落下性と15倍の耐擦傷性を実現し、IP68およびIP69の防塵・防水性能を備える。
また、最大6000ニトという非常に明るいディスプレイを搭載し、内側・外側両方の画面でスタイラスペンでの操作に対応する。
Macのワイヤレスセカンドディスプレイとして機能したり、iCloudファイルへ直接アクセスできたりと、Appleユーザーの環境にもシームレスに溶け込む機能が充実している。





















