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スマホの通信、総合満足度はソフトバンクが首位―-MMD研究所の調査
2025年1月30日 13:56
MMDLaboが運営するMMD研究所は、「スマートフォンの通信の繋がりに関する調査」の結果を発表した。調査期間は2024年12月20日~23日に行われ、形式はインターネット調査。予備調査では、通信契約のあるスマートフォンを所有している18歳~69歳の男女1万人が対象となった。
また、本調査ではキャリア契約者2000人を対象とした。キャリア契約者は、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルそれぞれ500人。各社のサブブランドやオンライン専用ブランドも含まれる。
外出時の通信について
予備調査において、「直近半年で外出している際にスマートフォンの通信が途切れた経験」に関する質問では、73.4%が「途切れなかった」と回答。「途切れた」が26.6%という結果に。
2024年7月に行われた同調査と比較すると、「途切れた」は3.7ポイント減少している結果となった。
通信速度・安定性満足度について
予備調査から、4キャリアの契約者2000人を抽出し、「直近半年における通信速度および安定性の満足度」を聞いたところ、通信速度での満足度が高かったのは、ソフトバンクとなった。続いて、NTTドコモ、KDDI、楽天モバイルの順になっている。
次に、安定性での満足度が高かったのは、KDDIとなった。続いて、ソフトバンク、NTTドコモ、楽天モバイルの順となった。
外出時シーン別の繋がりやすさ
予備調査から、4キャリアの契約者2000人を抽出し、「直近半年の外出時の通信のシーン別繋がりやすさ」を聞いたところ、全体的に「繋がりやすい」という回答を最も多く集めたのはソフトバンクとなった。続いてNTTドコモ、KDDIの順になっている。
利用シーンでの「繋がりやすかった」「やや繋がりやすかった」を合わせると繋がる割合が多かったのは、「電車やバスなど公共交通機関での移動」が最も多かった。続いて、「繁華街」、「主要都市のターミナル駅(東京、名古屋、大阪など)」の順になった。
2024年7月の調査と比較すると、各社繋がりやすさが増えた結果となった。伸び率トップの項目はNTTドコモが「お花見や花火大会など」、KDDIが「展示即売会・物産販売会・フリーマーケットなどのイベント会場」、ソフトバンクが「スポーツ観戦(東京ドームなど大きな規模)会場」、楽天モバイルが「お花見や花火大会など」という結果になった。
通信の満足度
また、同じく4キャリアの契約者2000人を対象とした本調査で、通信サービスの満足度を聞いたところ、総合満足度のトップはソフトバンクとなった。続いてKDDI、NTTドコモ、楽天モバイルの順になった。
各サービスでの繋がる割合が多かったのは、「インターネットブラウザ」が67.8%と最も多いという結果に。続いて「通話(LINE通話など)」、「QR・バーコード決済」という結果になった。
2024年7月の調査と比較すると、各社利用サービスの繋がりやすさが増えた結果となった。特に伸び率トップの項目は、NTTドコモが「オンライン動画サービス」、KDDIが「インターネットブラウザ」、ソフトバンクと楽天モバイルが「SNS」となった。
通信の満足度をサービスごとに見ると、「インターネットブラウザ」「通話(LINE通話など)」「QR・バーコード決済」「SNS」「オンライン動画サービス」すべての項目でソフトバンクがトップになった。