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「投資の始め方がわからない」現役世代に刺さる、ドコモショップのマネックス証券サポート

 ドコモショップの店頭で、マネックス証券の口座開設をサポートするサービスが始まり、約1カ月が経過した。実際の店舗ではどのような状況なのだろうか。東京都府中市にある、ドコモショップ府中店を訪ねた。

店頭で口座開設の設定をサポート

 ドコモショップの店頭で、証券総合取引口座やNISA口座の開設サポートのほか、dカード積立やdアカウント連携、かんたん資産運用の操作・設定サポートを受けられる。証券外務員資格を有するドコモショップ店員がユーザーのスマートフォンの操作をサポートする。

 手続きには、スマートフォンのほか、マイナンバーカードが必要で、dカード積立のサポートを受けたい場合はdカードなどを持参する必要がある。

ドコモショップ府中店

 NISAを含めた投資に興味はあるものの、始め方がわからないという層は多い。ドコモショップ店頭では、マネックス証券の口座開設を無料でいちからサポートする。ドコモショップで案内されるサービスではあるが「ドコモのサービス」ではなく、マネックス証券を委託元金融機関として、ドコモショップを運営するコネクシオが、金融サービス仲介の委託契約をマネックス証券と結ぶという形で提供されている。

 実際に案内を担当するドコモショップスタッフは「証券外務員資格」を取得している。金融商品取引法や有価証券などに関する基礎的な知識が求められ、府中店の男性スタッフは2週間程度勉強して取得したという。ドコモショップ府中店の場合、同資格保有者は3人在籍している。接客時には、コネクシオの所属であることを明示することになっており、証券外務員資格を保有していることは、ユーザーからの信頼も勝ち得ているという。

口座開設には時間がかかる。店頭開設操作を終えた際には開設後のサポートの予約も受け付ける

現役世代の女性が多く利用

 ドコモショップ府中店の場合、マネックス証券のサポート関連で相談に訪れる人の多くは30代~50代の現役世代。女性が7割を占めているという。訪れる人は「投資を始めたいけど、やり方がよくわからない」というケースが多く、サービスの想定通りの需要を満たしているようだ。

マネックス証券関連のサポートは、あくまでユーザーの自由意思に基づいたもの。その旨が記載された同意書を取り交わす

 携帯電話ショップの店頭サポートといえばシニア層の利用が多いイメージだが、証券口座の開設は現役世代にとってもハードルが高い。府中は都心へ通勤するファミリー層が多い「ベッドタウン」という土地柄でもあってか、同店では30代~50代といった“ショップのサポート利用としては比較的若い世代”の来店が目立っているという。

 マネックス証券の口座開設のサポートを目的とした来店が、dカード GOLDをdカード PLATINUMへアップグレードするなどの効果にもつながった実績もある。また、都心部や八王子に在住のユーザーが来店することもあるなど、引き合いは多い。

 投資に前向きな若い世代が訪れるケースが多い。ドコモショップでNISAなどのサービスを提案する場合、75歳以上の利用者はその対象外となる。また、個別の金融商品を案内することはない。

今後の店舗展開は

 同サービスは、1月29日に全国のドコモショップ35店舗で先行して展開している。いずれもコネクシオが運営する店舗だが、将来的にはほかの代理店事業者が運営する店舗での展開も視野に入れる。

 場所の展開については、店舗ごとの需要を考慮しつつコネクシオの判断をもとに広げていく。ドコモショップは、駅前や施設のテナントなど、幅広い場所に分布している。エリアの属性や戦略の分析、対応できるスタッフの確保などが必要という。

 ドコモとマネックス証券では、最終的に全国1000店舗でのサービス展開を目指している。