スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

CIOの「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」、3000mAhしかないコイツが俺の相棒だッ!!!

 ええ〜っ!? そんなのあったのぉ〜? と驚いて思わず買ったのが「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」という「超薄」のMagSafe対応モバイルバッテリーだ。

CIO「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」は見た瞬間「薄っ!」と感じられるほど薄いモバイルバッテリー。容量は3000mAhだ。MagSafe対応でiPhoneなどをワイヤレス充電できるが、ワイヤレス充電規格としてはQi対応(最大7.5W)。Qi2はMagSafe対応で最大15Wでの急速充電が可能だが、このモバイルバッテリーはMagSafe対応のQi充電器となる
その厚さっていうか薄さはわずか4.98mm。エンボス(凸状の盛り上げ刻印)無しのクレジットカード×6〜7枚くらいの厚みしかない

 「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」は、2025年のクラウドファンディング・プロジェクトとして応援購入が始まったモバイルバッテリーだが、俺の場合はAmazonで発見するまで存在を知らなかった。ともあれ、その圧倒的な薄さと、モバイルバッテリーらしからぬ美しさに惚れて購入。

 ちなみに、Amazonでのお値段は8980円であった。容量3000mAhのMagSafe対応モバイルバッテリーとしてはかなり高価だが、いろいろなメリットが得られたのでかなり満足して使っている。

 ただ、最初は「容量の少なさはどうなのかなぁ〜?」とやや懐疑的だった。前述のとおり容量は3000mAhで、CIO公式ではワイヤレス充電時はiPhone 15を約0.5回、iPhone 16を約0.4回充電できるとしている。

普通のiPhoneで0.5回分くらいしか充電できないので、俺のiPhone 16 Pro Maxだとさらに「あんまり充電できないモバイルバッテリー」となるだろう

 俺の場合、モバイルバッテリーを買うときは「どうせなら大容量を」と考えていた。スマートフォンなどを満充電にできたり、モバイルバッテリー本体の充電を忘れても容量が大きければどうにかなったりするからだ。そんな俺にとって「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の3000mAhという容量は心細い感じ。

 なのだが、よーく考えてみたら「容量たっぷりのモバイルバッテリー持ち歩いても結局普段は使わないし、使っても容量を持て余してるんだよなー」という現実が見えた。あとモバイルバッテリーを使いたくなるのは「えぇぇ〜バッテリー残量あと30%なのか〜」といった場合。ただ、そういう容量になっても、ゲームをしたり動画を見続けたりするわけでもない俺なので、「まあモヤモヤするバッテリー残量だけど帰宅するまで十分もつよな」といった感じ。

 また、大容量モバイルバッテリーはそこそこ重いので、普段は常に持ち歩くわけではなく、仕事などで出かけるときに「今日は一応持っていこうかな」となるくらい。大容量モバイルバッテリーは安心感がたっぷりなので、重さと安心感のトレードオフとして、やや重要な外出時に持ち歩いている。

 一方、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」は薄くて軽いので「バッグに入れっぱなしにして常時携帯してもいいかな」と思った。また「いやソレが正解なのか?」とも思った。常時携帯すれば「えぇぇ〜バッテリー残量あと30%なのか〜」という場合でも、心細さからくるモヤモヤを止められる気がした。

 とかまあ俺らしくなく小容量モバイルバッテリーを買っちまった小さな後悔をなくしたくて、上記のような「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」購入を正当化する理屈を考えていたって感じ。だが実際に使ってみたら非常によろしい。常時携帯しているとずっと継続する安心感がよろしい。フル装備で敵なし的な安心感ではないのだが、「コレ持ってればまあだいたい安心」という心地よさがあるので、以降、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」をレビューしてゆきたいッ!!!

「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」着弾! 超薄い! 超軽い!

 「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を衝動買いした翌日にはもう製品が手元にキた。そしてパッケージを開梱して製品を手にしてみたら、あらまあ想像以上の薄さ。こんなモバイルバッテリー見たことナイかも〜♪

薄っ! 4.98mm……大丈夫なのかコレ? と思うくらい薄いが、本体の剛性感が十分にあるので「薄さからくる不安」はすぐ解消された。サイズは約104×70×4.98mm
そして、軽っ! 重さは約82g。クレジットカードに近いサイズで、厚さはエンボスなしのクレジットカード6〜7枚分というイメージなので、バッグなどへの収まりも非常にイイ
財布のポケットにも余裕で収まるサイズ。なのだが、MagSafe対応モバイルバッテリーで強めのマグネットを内蔵しているため、磁気ストライプがあるカード類に近づけての携行はカード上の磁気情報を壊す恐れがあるのでよろしくない

 薄さも外見も非常に好印象。「この薄さで3000mAhもあるのか」的に考えが変わった。常時携帯できて、3000mAhをいつでもチャージできるのは毎日が心強くてナイス。

