スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

2021年に買って使って現在も「イイ♪」と思えるのはコレだッ!!!

Mac関連はだいたい全部イイ感じ

 2021年もアレコレ買って使ってレビューしてきた俺。本連載の今回は、今年最後の更新ということで、それら買って使ってきたモノを振り返ってゆきたいッ!!!

 しかしッ!!! 単に振り返るだけだとビミョーなので、現在でも「やっぱりコレはイイ」と思えるモノのみ、ガン見で振り返ってゆきつつ、読者様型の年末物欲発揮の一助となってゆきたいッ!!!

 で、まずは毎日使うデスクトップコンピュータ関連から。俺的デスクトップマシンはMacだが、今年はその環境が大きく変わったのであった。メインマシンがM1 Mac miniとなり、ディスプレイが曲面40インチディスプレイとなったのだ。

ディスプレイのDell「U4021QW」は40インチ曲面ワイドで、解像度は5120×2160ピクセル。
M1 Mac miniはディスプレイの後方、机上のアーム用ポールにマウントしている。

 当初はディスプレイのみU4021QWにリプレイスしたかったが、それまで使っていた古いMac Proはこのディスプレイの最大解像度に対応していなかった。なので、購入したディスプレイの最大の能力を発揮させるべく、そーんなに買うつもりはなかったM1 Mac miniを買ったという流れである。

 結果、M1 Mac miniもディスプレイも、どちらもヒッジョーに快適。M1 Mac miniのほうは、その後に恐らくmacOS Monterey(へのアップデート)が原因と思われるいくつかのちょっとした問題が出たものの、使い方やアプリによりひとまず解消した。ディスプレイのほうはなんら問題なくスゲく快適に使用中だ。

 結局、多くの処理をかな〜り高速で行えるM1 Mac miniの表示が、5120×2160ピクセルのディスプレイになされるので、とても快適。実質的な作業効率も大きく高まったと感じている。

 まあ、も〜しかしたら近い将来出てくるよりハイパフォーマンスなAppleシリコン搭載Mac miniを妄想すると、いまのタイミングで現行のM1 Mac miniを買うのは得策でないような気がする。もうちょっと待てば? 的な。
 しかし「現在使っているMacの処理性能に鬱憤を感じる」「今すぐ速いMacに乗り換えたい」というなら、M1 Mac miniはおすすめ。多くのアプリがズガーンと高速で動くようになる。あとM1 Mac miniはスゲく静音。静かなマシンを求めているユーザーにもかなりおすすめできる。最も奢ったハードウェア構成にしても20万800円で買えるが、これって凄いコストパフォーマンスだと思う。

 ディスプレイのほうは、広大なデスクトップを使いたいならおすすめで、Thunderbolt 3接続のUSBハブ機能を内蔵している点でもかなり実用性が高い。ただし一部Mac機種との相性問題があったりしつつ、けっこーお値段が張るディスプレイ。なかなかスッキリとは買いづらいという点で、俺的にもちょっとおすすめしにくいのであった。

 あとMacつながりで書くと、「Touch ID搭載Magic Keyboard(Magic Keyboard with Touch ID)」の、Touch ID部分がスゲく便利。購入してから毎日役立っている。

Apple「Touch ID搭載Magic Keyboard」のUS配列版を購入。M1チップなどAppleシリコン搭載Mac用のBluetoothキーボードで、右上にTouch IDセンサーを搭載。アップルストア価格は1万5800円。
Touch IDでの指紋認証ログオンやID/パスワードの自動入力が目的で、このキーボードからの文字入力は行っていない。なので、ディスプレイの横に立てて置き、Touch IDセンサーのみを使用している。

 このキーボードのTouch ID部分、スリープからの復帰時やWebサイトなどでのID/パスワード自動入力などがとてもスムーズになって便利。またTouch IDはボタンになっていて、これを押すとMacがスリープに移行するのも便利だ。Appleシリコン搭載MacBookをクラムシェルモードで使っていて、MacBookキーボード面にあるTouch IDセンサーに触れられないというケースでも役立つと思う。てゅーかマジな話、このTouch ID部分のみの製品も発売してほしい。

 デスクトップ関連としてさらに書くと、高さを変えられる昇降スタンディングデスクもイイ。ツイデに、ディスプレイの上にセットできる棒状のLEDライトもナイスである。どちらもおすすめ。

