スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

iPhone 12 miniがーッ!!! やばいYABAIヤバいーッ♪

持った瞬間ゾクッとくるiPhone 12 miniのサイズ感

 俺の場合ッ!!! iPhone 12シリーズは!!! iPhone 12 Pro MaxiPhone 12 miniを購入ッ!!! どちらもSIMロックフリーの256GBだぜぇ〜けっこう金かかったぜぇ〜そしてiPhone 12 Pro Maxについては前回レビューしたぜぇ〜。

 なぜiPhone 12 Pro MaxとiPhone 12 miniを買ったか? いちばんデカい画面のiPhone 12 Pro Maxは、仕事や遊びにおいてもタブレットに肉迫する使い勝手があると思われたので、まずメイン端末として外せないと考えた。

 そして、iPhone 12 miniについては久々の「カワイイであろう端末」として、購入ボタン押下を禁じ得なかったってゅーか言わば衝動買いである。別連載「スタパ齋藤のApple野郎」にも書いたとおり、iPhone 12 miniの「2010年〜2014年あたりに発売されたiPhone 4やiPhone 5のようにフラットで丸みのないデザイン」に強く惹かれたのだ。「このサイズ感でこのデザインなら、非常に好んで使っていたiPhone 5のように愛着がわきそう♪」と直感したのが衝動買いの理由である。

 ちなみに、iPhone 5は↓こんな端末。2012年発売のiPhoneだが、今見てもカッコイイ!!!

 iPhone 5のサイズは縦123.8×横58.6×厚さ7.6mmで、第1世代iPhone SEと同じサイズだ。iPhone 12 miniは縦131.5×横64.2×厚さ7.4mmなので、iPhone 5(やiPhone SE)よりiPhone 12 miniの方が一回り大きいというイメージになると思う。

 と、前置きが長くなったが、iPhone 12 miniを買ってまず感じたのは、そのサイズ感がも〜の凄くイイっ!!! ということ。

 正直なところ、「iPhone 5より一回りデカいんだよな……iPhone 5ほどサイズ感的に気に入れないのかも」という若干の懸念があった。のだが、iPhone 12 miniの実機を手にした瞬間、そんな懸念は一瞬にして爆発・滅亡して消え去りまくって、もうゾクッとするようなキタコレ感で満タンとなった俺であった。「やっべぇiPhone 12 miniサイコー!!!」みたいな。

 たぶん、スマートフォンが大型化している最近だから「わ〜小さくてカワイイiPhoneの再来だ〜♪」と喜べたのだと思う。Google Pixel 4aを買った時にもその小ささに喜んだが、iPhone 12 miniはGoogle Pixel 4aよりもさらに小さいのだ。両端末を重ねると↓こんな感じ。

 iPhone 12 miniは最新プロセッサを搭載した電話機に見せかけたコンピュータ。やはり小さいコンピュータというのは、いつの時代もイカス。ソソられる。萌える。

 そして俺のレッドなiPhone 12 miniにおかれましては、その外見が非常に可愛らしくあらせられるっておっしゃるってゅーか、もう日本語が崩壊するほどキュート♪ たまらねえゼ!!!

 iPhone 12 miniについて若干気に入れなかったのは、背面の色。サイドのステンレス素材のレッドは強め深めでイイ感じだが、背面はちょっと朱色寄りのレッド。可愛らしいレッドではあるのだが、鋭さ鮮烈さがちょい足りない感じがする。まあでも、十分満足できる美しさだと思う。

 てな感じのiPhone 12 mini。興味のある方はぜひ実機に触れてそのキュートさを実感してほしい……ってココでレビュー終わろうとしてんじゃねぇよ>俺!!! 使用感とかも書けよ>俺!!! ということで、以下、iPhone 12 miniの使い勝手などを書いてゆきたいッ!!!

