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国交省、機内持ち込みのモバイルバッテリーで「個数制限」「充電禁止」新ルール案公開

 国土交通省は2月27日、航空機内へのモバイルバッテリー持ち込みに関する安全基準の変更案を公表し、意見公募(パブリックコメント)を開始した。

 国際基準の改訂案に準拠するもので、機内でのモバイルバッテリー本体への充電や、他の機器への給電を禁止するなどの内容が盛り込まれる。意見を踏まえ、新基準は4月中旬から適用される見通しだ。

持ち込み個数は2個まで、機内での使用も制限

 公開された変更案には、機内での取り扱いに関する厳格な制限が含まれている。

 機内に持ち込めるモバイルバッテリーは、容量160Wh以下のものに限り、ひとり2個までに制限される。

 また、航空機内においてモバイルバッテリー本体へ充電すること、およびモバイルバッテリーから他の電子機器へ充電することが一律で禁止される。機内での電子機器の充電については、座席に備え付けられた電源の使用が推奨されている。

 預け入れ荷物にモバイルバッテリーを含めることは、これまで通り禁止されており、必ず機内に持ち込む必要がある。機内では座席上の収納棚には入れず、手元で保管することが求められる。

4月中旬から適用、3月30日まで意見を募集

 今回の変更は、国内外の機内でモバイルバッテリーの発煙・発火事例が相次いでいることを受けた措置となる。世界的な航空機内でのリチウム電池関連の火災増加により、国際民間航空機関(ICAO)においてリスク管理の必要性が議論され、国際基準の緊急改訂案が提出された。

 3月下旬に開催予定のICAO理事会での審議・採択を見据え、国交省では国内の告示や運用基準の改正を検討。新基準の適用開始は4月中旬を予定している。ただし、ICAO理事会での採択結果によっては、内容が変更される可能性がある。

 意見は電子政府の総合窓口「e-Gov」、電子メール、郵送のいずれかで受け付けている。