現在使っている仕事机。昇降スタンディングデスクで、モーターで高さを変えられる。椅子に座った状態でも立った状態でも使える机だ。脚部分と天板で合計4万1900円で購入した。
詳しくはリンク先にあるが、ディスプレイの上に2本の棒状LEDライトをセットして使っている。下はBenQ「ScreenBar Plus」で、手元のみを効率よく照らせる。上は自分の顔を照らすための棒状LEDライト。

 昇降スタンディングデスクは、椅子に座りっぱなしを防止できたり、より正しい姿勢で作業できたりとメリットが多い。価格も下がってきたので、興味のある人にはおすすめしたい。

 の、だが、左右1本脚のデスクって、昇降云々以前に揺れやすいですな。また現在のディスプレイは中央で1本の棒で支えられたワイドなディスプレイ。ディスプレイ形状および左右1本脚デスクってことで、けっこー揺れがち。キーボードを叩いている程度では揺れないが、机面に腕がぶつかったりするとグララッと揺れる。まあ仕事に支障はナイんですけどネ。

 ディスプレイの上の棒状デスクライト(下のScreenBar Plusではないほう)は、ビデオ会議のときに超便利。明るさを調節できつつ、顔をしっかり照らせて、目にキャッチライトが入って瞳が輝いて元気そうに見え、顔のシワやほうれい線なんかもちょいと消せる。もちろん(俺みたいに2段重ねにしなければ)机上を照らしたり、机上の書類をちょっとスマートフォンでスキャン(撮影)したりするための照明としても役立つ。汎用的でありかつ置き場所に困らないという点で、かなりおすすめ。

モバイル方面のAppleデバイスもナイスだゼ!!!

 続いてiPhoneとかiPadとか。今年はiPhone 13 Pro MaxとiPad mini 6を買ったが、俺的にはどちらにも大満足している。

今年はiPhone 13 Pro Max(256GB/シルバー)を購入。
さらに第6世代 iPad mini Wi‑Fi + Cellularモデル(256GB/スペースグレイ)も購入。

 リンク先の記事で、iPhone 13 Pro Maxについては「従来機種iPhone 12 Pro Maxと、そ〜んなには変わらないかナ」的なことを書いた。のだが、俺的にはスゲ〜く役立っている。非常に高性能なのでいろいろ役立っているが、期待していたカメラ性能が非常に高く、仕事に使う映像の撮影で大いに役立っているのであった。

 それからiPad mini 6。これは最高に役立っている。iPhone 13 Pro Maxはカメラ機能重視派にはおすすめしたい感じだが、iPad mini 6は携帯性に優れたタブレット端末が欲しいという多くの人に自信をもっておすすめできる。

 ……てか、最近、いやこの年末、iPhone 13 Pro Maxはカメラ機能をガシガシ使うとして、新たにiPhone 13 miniをメインスマートフォンとして買って、iPad mini 6と併用するのはやっぱりイイんじゃないのかニャ〜とか考えている。そしてヤバいことに、Apple Storeギフトカードがウン万円分残っている。どどどどどうしましょ!?

 ところで、これらAppleデバイスにはIIJmioのSIM/eSIMを入れて使っている。プランはギガプラン。2021年4月1日から提供が開始されたが、俺もそのタイミングで使用開始した。

IIJmioのギガプランで4回線分のSIM/eSIMを利用中。直近の利用料金は8186円だったが、これはIIJmioひかり(光インターネット回線)の利用料が含まれているため。SIM/eSIMの利用にかかった金額は3500円くらいだ。

 ギガプラン契約時とは回線数や容量を少々変えていて、現在は2枚の音声通話SIMと2枚のデータSIM/eSIMを使用中。データ通信容量はそれぞれ2GB。2021年6月からはデータ通信容量をシェアできるようになったので、4端末合計で8GBの容量を使えることになる。

 俺の場合、移動中に動画観るとかしないし、ずーっとゲームしたりもしないので、1ヵ月で3〜4GBあれば十二分なのであった。合計8GBでも持て余す感じ。

 また、2021年11月8日からは(提供を停止していた)ギガプラン専用アプリ「My IIJmio」が再提供されるようになり、スマートデバイスから容易に容量を購入できるようにもなった。なので、さらにIIJmioのSIM/eSIMが便利に♪

