7月1日から楽天モバイル回線の0円運用が不可能になるけどぉ〜

俺の愛するRakuten Miniも月に1078円かかるのかーッ!?

　2022年5月に発表された楽天モバイルの新料金体系「Rakuten UN-LIMIT VII」。これまではデータ通信量によっては0円で回線を維持できたが、7月1日からは税込月額1078円～3278円となる。既存の楽天モバイルユーザーは、7月1日付けで自動的に新料金体系へと移行される。なお、2022年10月末までは「1GB以下の利用なら月額料金が実質0円」になる。

　俺は楽天モバイルユーザー。これまで楽天モバイル回線ではほとんどモバイルデータ通信をせず使ってきたので、料金は0円が続いていた。ナゼかというと、Rakuten Miniを電源オフにしておサイフケータイとしてだけ使っていたからだ。もう2年くらいそうしている。

Rakuten Miniは決済専用端末として超愛用している。去年末にRakuten Miniの生産完了を知って焦って予備端末を買ったほどである

　Rakuten Miniは決済専用端末となっていて、外出時は必ず携帯する。携帯するというよりも、身分証明書やクレジットカードや少々の現金が入った財布に、Rakuten Miniを入れている。外出時は財布を携帯し、外での決済時は財布ごとカードリーダーにタッチして支払っているのであった。

　決済時以外はRakuten Miniをほぼ使っていない。でも7月1日からは、俺みたいに通信をほぼしないユーザーでも税込月額1078円かかってしまう楽天モバイル。ん〜どうしましょ？

　でもまあ、Rakuten MiniってIIJmioのeSIMでも使えたし、一度Rakuten MiniからeSIMをインアクティベート / 無効化してもモバイルSuicaアプリが起動できなくなるわけではいし。とりあえず楽天モバイルは解約もしくはMNP転出かな、と。

　おサイフケータイを使うためだけに税込月額1078円かかるのって……ね。ともあれ、長い間0円運用させてくださってありがとうございましたっ！

　今後はRakuten Miniはおサイフケータイマシンっていうか、Rakuten Mini内のFeliCaを使う板っていうか、FeliCaケースとして使ってゆく!!!　たまにWi-Fiだけで通信して!!!

……ん？　iPhoneを決済端末にすればイイのかもしれない

　俺の場合、おサイフケータイではSuicaとEdyとWAONとnanacoを使っている。色々理由はあるのだがさておき、Rakuten Miniから回線が抜けてしまうと「Suica / Edy / WAON / nanacoをそれぞれ物理的なカードで持ったほうがコンパクト」であり「緊急時にスマートフォンとして使えるというメリットもなくなる」のであって、んんん〜？　回線ナシのRakuten Miniをおサイフケータイとして使うメリットって……あるのか？　みたいな。

　そう思うと同時に、現在ではiPhoneでSuicaに加えてWAONとnanacoも使えるようになっている。ほかコード決済など多くの決済方法にも対応しているのはご存知のとおり。ザックリ言えばEdy以外はiPhoneでもほとんど使えるようになっている。

現在の俺のメイン端末であるiPhone 13 mini。この端末で電子マネーも少々使う。Apple Watchのペアリング先もこの端末。小さいスマートフォンは携帯性がいいし凝縮感もあってとてもイイ♪

　じゃあ、もうRakuten Miniとか言ってないで、iPhoneを決済端末にすれば？　そうかも。

　それにiPhone 13とかのロック解除って、現在かなり好都合になっている。通常はFace IDでパッとロック解除できるし、Apple Watchでも解除できるし、Face IDはマスク着用状態でもロック解除できるようになった。なので、「ロック解除が不便だからiPhoneでの決済が面倒」という場面もなくなっている、ハズ。

　俺の場合はおサイフケータイ使用時にロック解除などの手間をなくすために、Rakuten Miniのおサイフケータイをロックなしで使っていた。店舗で決済方法を伝えるか選ぶかしてリーダーにタッチすれば、自動的に決済完了。そのスムーズさも好きである。

　一方、iPhoneだとエクスプレスカード以外は「決済するカードを選択する」という一手間がある。また以前はカードを選択する前に「マスクを外してFace IDのロックを解除」という一手間もあった。決済端末としてはセキュアで良いのだが、手間がかかって決済時にちょっと焦るという鬱憤もあった。

