スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

2022年に購入&使用して現在も「イイなぁ♪」と思えるのはコレっ!!!

Appleデバイスは高いけど非常にイイ!!!

 2022年の本連載は今回が最後の更新。なので今年買ったり使ったりしてきたものを振り返ってゆきたい!!! だが品数が多いので、とくに良かったものに絞って振り返りつつ現在での使用感などを書いてゆきたいッ!!!

 まず2022年4月半ばから使い始めたApple「Mac Studio」。50万円オーバーで購入した。けっこう思い切って購入したが、納得感&満足感が現在までずーっと継続している。

Apple M1 Ultraチップ搭載のMac Studioを購入した。メモリは64GB、ストレージは2TB SSDで、価格は54万3800円。

 スゲく速いSoCことApple M1 Ultraだが、俺の用途においてはオーバースペックといえよう。だがいいのだ。俺の場合は「そのときに手に入るなるべく高性能なコンピュータを買う」ことにしているから。コンピュータパフォーマンスの新体験になることが多いし、何より何年も先までしっかり使えることがとても多いからだ。

 で、このMac Studioでも新体験を多々味わった。エラく快適な4K動画編集や動画エンコーディング、爆速て立ち上がるAdobeアプリ、画像処理もしっかり速く……つーか「遅いなあ」と感じることはほぼナイ。

 それなのに、Mac Studioは全然熱くならない。まだまだ役不足らしい。ともあれ真夏に4K動画編集しつつ動画のトランスコードとかしても、ファンの回転音が少しも聞こえてこないのだった。本体も熱くならない。本体後方の排気口に顔を近づけてやっと「ああ、いつもより少しは排気が多め……かな?」と感じられる程度なのだ。

Mac Studioの後方にある排気口。排気口というより無数の穴が開いた排気パネルって感じ?
吸気口は本体底面にある。穴だらけのリングがそれ。

 それからポート類が豊富なこと。前面には2つのThunderbolt 4(最大40Gb/s)ポートとSDXCカードスロット(UHS-II)があり、後面にはThunderbolt 4ポート×4、10Gb Ethernet、電源、USB-A(最大5Gb/s)×2、HDMI、3.5mmヘッドフォンジャックがある。

 わりと先々まで使えそうなUSB-CポートっていうかThunderbolt 4ポートがたっぷりある。そしてこれも(接続するデバイスが十分速ければ)速い。テザー撮影の快適さが向上し、SSD利用はスゲく快適に。

 もう理想的。速いでしょー、接続性も高いでしょー、コンパクトでしょー、そして超静音。なんとまあスゲいコンピュータなんだろうかMac Studioは。

 あと今年買ったAppleデバイスは、ほかのも良かった。iPhone 14 Pro Max、AirPods Pro(第2世代)、Apple Watch Ultra、そして12.9インチiPad Pro(第6世代)。前者3つについては12月12日更新の「スタパ齋藤のApple野郎」で振り返っているので、そちらをゼヒ!

デスクトップ用入力デバイス×2も非常に良かった

 それからキーボードとマウス。ワイヤレスの東プレ「REALFORCE(Mac用・英語配列)」と、ロジクールのハイエンドマウス「MX MASTER 3S」だ。

 これらの好印象な使用感は、上記リンクにあるとおりで変わっていない。キーボードは打鍵感が非常によく、配列もじつにマトモで俺好み。ワイヤレスでこの使用感のキーボードが使えるのが非常に嬉しく、その嬉しさは現在も継続している。マウスも、ロジクールのハイエンド製品は相変わらす使いやすい。

 ただ、両者に若干の問題も。いや、問題というほどでもなく、ほんの小さな違和感がある(あった)。

 キーボードについては拍子抜けすることがあった。機能的にはぜんぜん問題ないのだが、ワイヤレスキーボードなので設定した時間がくるとスリープしちゃうんですな。

 たとえばマウスだけでWeb記事を読み続けていたら知らない間にスリープ。キーボードを使って文字列をコピーして検索窓にペーストしたつもりが……あれ? ペーストされない……あっスリープしてた。みたいな。スリープからの復帰には電源ボタンを押す必要がある。

 ただ、これについては解決策が用意されていた。具体的にはキーボードとPCをUSB接続して「REALFORCE CONNECT」アプリを使い「エコモード変更」で細かな設定をする。「エコモードLv4」のカスタム設定で「電源オフ」でなく「無線オフ」にしておけば、キーボードがスリープしてもいずれかのキーを押すと再接続するようになる。再接続は電源ランプが一瞬光って直後につながるので、まあ1秒待たされない感じ。

 でも最初の1打鍵は入力されないので、ワイヤレスでスリープモード(エコモード)を持つキーボード特有の違和感となってはいる。まあ、しばらく入力していなかったときは、commandキーとかcontrolキーとかを一度押し、その後おもむろにキーボード操作を始めるというクセをつければいいだけではある。俺にはそのクセがついた。

