ニュース

ソフトバンク、5G SA方式を「2021年秋口以降」に

 ソフトバンクは、5Gサービスにおいて、SA(スタンドアローン)と呼ばれる方式を2021年の秋以降に商用化する。11日、決算説明会で宮川潤一代表取締役社長が明らかにした。

 5Gでは、4G LTEネットワークと組み合わせて運用されるNSA(ノンスタンドアローン、Non-Stand Alone)方式と、5Gだけの設備で運用されるSA方式がある。

 携帯各社はNSA方式で2020年春、5Gサービスを開始しており、2021年度以降にSA方式を導入する方針としているが、今回、ソフトバンクがその具体的な時期として「(2021年)秋口以降になると思う」と宮川社長が語った。21年度のどの時期になるか、言及したのは今回が初めて。

 宮川氏はこのほか、3月末までに既存周波数を5G向けに転用し、全国の都道府県で5Gのエリア展開を進めたことを紹介。2022年春には5Gのサービスエリアが人口カバー率90%になる予定であることなど、これまで明らかにした計画とその達成状況をあらためて紹介した。