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ドコモ、下り最大6.6Gbpsを8月1日開始 5G SAで

 NTTドコモは、下り最大6.6Gbpsという通信速度のサービスを8月1日に開始する。東京都と神奈川県の5G SAサービスエリアのうち、一部で始まり、順次拡大される。

 開始当初の対応機種は「Xperia 1 VI SO-51E」のみ。11月以降は、「Galaxy S24 Ultra SC-52E」「Galaxy Z Fold6 SC-55E」でも利用できるようになる。

 6.6Gbpsという速度を実現する背景として、Sub-6帯(3.7GHz帯/4.5GHz帯)とミリ波帯(28GHz帯)という3つの周波数を束ねる「NR-DC(New Radio-Dual Connectivity)」の商用化がある。これまではミリ波で下り最大4.9Gbps、Sub-6のみで5G SAでは3.4Gbps、それ以外の5Gエリア(NSA)では4.2Gbpsだった。

 今回発表された速度は理論上のもので、実環境での実効速度は理論値には及ばない。現状でも、ドコモのWebサイトでは、下り通信の実行速度は170Mbps~484Mbpsと案内されている。それでも、混み合う場所で導入されれば、最大速度が向上することでスピーディに通信が処理され、より快適な体験につながると期待される。