使ってわかった「5.4インチは侮れないサイズ」という事実

 ちょっと前までのメイン端末はiPhone 11 Pro Max。現在のメイン端末はiPhone 12 Pro Max。前者の画面サイズは6.5インチで、後者は6.7インチ。「iPhone 11 Pro Max画面デカくて最高っス〜♪」と、大画面iPhoneを愛用中の俺である。

 そんなヤツにとって、iPhone 12 miniの5.4インチ画面はどうなのか? 数値上、直感的に「6インチ級の端末を使い慣れていたら、5インチ級は狭いだろうな〜」と思ってしまう。実際に購入前には、iPhone 12 miniについて「たぶんカワイイけど画面は狭い感じなんだろうなあ」と懸念していた。

 iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxを並べてみると、見るからに「表示される情報量の差が大きそう」である。実際、ナニカを表示して比べると、明らかにiPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxでは表示される情報量に小さくない差があり、iPhone 12 Pro Maxの方が多くのケースで有利&快適である。

 なのだが、iPhone 12 miniでも大きな問題はナイ。マップ利用やウェブサイト閲覧をしていても、別にiPhone 12 miniだから不便だとか情報量が足りないって印象にはならない。「なんだiPhone 12 miniで足りちゃうじゃん」ってのが正直な印象だ。

 考えてみれば、iPhone 5やiPhone SEのディスプレイは4インチ。iPhone 12 miniは5.4インチ。その差は1.4インチ。けっこうな差がある。

 iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxだと画面サイズの差は1.3インチもあるので、表示される情報量にかなりの差があると感じられる。だが、iPhone 12 miniとiPhone 12の画面サイズ差は0.7インチ。iPhone 12を標準サイズの最新iPhoneと捉えれば、iPhone 12 miniってそーんなに画面が小さいってわけではない、と感じられる。

 やはり狭額縁が効いてますな。サイズを抑えつつも画面は最大限大きくできているので、ミニサイズのiPhone 12 miniでも、「あれっ、けっこー情報量たっぷりあるなあ」と感じられたのだと思う。俺の場合「iPhone 12 Pro Maxの方が何をするのも快適だが、同じことをiPhone 12 miniでヤレと言われても全然苦痛でない」という印象である。

 あと、iPhone 12 miniのサイズだと、片手操作がけっこう現実的なのもイイ感じ。まず、俺の手だと、どうにか画面上端のアイコンを親指でタップできる。ただ、ギリギリという感じなので、片手(俺の場合は主に左手)操作でコントロールセンター(画面右上隅から下にスワイプ)を頻繁に呼び出すのは厳しい。また、片手操作(左手)を考えると、多用するアプリを画面左側に集める必要も少々ある。

 それと、片手持ちのフリック入力も可能。ソフトウェアキーボードを片側に寄せれば、さらに快適にフリック入力できる。

 俺の場合、大きいサイズのiPhoneは左手で持って右手の指で操作していた。また、両手で使っていたため、フリック入力にはあまり慣れていなかった。が、iPhone 12 miniだと「片手で使えるとナニカと好都合なのでフリック入力を練習しましょう〜」みたいな気分になりがち。今更ながらのフリック入力だが、けっこう効率イイ入力方法っスね♪

 てな感じで暇を見つけてはiPhone 12 miniでフリック入力練習中の俺であり、現在ではiPhone 12 Pro MaxよりもiPhone 12 miniをイジっている時間の方が長いという感じ。そうしていてのバッテリー持続時間は、フツーに1日は保つという印象。夜になると「このまま使い続けたりほったらかしにするのは心細い」という電池残量になるので、現在の使い方だと毎日の充電が必須かな、というイメージだ。

 でも、非常にコンパクトなのに表示される情報量も十分あり、片手での操作もそこそこ現実的であり、やはり携帯性が良好なのはいろいろ好都合。処理速度も十分っていうか、「あれ? 遅いなあ」的に感じたことは現在までない。しかも前述の通り、非常にキュートで使うのが楽しいiPhone 12 mini。

 5インチ級端末だとイロイロ不便なのでは? 的な懸念は全体的に払拭された。全体的にイイじゃないスかぁ〜♪ と、楽しみつつiPhone 12 miniを使っている毎日である。

カメラはどうなのか?

 iPhone 12 miniのアウトカメラは2つ。0.5倍の超広角カメラ(12mm相当 f/2.4)と、1.0倍の広角カメラ(26mm相当 f/1.6)だ。iPhone 12シリーズで超広角カメラは共通で、広角カメラはiPhone 12 Pro Max以外は共通のものと思われる。