　でも現在はマスク着用でもロック解除できるようになったiPhone。基本的にはiPhoneのサイドボタン（電源ボタンダ）ブルクリックでFace IDが顔認識してiPhoneのロック解除がなされると同時にApple Payが起動して決済待ちになるので、そこで使うカードを選べばいい。iPhone 13 miniなら（小さいので）この操作を片手で行える。

　そうか、ちょっと手間があるとしても、セキュアだし、Rakuten Miniのときくらいスムーズに決済できそうだ。iPhoneを決済端末にすればRakuten Miniを持ち歩く必要はなくなり、荷物も減る。Edyはカード型かなんかの物理的なFeliCaを持ち歩くことになるとは思うが、物理的なEdyはたくさん持っているのだ。

リストバンド型、コイン型、カード型に裸のFeliCaまで、Edyはいろいろ持っている。一時、Edy集めが趣味だった……ようだ。

　ちなみにカード型のEdyは「Edyカード用楽天Edyアプリ」を使ってiPhoneからチャージすることができる。ので、iPhone（Apple Pay）でモバイルSuicaとモバイルWAONとnanacoモバイルを使い、カード型のEdyを持ち歩いても、全部iPhoneの操作でチャージなどができる。

　ん。いいかも。決済端末をiPhoneに移してみる件、やってみようかニャ。

おサイフケータイからApple Payに電子マネーを移行

　現在Rakuten Miniのおサイフケータイに入っている電子マネーは、Suica、WAON、nanaco、Edy。まずこれらをiPhone（Apple Pay）に移行できるかどうか。EdyはApple Pay非対応なので、Suica、WAON、nanacoを移行できるかチェックしてみる。

　まずSuica（モバイルSuica）だが、これは移行できる。方法はJR東日本の公式サイトで紹介されている。

　余談だが、俺の場合は既にiPhoneとRakuten MiniでモバイルSuicaを併用している。モバイルSuicaは1端末1アカウントで、それぞれのアカウントで違うメールアドレスを使って会員登録する必要がある。そしてRakuten Mini登録のメールアドレスを、iPhone登録のメールアドレスとして使いたいと考えたので、いったん両端末のモバイルSuicaを退会。返金処理（要手数料）をした。そして新規にiPhoneでモバイルSuica会員登録して使い始めた。

　さらに余談だが、退会前にアカウントをチェックしたら、JR東日本のポイント（JRE POINT）がたまっていた。なのでモバイルSuicaにチャージし、その後に退会（返金処理）を行なった。

調べてみたらJR東日本のポイントがたまっていたので、モバイルSuicaへとチャージ。その後にモバイルSuicaの退会・払い戻し手続きを行なった。506円もろた〜♪

　それからWAON（モバイルWAON）。機種変更などでもフツーに端末から端末へ移行できるモバイルWAONであり、その方法は公式サイトで案内されている。

　のだが、しかし。そのサイトの下のほーに「モバイルWAON（Android端末）からiPhoneへの機種変更の場合」という項目があり、ハッキリと「モバイルWAONからApple PayのWAONへの移行はできません。モバイルWAONの残高を使い切っていただく必要がございます」と書かれていた。あっそうスか。じゃあ使い切る方向で。

　そしてnanaco（nanacoモバイル）。これも公式サイトにて案内されている。移行は「iPhoneからiPhone」「AndroidからiPhone」が可能で、「iPhoneからAndroid」が不可能となっている。

　結局、Rakuten MiniからiPhoneに移行可能なのはモバイルSuicaとnanacoモバイルのみ。俺の場合、Suicaはメールアドレス絡みでいったん全部解約したので、nanacoモバイルのみの移行となった。

モバイルSuicaとモバイルWAONとnanacoモバイルがiPhone 13 miniに収まった。Edyも早くApple Pay対応になってほしい。

　その後、iPhone 13 miniでちょっと決済などしてみた俺だが、以前と違ってロック解除の手間が減ってスムーズさが増したので、気分よく決済できるのであった。そしてたぶん、Rakuten Miniのおサイフケータイ内に残った電子マネーを使い切ったら、Rakuten Miniはキレイに拭いて箱に戻して、そっとしまうことになるのであろー。

　ありがとう楽天モバイル！　残金使い切ってないからまだちょっと早いけど、ありがとうRakuten Mini！　とか思ったりした。