iPhone駆け込み寺
「iPhone 12 mini」「iPhone 12 Pro Max」のサイズが気になりまくなったのでボール紙で再現してみた
2020年10月22日 00:00
10月23日、いよいよ「iPhone 12」シリーズが発売される。ただし、その日に登場するのは「iPhone 12」と「iPhone 12 Pro」という6.1インチディスプレイの2機種だ。
一方、3週間後の11月13日にはコンパクトな「iPhone 12 mini」と、ビッグな画面でカメラがすごい「iPhone 12 Pro Max」が登場する。どちらも、こだわりを持つ人には気になるモデルだ。「iPhoneは全て買う」ことにしている筆者は、どちらにせよ全部買うのだが、しかし後発2モデルのサイズ感も気になってしまい、とりあえずその大きさを再現してみることにした。ボール紙で。いや、3Dプリンタとかないんで。
iPhone 12 miniはいまどき珍しいコンパクトなサイズ感
まずiPhone 12 mini。こちらは片手サイズながら最新スペック搭載の新デザインを採用している。さまざまなモデルの存在するAndroidスマートフォンを含め、ここまでコンパクトさと使い勝手、スペックのバランスに優れたモデルはイマドキ極めて珍しい。この10年、人間の手のひらは大きくなってないと思うが、スマホの画面はずいぶんと大きくなったと思う。
ボール紙で再現したiPhone 12 miniを手に取ってみると、これがまたコンパクトなのだ。サイズ感としてはiPhone 7など4.7インチモデルに近い。ちなみに重量もiPhone 7の138gに近い133gになる(ボール紙では重量を再現できてないが)。
このサイズだと中指薬指だけでしっかり握れるので、安定させたまま親指でかなり広い範囲をタッチできる。片手でも画面の隅々までタッチできそうだ。できれば落下防止のストラップや保護ケースが欲しいところだが、スマホリングは不要かもしれない。。
このiPhone 12 miniのサイズ感、これまでiPhone SE(第1世代)やiPhone 7など、4/4.7インチのiPhoneに慣れた人には圧倒的にオススメだし、そうでなくても、普段使っている5.5インチ以上のiPhoneに「ちょっと片手では使いにくいな」と感じている人は、乗り換える価値があると思う。
いろいろな障壁を乗り越える必要があるものの、コンパクトスマホが欲しいなら、Androidスマートフォンからの乗り換えにだってオススメだ。
iPhone 12 Pro Maxは両手操作向け
デカい方のiPhone、ことiPhone 12 Pro Maxはというと、ちょっと片手では操作しにくいかな、というサイズ感だ。スマホリングが欲しくなる。iPhone 11 Pro Maxあたりと似ているようでいて、実は若干大きくなっている。
このサイズ感だと、片手で使うにはスマホリングが必要だが、両手で使う派のユーザーには、ほどよいサイズ感だと思う。ズボンやシャツのポケットにはちょっと大きくて重たそうだが、カバンに入れて持ち運ぶ派には関係ないだろう。通知やSuicaはApple Watchを使い、iPhoneは基本的にカバンに入れっぱなしであまり取り出さない、という方にとっては、このサイズも抵抗感なく受け入れやすいだろう。
iPhone 12/12 Proはその中間、iPhone 11 Proに近いサイズ感
iPhone 12/12 Pro、だいたいiPhone 11 Proと同じサイズ感。iPhone 11よりはややコンパクトだ。
ちなみにiPhone 12は162g、iPhone 12 Proは187gと、両モデルは同サイズながら重さに25gほどの差がある。たったの25gだが、実際に手にしてみると、iPhone 12の方が確実に軽く感じられる。軽さ重視の人にとっては、値段だけでない、iPhone 12の有利なポイントかもしれない。
ケース製品はすでに発売中。mini向け製品も売ってたけど……
iPhone 12/12 Proの発売は10月23日だが、10月21日時点で家電量販店に行くと、すでにケースなどのアクセサリーが販売されていた。筆者が気づいていなかっただけで、もっと以前から販売されていたのかもしれない。
しかも発売まで3週間もあるiPhone 12 miniのケースも販売されていた。
ひとまずiPhone 12/12 Pro向けとして、筆者は今回、エレコムの0.7mm薄型ソフトケース、そして「iPhone 12 mini」向けの0.8mm薄型ソフトケースを買ってみた。ちなみに作ったボール紙のiPhone 12 miniはちょっと縦に長かったようで、ケースには微妙に入らなかった。
手元に実機のあるiPhone 12をクリアケースに入れても、当たり前だがMagSage充電器は利用できた。純正のクリアケースはやや高価なので、こういったサードパーティ製のアイテムもオススメできる。ちなみに今回、筆者が手にした純正ケースは装着していることをiPhoneが認識する。MagSafeには、Apple Payとは別にNFC機能が備わっており、関連アクセサリーの情報を得られるようになっている。
筆者が見た量販店では、iPhone 12向けの販売スペースがもっとも広そうだった。しかしiPhone 12 mini向け製品にも、かなりのスペースが割かれていた。一方、iPhone 12 Pro Max向けの販売スペースは、まだ見当たらなかった。
実はケースなどのアクセサリー商品で、iPhone 12 Pro Maxだけ製品ラインナップが少ない、というアクセサリーメーカーは少なくないようだ。ケースなどのアクセサリーで楽しみたい人にとっては、そうした点も、「iPhone 12」シリーズを選ぶ上で大切なポイントになるかもしれない。