スタパ齋藤のApple野郎

iPhoneとiPad用のほぼ裸ケース「THE FROST AIR」その後、ソックリ品も見つけた

超薄iPhoneケースは猛暑でも快適、そして意外に頑丈!?

 CASEFINITEの「THE FROST AIR」シリーズを使用中。iPhoneやiPad mini 6などスマートデバイス用の超薄ケースで、半透明で表面がマット仕上げなのがひとつの特徴だ。これを1カ月少々使っている。

こちらはiPad mini 6用。厚さ約1mm、重さ約26gの超薄軽量ケースだ。4999円。
アイスホワイトのカラーは端末の色がうっすら透ける半透明。表面のサラサラ感もイイ感じ。
こちらはiPhone用。厚さ0.8mm以下、重さ約8g。2749円。

 このケースを買った理由などは上記リンク先のレビュー記事に書いたが、一口に言えば「汗ばむ季節はケースがヌルッとした感触になってイヤ」ということ。指の汗がケースをヌルリとした感触にしつつ、ケースも汗で汚れたような感じになりがち。これを解消できる、表面がマット質感のケースがないかなと探して見つけたのがTHE FROST AIRシリーズというわけだ。

 1カ月少々使って感じるのは、スンゲく快適であるということ。表面がサラサラした感触で、指の汗が付着して気持ち悪いというようなことはほぼ皆無となった。指の油や汗で汚れない(というか汚れても目立ちにくい)ので、とても快適に使える。ツイデに手から滑りにくいので、意外な安心感もある。

 ただしコレ、耐衝撃性はほぼないケース。超薄なので、落としたりすると端末へ衝撃がダイレクトに伝わってしまう。保護ケースというよりは、傷防止ケースって感じですな。

 だがその一方で、iPhoneなど端末をほぼ裸で使っているというサイズ感となる。iPhoneって薄かったんだ〜みたいに、端末の薄さ小ささを再発見できる。また、アイスホワイトのカラーだと端末の色が透けて見える。ケースとしてのデザイン性にも優れていると感じる。

端末の色がこんな感じで透けて見える。うっすら色が見え、なんとなくお上品な感じ!?

 超薄なので、端末に対して着脱するとき、ボタンやコネクター部の細い部分が割れたりする? という不安感がある。しかし、既に何度も着脱を繰り返しているものの、割れたりすることもない。まあ慎重に着脱してはいるのだが、超薄でもけっこー耐久性があるのかもしれない。

 ただ、このケース独特の“傷つき方”がある。たとえば硬い物でカリッと引っ掻いちゃったりすると傷つく。場合によっては微細なササクレのような状態になり、その部分は指先の感触で「あっササクレっぽい傷だ」というふうに感知できる。

 このケースはポリプロピレン製だそうだが、TPUなどの柔らかい素材とは違い、けっこう傷つきやすいようだ。まあ、傷といっても、肉眼だとよーく見ないと見えない傷で、指先の感触でわずかにわかる感じなので、気にならないレベルではあるが。

 と、なんだかんだ言いつつ、このケースをヒッジョーに気に入って使用中の俺。予備を買おうかな、とか思うほどである。

THE FROST AIRより1000円くらい安い超薄ケース発見

 いやマジでTHE FROST AIRケースの予備買っとこうかな。気分的には、この先、そーとーな理由がない限りこれ以外のケース使わなそうだし。じゃあ予備を……と思うと同時に、「THE FROST AIRのような超薄ケースってほかにもある?」と考え、探してみたら間もなく発見。

 それはAmazonで売られていたmemumiブランド品で、iPhone 13 mini用iPhone 13 Pro Max用を買った。どちらも1699円だった。

さっそく購入。memumiってメムミって読むのかな? ミェミュミ? ブランドのサイトもあるが、微妙に怪しい日本語が微笑ましい。

 前出のTHE FROST AIRのiPhone用ケースは2749円で、memumiのケースは1699円。1000円以上安いのであった。

 memumiのケースはポリプロピレン製で超薄。触った感じはTHE FROST AIRとほぼ同じ。よく見ないと違いがわからないくらい、よ〜く似ている。

 ん? んんん? なんかmemumiのケースのほうがよくない? 1000円以上安いし。薄さも変わらない感じだし。触り心地もいいし。てゅーか、もしかして、memumiのケース作ってる工場がTHE FROST AIRも作ってたりする……のかどうかは全然わからないが、 ザックリ言って、俺的にはmemumiのケースのほーが好印象な感じに。

薄さも感触も負けていないmemumiケース、保護性能はmemumiケースが上?

 俺的価値観において、見るほどに触るほどに、memumiのケースのほうがよく見えてくる。ただ、memumiのケースについて一点だけ気に入れない箇所がある。それはケース背面にmemumiのロゴ刻印があることだ。

memumiのケース背面には、「memumi protection from memumi !」というロゴとメッセージが刻印されている。小さく色もないのでパッと見では気づかない程度ではある。
ただし光の加減によってはキラリと目立ったりもする。

 THE FROST AIRケースの場合はロゴは無し。敢えてロゴを入れないこだわりがあって好印象なのだが、memumiケースにはそういうこだわりがないようだ。

 ただ、その点以外はだいたい好印象なmemumiケース。THE FROST AIRケースと比べて「memumiケースのほうがいいかも」と思える点もある。

左がTHE FROST AIRケース、右がmemumiケース。一部違いがあるが、感触や使用感はほとんど同じ。
THE FROST AIRケースは「厚さ0.8mm以下」、memumiケースは「0.3㎜超薄型 」を謳っている。実際に背面部分の厚さを測ってみると、どちらも0.5mmだった。素材はどちらもポリプロピレンで、表面はマット仕上げ。
memumiケースのボタン部の切り抜き。キレイに仕上がっている。これはTHE FROST AIRケースでも同様。
memumiケースのLightningコネクター周辺の切り抜きや穴。キッチリとキレイ。THE FROST AIRケースも同様。
memumiケースの右側ボタン部の切り抜き。これもキレイ。THE FROST AIRケースも同様で、こういった部分はほぼ同じ作りになっている。どちらのブランドの品も十分高品位だと思う。
memumiケースのカメラ部の切り抜き。2つのレンズ、マイク、LEDライト以外は覆われている。周囲が盛り上がっていてレンズが保護される。
こちらはTHE FROST AIRケースのカメラ部。穴がひとつあるだけのわりと簡素な切り抜きだ。

 ケースとしてはほぼ同じ使い勝手だが、memumiケースはカメラ部の保護性が高いように感じられる。よりしっかり守っている、みたいな。memumiロゴが入っているのが微妙だが、THE FROST AIRケースより1000円以上安いとなると……てな感じ。

 memumiの超薄ケースもまた、iPhoneの薄さ小ささなどを再発見できつつ、汗の季節でも爽快に使える手触りがある。外見的にも静かでキレイ。このタイプのケース、気に入る人は超気に入ると思うので、興味があればゼヒ♪

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。