 マウスに関しては、なんとなく予想していたが、やはり少し変色しつつベタついてきた。ちょっと気持ち悪い現象である。

親指が当たる箇所が薄茶色に変色し、少しベタベタしてくる。おそらくブリーディングだと思う。
指が当たる箇所は同様に変色してややベタベタしてくる。クリックボタンは元の色のまま。変色しているエリアはラバー質感の樹脂で、クリックボタンは硬質な樹脂だ。

 以前に使っていた2つのMASTERシリーズマウスの表面もベタついた。原因は、マウス表面の合成樹脂素材が起こす「ブリーディング」や「ブリードアウト」と呼ばれる現象だと思われる(bleedとは「血が出る」「樹液が滲み出す」という意味)。これは合成樹脂の表面に主成分(ポリマー)とは異なる合成樹脂構成物質が滲み出てくる現象だそうで、表面が合成樹脂のいろいろな製品で起きる。ベタは拭き取れば一時的になくなるが、しばらくすると再度滲み出す(ベタつく)ことが多い。

 一見、手垢に見えるじゃないスか。でも「あっこのマウスもベタつき始めた」と思ってからは、マウスを使う前にしっかり手洗いをしている。また変色を発見したらそのまま使って夜まで待って、その部分を水で少し濡らしたマイクロファイバークロスで強く拭いて変色をなるべく落とし、就寝。でも翌日また変色が強くなっていたりするのであった。

 カラーがペールグレーというのも、変色が目立つ要素なんでしょうな。じつは前の2つのMASTERシリーズマウスのベタつきよりも、このマウスのベタつきのほうが「ややアッサリしている」という印象。触ると「ベタついて……るのか、な? あぁ少しベタついてるか」みたいな、うっすらしたベタつき。なので、変色に気づかなかったら「このマウスのラバー質感はこういうもの」とベタつきを見つけられなかったかもしれない。

 でもこのベタつき&変色以外は、スゲくイイんスよこのマウス。静かだしポインター精度も高いし、各ボタンも実用的。トップクラスの機能性があるマルチボタンマウスだと思う。

電子決済方法をiPhoneにシフトしたものの……

 電子マネーとしてSuicaしか使えなかったiPhoneが、2021年10月後半からnanacoやWAONにも対応した。「あとEdyにも対応してくれれば!」とか思う俺が多用する電子マネーは、SuicaとWAONとnanacoとEdy。「Edyだけ物理Felica(カードとか)で使うのもなぁ」と考え、それまでどおり4つの電子マネーを「Rakuten Mini」上のおサイフケータイで使っていた。ちなみにコード決済はほぼ使っていない。

 でも去年にRakuten Miniがディスコンだということを知ってショーック! 「最高に小さくて便利なおサイフケータイ決済デバイスなのに! じゃあ備蓄するしか!」と予備を購入したり、おサイフケータイ対応の別の小型Android端末を試してみたり。

 ただ、そうしているうちに「まあEdyはカードで使うとして、メイン端末がiPhoneなんだから電子マネーもiPhoneで全部使うようにしようかな」と思うようになった。iPhone 13 miniをメイン端末として使ったら非常に良かったという後押しもあった。あと楽天モバイルの新料金体系「Rakuten UN-LIMIT VII」が開始されると、そのままRakuten Miniを使っていると月に1078円かかるようになるというのもあった。

 結局、6月頃に電子マネーをiPhoneに移行。Edyだけコイン型Felicaで使うようにした。電子決済方法をiPhoneにシフトしたというわけだ。
 そのまま半年ほどそのスタイルが続いたが、そこで手に入れちゃったのが「Google Pixel 7 Pro」。スゲくイイんですよこの端末!

 ってコトで、iPhone 13 miniとiPhone 14 Pro MaxとPixel 7 Proの3台持ちにしようと思った。のだが……うーん3台はさすがになあ、と。

 よーく考えた結果、iPhone 14 Pro Maxをメイン端末で映像機器&決済端末として、サブでPixel 7 Proを使う2台持ちというスタイルに。だが現在よーく考えてみると、決済端末としてはAndroidのほうが便利で自由度が高いと感じられるので、Pixel 7 Proをサブ端末&決済端末にしようかなと考えている俺なのであった。

 と、長々書いてしまったが、そのくらいPixel 7 Proは俺のスマートフォン事情に影響を与えた端末なのだ。それまでにもPixelシリーズを使っていたが、Pixel 7 Proはスゲくイイ。今後もガシガシ使ってゆきたい!!!