 つーか4回線を通話料金など細かな諸費用含めて毎月3500円くらいで維持できてるって、有難いニャ〜と思う俺。モバイルデバイスを複数台持っている場合、やはりSIM/eSIMも複数枚使うのが実用的。複数枚のSIM/eSIMをシンプルに契約できつつ、SIM/eSIM間でのデータシェアも容易でありつつ、料金もかなり抑えめということで、俺みたいな使い方をする人にはIIJmioのギガプランがヒッジョーにおすすめである。

カメラ関連もいろいろイイものがあった♪

 続いてはカメラ関連。スマートフォンのカメラではなくて、デジタルカメラ専用機とかに関連するものですな。

 まず俺的に大当たりだったのが、ニコンの「COOLPIX P950」。画面いっぱいに月を撮りたいという欲望から衝動的に購入したら非常によく、現在も夜な夜な月を撮ったりしている。

ニコン「COOLPIX P950」は有効画素数1605万画素(1/2.3型原色CMOS撮像素子)のデジタルカメラで、35mm判換算24-2000mm相当の光学83倍ズームを搭載している。一応はコンパクトデジタルカメラの範疇に入るが、サイズはミラーレスカメラくらいある。でも月が画面いっぱいになる程度ズームして撮影できる。8万6189円で購入した。
COOLPIX P950で撮った月(レタッチ済み)。
夜な夜な月を撮り、Instagramにアップしている俺なのであった。

 まあ趣味のカメラって感じだが、こういうカメラが手近にあるとけっこう役立つ。先日は雨の電線に鳥の大群がいたが、種類は不明。そこでCOOLPIX P950でアップにして撮影したらヒヨドリであることが判明。ボサボサ頭が雨でさらにボサボサになっていた。

 遠くの山を撮ったりしても愉快。COOLPIX P950で超アップにて山を撮影したら、1つだと思っていた山のシルエットが2つの山の重なりだったと判明。その後写真をもとに山の名前を調べたり。

 フツーに広角撮影(24mm相当)もできるし、レンズがいいからか画質もスッキリと良好。動画も撮れる。考えようによっては、運動会などのズーム撮影まで含めて、日常使いのカメラとしてオールマイティとも言えよう。「1台であれこれと使い回せるカメラはないかな〜」という人におすすめ。ただし、デカいので、買う前に実機に触れるのが無難であろー。

 それから「イージーラッパー」。化学繊維の風呂敷的な布で、表と裏が面ファスナー的にペタリとくっつくというもの。使い始めたら即ハマり、現在もなお使い続けつつ枚数が増えている。

イージーラッパーは厚手の化学繊維素材の布で、表と裏がぺたりとくっつき、いろいろなモノを包んでちょっと保護することができる。色やサイズも各種ある。
例えばカメラを……。
こんなふうに包んで保護できる。この状態からまず解ける(布が広がる)ことはないが、指で引けばペリリリリ〜と容易に解き広げることができる。

 今年になって思い切って各サイズのイージーラッパーを数枚ずつ購入した。すると、なんでも「とりあえずイージーラッパーで包もう」という感じになり、モノを専用ケースに入れるという発想が希薄になった。カメラにレンズにタブレットにモバイル用キーボードにモバイルバテリーにと、傷つけたくないものや衝撃を与えたくないもののカバーとしておイールマイティに使えるのであった。そういう「風呂敷的な布」が欲しいというなら超おすすめ。ただし繊維や細かな草などが付着しにくく取れにくい。が、それらはコロコロで容易に除去可能。

 それからミニ三脚。Leofotoの「MT-03+LH-25」というセット品だが、あまりの便利さに、その後も買い増したりした。

Leofoto(レオフォト)のミニ三脚「MT-03+LH-25」は、気軽に携帯できるサイズの小型三脚。メーカー税別価格は1万8500円だが、1万4000円くらいで買えたりする。
アルミ製三脚で、脚は2段展開式。高さ(35°開脚)は185mm/249mmで耐荷重は5kg。三脚部と雲台部は分離可能で雲台部を別のものに変えるもの容易だ。

 この三脚の良さは、頑丈で工作精度が高いこと。全然ガタがこないし、角度などがカッチリと決まるあたり、日本人好みだと思う。たぶん一生もの。俺の場合、そういった要素を超絶気に入り、現在は雲台違いで3セットを使っている。ミニ三脚が欲しい多くの人におすすめしたい。ただ、軽さを求めると……この三脚は340gあるので、ややズシリとくる。