 俺の場合、iPhone 12 Pro Maxのトリプルカメラは「スゲくイイ!!!」と思っていて、現在も毎日のように撮影している。全体的に画質がいいし発色も良好。また、2.5倍の望遠レンズがかなり便利なんスよね〜♪

 iPhone 12 miniには望遠レンズはないが、この小さなボディで超広角カメラが使えるのがナイス。そして肝心の画質について俺的印象を書いてしまうと、ヒッジョ〜にイイと感じる。

 とりあえずは、以下にiPhone 12 miniで撮った写真をば。どれもリサイズのみでレタッチなどの処理はしていない。

新そばと天ぷら。肉眼で見たよりもすこ〜しだけ色鮮やかという印象だが、おいしそうに写った
干し柿と紅葉。肉眼で見ると暖色がもう少し地味な感じがしたが、写真では少々「盛られている」感じ。だが、「こういうふうに写って欲しい」という色ではある
逆光で樹木やススキを撮影。良好なコントラストでスッキリした描写になった
富士山。左が1.0倍広角カメラによるもので、右が0.5倍超広角カメラによるもの。超広角カメラは楽しい♪ ……ちょっと傾いてしまったが
富士山五合目からの夕方の雲海。やや光量不足なので暗部の描写が微妙に怪しかったりもするが、でもここまで写れば大満足♪

 なーんだバッチリじゃないスか!!! ミニ端末であっても画質は上々。テキトーに撮り歩いただけでガシッとキマった写真が撮れちゃう。やるじゃんiPhone 12 mini〜♪

 iPhone 12 Pro Maxと画質を比べてもみたが、基本的な描写傾向は同様のようで、ハッキリ言って「よく見てもどちらの写真がどちらの端末によるものか判別が難しい」というレベル。iPhone 12 Pro Maxの広角カメラのセンサーサイズはiPhone 12 miniより47%面積が大きくセンサーシフト式手ブレ補正機構が内蔵などの差異があるが、今回の撮影ではその差がわかる写真はなかった。

 上の写真は、左がiPhone 12 miniによるもので、右がiPhone 12 Pro Maxによるもの。こんな調子で、ほぼ同じと言っていい描写傾向となる。iPhone 12 miniは望遠レンズこそないデュアルカメラだが、ざっくり言えばiPhone 12 Pro Maxと同等の画質がある、と考えちゃてよさそうな気がする。

 これらの写真、iPhone 12 miniの画面で見ると非常にキレイ。広いダイナミックレンジが感じられる「エモい描写」って感じ。ちなみにiPhone 12のディスプレイ品質は共通しており、全モデルがSuper Retina XDR/高色域(P3)200万:1高コントラスト/最大800ニト(HDRは1200ニト)の有機ELディスプレイとなっている。

 いや、しかし痛快っスわ〜。手のひらサイズiPhoneであるiPhone 12 miniには、高い処理性能とスゴい可愛さと先進的カメラ画質が備わっている。素晴らしい。

iPhone 12 miniをメイン端末にしようかな?

 このレビューはiPhone 12 miniを使い始めてから約半月後に書いている。iPhone 12 miniとiPhone 12 Pro Maxは同時に購入し、それぞれを併用しているわけだが、な〜んかiPhone 12 miniを使うほどに当初の想定がズレてきていて、当初の俺的方針がゆらぎ始めている。

 当初は、性能も快適さもダントツのiPhone 12 Pro Maxをメイン機として使おうと考えていた。iPhone 12 miniはサブ機。たまに使ってニヤついたり、iPhone 12 Pro Maxが含まれた光景を撮影したり。でも、もっと言えばiPhone 12 miniは使う頻度が低くなるだろうから、そのうちiPhone 12 Pro Maxだけ残してiPhone 12 miniが死蔵したり手放したりするかもな……とも思っていた。

 のだが、しかし!!! iPhone 12 miniはそーとーイイ感じで使える。そして当然だが携帯性も非常に高い。また前述の通り、片手操作もわりと余裕。バッテリー持続時間も、まあ俺的使い方・使用頻度ならフツーに1日保ってくれる。

