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ドコモ、スマホ向け「5G SA」24日開始、当面は追加料金なし

 NTTドコモは、スマートフォン向けの5G SA(スタンドアローン)サービスの提供を24日から開始する。主要ターミナル駅を中心とした提供エリアで、5G SA対応のスマートフォンで利用できるようになる。

下り最大4.9Gbps

 これまでの5G通信は、4G用のコアネットワーク設備を利用したノンスタンドアローン(NSA)方式によるものだったが、今回の5G SAでは、5G専用のコアネットワーク設備を利用した通信サービスを利用できるため、より5Gの特徴が生かされた5Gサービスの提供や、5G SAならではの機能が利用できる。

 ドコモでは、2021年12月から法人向けデータ通信端末に5G SAを提供してきたが、スマートフォン向けにサービス提供を拡大。

 利用する周波数帯は、3.7GHz帯、4.5GHz帯に加え、28GHz帯のミリ波へ対応し、受信時最大4.9Gbps、送信時最大1.1Gbpsの通信速度をサポート。同社では「送受信時の最大値はともに1Gbpsを超える」とアピールする。

対応機種とエリア

 対応機種は、「AQUOS R7 SH-52C」、「Galaxy S22 SC-51C/Ultra SC-52C」(8月末~)、「Xperia 1 IV SO-51C」(9月以降~)の4機種。ドコモ広報によると、現状この4機種以外に5G SAに対応する予定はないという。

 提供エリアは、主要ターミナル駅やイベント会場、商業施設など人が集まる場所が中心となる。具体的には24日8時半以降、ドコモ公式サイトで確認できる。

 5G SAのサービスを利用するには、「5Gギガホ プレミア」など対象の5G対応料金プランの契約が必要で、ahamoユーザーも利用できる。また、「5G SAオプション」(月額550円、当面はキャンペーンで無料)の契約と5G SA対応SIMが必要となる。

 5G SA対応SIMは、「Ver.6」(SIMカードの色はライトブルー)、「Ver.7」(同グリーン)、「ahamo」(同ブルー)のSIMカード。

  • 提供エリア
    • 主要ターミナル駅:札幌駅、仙台駅、東京駅、名古屋駅、金沢駅、大阪駅、広島駅、高松駅、博多駅
    • イベント会場
    • 商業施設など
  • 対象の料金プラン
    • 5Gギガホ プレミア
    • 5Gギガライト
    • 5Gデータプラス
    • ahamo
    • はじめてスマホプラン(5G)
    • U15はじめてスマホプラン(5G)
  • 対応端末
    • AQUOS R7 SH-52C
      受信時最大速度:4.9Gbps、送信時最大速度:1.1Gbps、対応時期:8月24日
    • Galaxy S22 SC-51C
      受信時最大速度:4.9Gbps、送信時最大速度:1Gbps、対応時期:8月末予定
    • Galaxy S22 Ultra SC-52C
      受信時最大速度:4.9Gbps、送信時最大速度:1Gbps、対応時期:8月末予定
    • Xperia 1 IV SO-51C
      受信時最大速度:4.9Gbps、送信時最大速度:1.1Gbps、対応時期:9月以降
  • 提供方法
    「5G SA」オプションとして提供(月額550円、当面はキャンペーンで無料)
  • 5G SA対応SIMカード
    「Ver.6」(SIMカードの色はライトブルー)、「Ver.7」(同グリーン)、「ahamo」(同ブルー)

【追記 2022/08/23 21:32】
ほかの機種の対応状況と5G SA対応SIMカードの種類を追記しました。