日ごろづかいの品もイイのがあったゼ〜

 最後はちょっとした日常使いの品。けっこう個人的な話になってしまうが、まずはRakuten Miniを入れるために買ったモンベルの財布だ。これがも〜役立ちまくりで現在でも使いまくりなのであった。

 どういうコト? 俺の場合、楽天モバイルの小型AndroidスマートフォンRakuten Miniをおサイフケータイ専用端末として使っている。同時に現金も少々持ち歩いていて、免許やカードなども携帯。これらをひとまとめにできる財布はないかな〜と探していたら、モンベルの財布がピッタリだった、という話である。

ほぼカードサイズのAndroidスマートフォンRakuten Miniをおサイフケータイ専用端末として使っている。SuicaにEdyにnanacoにWAON、全種類インストールしている。
モンベルの「ジップワレット」に、Rakuten Mini、カード類、免許、現金を入れて使用中。
やや厚ぼったくなるが、俺的にはぎりぎり許せる容積だ。

 ちなみに、当初は小銭まで入れていたので上の写真のような厚さになっている。が、現在は小銭はあまり使わなくなったので小銭入れに入れて、Rakuten Mini入りジップワレットとは分離している。なので、現在のジップワレットはもう少し薄くなっている。

 電子マネーで決済することが大半になってきたが、決済時は使う電子マネーを指定して、このジップワレットのRakuten Miniが入った側を端末にタッチしている。免許やカード類は反対側にあり、おサイフケータイと干渉してエラーを起こすようなことはない。が、たまに認識までに少し間があったりするので、じつは干渉しているのかもしれない。

 てゅーかAndroid端末のおサイフケータイは便利ですな。俺の場合は基本的に電源をオフにした状態のRakuten Miniでおサイフケータイ決済を行なっている。使いたい電子マネーを決済端末選ぶか、レジで「Suicaで」などと言う程度で、あとは財布ごとタッチするだけで決済完了。4種類の電子マネーを自由に使い分けられている。

 ……iPhoneで複数種類の電子マネーを使い分けようとすると、あと数ステップ手間がかかる。エクスプレスカード以外の電子マネーを使う場合は、電源をオフにしておくこともできない。Androidのおサイフケータイの仕様ってよくできてるよなーと思う。

 モノは変わって、同様に日ごろづかいのポータブル扇風機。今年の夏にもお世話になったが、俺的にはリズム製の2機種、「Silky Wind Handy Fan S」と「Silky Wind Mobile 2」がおすすめ品だ。

リズム製ポータブル扇風機2機種。左が「Silky Wind Handy Fan S」(1980円)で手に持っても自立させても使える。右が「Silky Wind Mobile 2」(2780円)で、バッグなどに引っ掛けるカラビナ付きで、付属スタンドを使えば自立する。どちらも携帯サイズで、風量の豊かさが特徴的。

 説明不要のポータブル扇風機だが、リズム製がおすすめである理由はリンク先の記事をゼヒ。簡単に書いちゃうと「風量が最も多くてとても涼しい」からおすすめなのだ。

 お気に入り品は予備まで買っちゃう俺なのだが、このポータブル扇風機はマイナーチェンジ前の旧製品を含めて、ちょっと予備が多すぎる状態に。そこで、取引先の人(30代くらいの女性×2人)にお中元的に贈呈したが、スゲく喜ばれてビックリ。興味はあったが使ったことがなかったそうだ。また、その後晩夏になっても使い続けていて、「サイトーさんこれすごく涼しくて毎日使ってますよ〜」と感謝されたりした。いい品は響くんですな。

 なお、気に入った理由のひとつとして、「女性だと電車のなかでウチワでぶんぶんあおぐとかアレですし。あと服の隙間から風を送り入れるとか、こういう扇風機でしかできませんし」とのこと。なるほど〜。ですよね〜。

 てな感じで振り返ってみた、2021年に買って使って現在でも気に入っている品々。気になるものがあれば、ぜひ改めてチェックしてみてほしいッ!!!

 さて……今年も本連載をお読みくださってありがとうございます。来年もよろしくお願いいたします。

 それでは、よいお年をお迎えください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。