ナニゲにシレッと大活躍している「Anker 637 Magnetic Charging Station」

 2022年4月頃に使い始めて現在まで、ずーっと机の上にあって頻繁に役立っているものがある。アンカーの「Anker 637 Magnetic Charging Station」だ。8つの機器を同時に充電できるという充電ステーションである。

MagSafe対応の充電ステーションで、MagSafe対応iPhoneなどをワイヤレス充電できる。丸くてカワイイ。
後部には3つのコンセント(ACアウトレット)と4つの充電用USBポートがある。
MagSafe充電しつつUSB充電もしまくれて、3つ口マルチタップとしても役立つというわけだ。

 いわば「8方に同時給電可能」な卓上充電&給電機器。でもコンパクトに置けて、外観も静か。シンプルだがかなり多機能で、毎週何度も役立ってくれている。

 非常に良い製品だと思うのだが、しかし、ちょっとした欠点がある。それは「やや軽い」ということだ。

MagSafe充電したiPhoneを取り外そうとすると、そのまま充電台がiPhoneに吸着して持ち上がっちゃったりする。充電台が軽いことが原因の使いにくさだ。iPhoneを外すときに端末を充電台にやや押し付けつつ傾ければ、この問題を回避できる。

 充電台の軽さからくるMagSafe部分の問題は、端末の外し方を工夫すれば大丈夫ではある。だが、ほかに「硬め太めのACケーブルをつなぐとケーブルのハリに引っ張られて充電台がコロッと倒れる」という問題もある。やはりこの充電台は「十分な重さがない」のだ。そこで……。

機能的にはスゲく優れたAnker 637 Magnetic Charging Stationの重さを増すべく、「鉄の台」という金属プレートを充電台下部に貼り付けることにした。
四角い鉄の台のほうが重く、貼り付けたときの使用感が良好だが、丸いのでもなんとかなったので、見栄え優先で丸いのを使用。鉄の台の側部に白のマスキングテープを貼っている。

 重りを底部に貼り付けることで、浮いたり転がったりする問題をまずまず解消できたAnker 637 Magnetic Charging Station。後継機を発売するなら、ぜひもっと重くて安定感のある製品にしてほしい。

ほかにもイイものいろいろ、なかなか豊作な2022年だった

 前出したアイテムほど「スゲい!」って感じではないものの、現在でも「やっぱりコレいいわー」と思えるものがほかにもある。以下、ダイジェスト的にご紹介。
 まず発見してから継続的に使い続けているスマートフォンケース。“ほぼ裸ケース”こと「THE FROST AIR」や、それに類似した極薄ケース類だ。

これは「THE FROST AIR」シリーズ。写真はiPhone用で厚さ0.8mm以下、重さ約8g。2749円。衝撃からの端末保護効果はほぼなく、傷つき防止のためのケースだ。表面がサラサラしていて指紋がつきにくい。
こちらはmemumiブランドの極薄ケース。1699円と安く、薄さや軽さや触った感じはTHE FROST AIRとほぼ同じ。カメラレンズ部がよりしっかり覆われていることもあり、俺的にはコチラが好き。

 それから「GoPro HERO10 Black」。もはやジンバルなどの揺れ防止機器も必要としない「スゲいブレ補正機能」があるアクションカメラだ。画質も上々。使いやすさもかなりナイス。完成度が非常に高いと思う。仕事でも活躍してくれている。

ポケッタブルなサイズ感のGoPro HERO10 Black。だが、動画撮影用カメラとして異次元の性能を備えている。
操作や設定、スマートフォンとの連携も容易。使いやすいのであった。

 あと「これやってよかった」と思うのが、USB Type-Cケーブルへのラベル付け。性能違いが多いUSB Type-Cケーブルは、「どういう性能なのか」がわかるラベルなどを付けておかないと、どれがどれだか……という状態になる。これを防ぐべく、手持ちUSB Type-Cケーブルの性能調査およびラベル付けをしたら、それ以降、非常にスッキリとUSB Type-Cケーブルを利用できるようになった。

ラベル付け前の「USBケーブル置き場」。とくにUSB Type-Cケーブルの性能の違いで混乱をきたしていた。
そこで性能を調べるグッズを使い、まずUSB Type-Cケーブルの性能を書いたラベルを付けた。結果、「こっちのほうが速度が速い」「充電はこのケーブルでいい」的なことがすぐにわかるようになった。

 あと、ワイヤレス軟骨伝導ヘッドホンのオーディオテクニカ「ATH-CC500BT」。これも印象的だ。現在でも室内でたまに使っている。

オーディオテクニカ「ATH-CC500BT」は、2004年に見つかった第3の音の経路「軟骨伝導経路」を利用した「耳の穴を塞がないヘッドホン」だ。骨伝導ヘッドホンと比べると明らかに高音質だと感じられた。最初使ったときは「えっマジ? スゲく高音質!」と驚いた。

 ただこのヘッドホン、屋外で使うと、やや騒音がある状態では「音量が足りない」と思うことが少なくない。なので屋外ではもっぱらAirPods Pro(第2世代)を使っている。また室内でもペアリング先切り替えの利便でAirPods Pro(第2世代)を使いがちなので、「けっこう画期的な製品だが使い所が少ない」という状況になっていて、少々残念。

 てな感じで2022年に採り上げた品々を振り返ってみた。けっこうたくさん「現在でもイイと思える製品」があった。豊作って感じの2022年だった。

 今年も本連載をお読みくださってありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。

 よいお年をお迎えください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。