 となると、iPhone 12 miniにメイン電話番号のSIMを入れて、iPhone 12 Pro Maxにはサブ電話番号にSIMを入れて使うってのもアリだよな〜、と。いや、アリとかではなく、もしかしたらiPhone 12 miniをメインにするのがより合理的なのかもしれない。

 使っていると、iPhone 12 miniが「本来のスマートフォンの用途」での使用になりがち。ちょっと電話で問い合わせるとか、メールやメッセージを読むとか短い返信をするとか、ニュースや天気予報をチェックするとか、マップを参照するとか、そういうことをiPhone 12 miniでやりがち。まあスッと手に持ちやすく、片手でも使えるし、ポケットに入るし、バッグに出し入れしやすかったりするし。本体が小型だと、いろいろ扱いやすいのでつい手が出る感じ。

 これらのことは、これまではiPhone 11 Pro Maxで行っていた。ではiPhone 12 Pro Maxの役割は無くなったかと言えば、そういうわけではない。より詳細に見たいとか鳥瞰したいという場合は、上記の操作を「改めてiPhone 12 Pro Maxで行う」という感じ。また、レタッチなどの画像処理もiPhone 12 Pro Maxで。「ちょっと本腰を入れて」という場合は、より画面が大きく操作もしやすいiPhone 12 Pro Maxが有利なのは変わらない。

 で、フツーに何でもできちゃうiPhone 12 miniを使い始めたら、「そうか、いつでもiPhone 12 Pro Maxを携帯する必要があるってわけでもないな」と、比較的にアタリマエ的なことを改めて思った。そして「じゃあiPhone 12 miniを常時携帯端末にして、必要な時だけiPhone 12 Pro Maxも携帯するようにしようかな?」と考え始めたのであった。あんなに「一番デカいiPhone大好き野郎」であった、この俺が、だ!!!

 でも、端末運用スタイルの大胆な変更って、何らかの問題を引き起こす? どうだろう?

 iPhone 12 miniをメインにするとして……まずiPhone 12 miniにメイン電話番号のSIMを入れるでしょ。それからApple Payのカードや電子マネーをiPhone 12 miniに移行するでしょ。あとApple WatchをiPhone 12 miniと紐付けるでしょ。あとLINEとかもiPhone 12 miniで使うよう移行するでしょ。まあそんなトコロか。

 そして起きそうな問題は? ……ヤベぇ、問題どころか、iPhoneライフが快適になるかも!!! まず常時携帯端末が小型軽量化する。持ち歩くモバイルバッテリーはこれまでと変わらずなので、iPhone 12 miniだけ使う時は荷物が軽量化。

 あとApple Payを使う時、より小さい端末で決済できるので、スマート感がアップしそう。いや、する。iPhone 12 miniサイズだとポケットに入れていても違和感少ないから、手ぶらで出掛けての電子決済が軽快になるであろう。

 俺の場合、Apple Watchはサイクリングなどアウトドアアクティビティ時にロガーとして大活躍する。ので、Apple Watch+iPhone 12 miniだけでアウトドアアクティビティを行えるようになると、より少ない荷物で活動できるようになって、これまた快適化につながる。

 SNSやメッセンジャーも、片手でチャチャッと入力できるようになるので、手っ取り早さが増すかもしれないってゅーか、現実的に手っ取り早くなっているのであった。フリック入力速度は遅いスけど、片手で操作できるのってリラックス度が増して快適っスね〜♪

 う〜ん。悩むゼ。ていうか、なんか、これまで「デカiPhone信者」だったのに、実は「ミニiPhone信者」である自分を見つけてしまった、みたいな。んむむむ〜。もうしばらく考えてみよう。いや、一度実際にiPhone 12 miniをメイン端末にしてみよう。そうしよう。

 そんな感じの俺的iPhone 12 mini体験なのであった。実用的だし魅力的。トキメキがあり、新発見もある端末なのかもしれない。ともあれ、使っていると楽しくなる系の新端末なので、興味のある方はぜひ実機に触れてみてほしいッ!!!

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スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。