 あとiPhoneと合体させた感じも非常にイイ。ケースに入れたiPhone 16 Pro Maxを使っているが、それに追加で「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を吸着させても「大して厚くならない」「iPhoneの薄さがそこそこ保たれている感じ」がする。また「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の吸着面は、マグネットによる吸着力が強めでありかつ滑りにくい素材で覆われているので、iPhoneと合体したときの安定感もかなり良好だ。

MagSafe対応ケース入りのiPhone 16 Pro Maxと「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を常時携帯している
合体させた様子。滑りにくく安定感がある
「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の薄さにより、iPhoneが厚くなったような印象があまりない

 な〜んかiPhoneと合体させたままでもいいのかもしれない。ちなみに「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」は完全パススルー充電対応だそうで、iPhoneと合体した「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」をUSB充電器につなぐと、iPhoneも「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」も同時に充電される(iPhoneなどスマートフォンが優先的に充電される)。

 ただ、充電・給電のためにUSB-Cケーブルを接続した「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」は、ケーブル端子の厚みにより、少し浮いた状態でスマートフォンに吸着する。その状態で衝撃を与えると、も〜しかしたら、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」が脱落・落下するかも? でも「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」にUSB-Cケーブルをつないだ状態でiPhoneなどにMagSafe吸着させる場合は、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を横向きにすればいいだろう。

「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」にUSB-CケーブルをつないでiPhoneなどにMagSafe吸着させると、バッテリーが少し浮いてしまう
「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を横向きにして吸着させれば浮くことはない
横向きにしてもバッテリーごとiPhoneを保持しやすい

 ちなみに、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」とスマートフォンをUSB-Cケーブルで接続して充電した場合、ワイヤレス充電は行われない。ケーブル充電が優先というわけだ。なお「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の出力は、ワイヤレス充電時が最大7.5Wで、ケーブル接続充電時が最大10Wとなる。また、ケーブル接続時のほうがロスが少ないので、スマートフォンをより多く充電できる。

Apple Find My対応、「探す」アプリで「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を見つけられる

 「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」はApple Find Myに対応している。AirTag(を装着したモノ)のように、紛失時は「探す」アプリを使って「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の位置を探っていくことができる。

 なので、たとえば「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を落としたり置き忘れたりした場合でも、「探す」アプリを使って「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を見つけられる可能性が高まる。また、バッグに「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を入れておけば、バッグを置き忘れたときに「探す」アプリからバッグを探していける。

「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」はApple Find Myに対応しており、「探す」アプリに登録することで紛失時に探せるようになる。自宅内などで「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」が行方不明になった場合でも、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」から音を出して見つけることができる

 「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」くらい薄くて小さいデバイスだと、「うっかり置き忘れ」とかが起きるかもしれない。こういうデバイス自体がApple Find My対応だと、外出先での使用時に「落としたらどうしよう?」という不安が減ってナイスだと言えよう。

 話が変わるが、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の背面は指紋汚れが付きやすいと感じる。また側面の光沢仕上げも、なんとなく傷つきやすそう? とも思う。なので、何らかのケースかビニール袋のようなものに「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」を入れて持ち歩くのがいいかもしれない。「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」への汚れや傷つきを防げるし、「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」がほかのモノを傷つけにくくなるだろう。

 それから少し前述した剛性感。けっこう頑丈なモバイルバッテリーという印象で、超薄ではあるものの安心して持ち歩けている。

 なお、構造は、外側がステンレス筐体。バッテリーセルは世界的に知られているALT社製で、膨張率がきわめて低いバッテリーを搭載している。スマートフォンに接する側は液体シリコンで滑りにくい。

「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の構造。高い剛性感と滑りにくさ、バッテリーの安全性が共存している

 こんな感じの「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」。端から端までキッチリと作り込まれたMagSafe対応モバイルバッテリーだと感じた。CIOは2017年に大阪で創業された企業で、著しい成長を見せるガジェット系のベンチャー企業だ。ファブレス企業(工場を持たないメーカー)なので製品の製造は外部に委託しているものの、製品の企画力が非常に高いと感じられる。
 またモバイルバッテリーに関してはCIOが独自のモバイルバッテリー回収サービスを行っている(他社製バッテリーにも対応)。購入から処分まで安心できる数少ないブランドかもしれない。

 まあ「SMARTCOBY ULTRA SLIM 3K」の場合はお値段がちょっと張るモバイルバッテリーとなるが、ほとんど文句のつけどころがない完成度の高さがあり、ユーザーとして非常に満足できている。自然に毎日常時携帯できて、毎日のバッテリーの不安を減らしてくれて、イザというときにはそれなりに役立つスマートなモバイルバッテリーとして非常にイイ。ので、興味があればぜひジックリとチェックしてみてほしいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。