スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

2017年にレビューしたアレコレを総括! (後編)

2017年にレビューしたアレコレを総括! (後編)

 今回は前回に引き続き、2017年に本連載でレビューしてきたモノをふり返ってみます。前回は1~6月分でしたので、今回は7~12月分を。それでは早速、見ていきましょう~♪

2017年7月──12.9インチiPad Proは空中浮遊で活用中!

 7月の記事は4本。「Lightning接続イヤホン「RAYZ Plus」購入♪」「完成度高っ! ソニーBluetoothスピーカーSRS-XB20」「iPad Pro 12.9インチ(第2世代)を1カ月使ってみて」「オウルテックのモバイルキーボード×3機種」です。

パイオニアの「RAYZ(レイズ)」シリーズ。Lightning接続のiOSデバイス用イヤホンで、ノイズキャンセリング機能を搭載しています。アプリからの機能設定にも対応。「RAYZ」と「RAYZ Plus」の2モデルがあり、「RAYZ Plus」は充電用Lightningポート搭載していて使用中にiOS端末への充電も可能です。
ソニーのワイヤレスポータブルスピーカー「SRS-XB20」。片手で持てるサイズのステレオBluetoothスピーカーで、生活防水仕様です。対応コーデックはSBC/AAC/LDAC。USB充電式(microUSB)で、電池持続時間(Bluetooth接続時)は約12時間です。
2017年6月発売のアップル「12.9インチiPad Pro」。12.9インチiPad Proとしては第2世代です。もちろんApple Pencilに対応。
オウルテックのモバイルキーボード×3機種。「OWL-BTKB6401 シリーズ」「OWL-BTKB7801 シリーズ」「OWL-BTKB6402 シリーズ」をレビューしました。

 まずパイオニアの「RAYZ」ですが、コレ、とても良くて夏の終わりまで使っていました。音質も良好でノイズキャンセリング機能も実用的。だったんですが! 10月に買ったソニーの「1000X」シリーズのワイヤレス・ノイズキャンセリングなヘッドホン/イヤホンが快適で、そちらばかりを使うように。やっぱりワイヤレスが快適ですね。

 それからソニーの「SRS-XB20」。小型・生活防水のBluetoothスピーカーで、けっこうイイ音。良く鳴りますし、高いコストパフォーマンスを感じています。以前は「予想以上にツカエるBluetoothホームラジオ!」にてレビューしたソニー「FM/AMホームラジオ SRF-V1BT」を使っていましたが、最近ではこちらの「SRS-XB20」ばかり使うようになりました。

 アップル「12.9インチiPad Pro」ですが、「寝転がってタブレットを使う方法」でご紹介した方法で、ベッドサイドで使用中。寝ながら映画などを観ております。その後、設置方法を変えて、現在は枕の上の空中に浮いている感じの「12.9インチiPad Pro」。仰向けに寝た状態で映画などを観ております♪

 オウルテックのモバイルキーボードですが、78キーの「OWL-BTKB7801 シリーズ」をポツリポツリと使っています。仕様頻度はそーんなに高くないんですが、バッグなどへの収まりも良く、キー間隔に余裕があって相変わらず使いやすいです。

2017年8月──7台同時充電のUSB充電スタンドだけ継続使用中

 続いて8月。この月の記事は3本。「Call RecorderでiPhone通話を手軽に録音!」「スマホでテレビを観たいナ~」「ドえれぇ便利な7ポート充電台の最新型を購入!」でした。

PhotoFastの「Call Recorder」。Lightningコネクター搭載のiOS端末で使える「通話録音機用アダプター」です。通話録音機能のほかにカードリーダー機能なども搭載。通話録音のためにはマイク付きイヤホン(3.5mmイヤホンジャック)が必要です。
サンワサプライの「フルセグチューナー STV100」。コンパクトな箱形チューナーで、Wi-Fi対応ルーターとLANケーブルで接続して使います。室内(同一LAN内/Wi-Fi)でも屋外(インターネット経由)でも、iOS端末を使ってテレビ番組(フルセグ解像度)を視聴可能。
SACのUSB充電スタンド「S7627Q3」。7台までの端末を立てられるスタンドで、7ポートの充電用USB端子を装備。7台の端末を同時に充電できます。

 PhotoFastの「Call Recorder」とサンワサプライの「フルセグチューナー STV100」は、全然使わなくなっちゃいました。機能的には問題ないですし、便利なんですけど、「そのうち使いたくなったらまた使おう」的な気分になった感じ。なんかですね、筆者内部に波みたいなものがあってですね、時々「スマホでの通話を録音したい!」とか「スマホでテレビ観たい!」という衝動がやってくるんです。現在はその衝動が消失している時期、みたいな。

 SACのUSB充電スタンド「S7627Q3」は継続使用中です。一部端末はワイヤレス充電スタンドで充電していますが、ワイヤレス充電非対応の端末はこういう「複数台を同時に充電できる充電器」がとても便利です。端末を立てて充電できるので、場所もあまり取らず実用的。現在でもオススメです。

2017年9月──どれも使用中、でも再びiPhoneケースを探しています

 9月の記事は3本。「ストロングなUSBケーブルを使ってゆきたい!」「iPhone背面にカードポケット再び」「ケーブルを束ねる安くてキレイな6つの方法」です。

高い耐久性を誇るUSBケーブル各種をレビューしました。
背面にカードポケット類があるiPhoneケース各種を採り上げました。
充電用ケーブルなどを安価かつキレイに束ねる方法をいろいろ紹介しました。

 まず高耐久のUSBケーブルですが、現在もフツーに使っています。ただ、レビューするのだから的におもしろがって何本も買ってしまったため、ちょっと持て余し気味。ともあれ、こういう高耐久USBケーブル、ラフに扱えて気楽ですし、とくにコネクタ周辺が壊れにくいという印象でイイ感じ。ただ、充電される側になる機器コネクタ(メス)のほうが、バランス的に弱い感じがしますので、スマートフォンなど機器に対するコネクタ挿抜は、やっぱり結局やさしく行う必要がありますネ。

 それから背面にカードポケットがあるiPhoneケース。リンク先にあるように「RAKUNI」というカードポケット付きケースのポケット部が、バッグやポケットに入れるときにちょっと引っ掛かるので、そういう問題が起きないケースを物色しました。結果、イイ感じのケースが見つかり、その後はそれを継続使用中です。スマートフォンと必携カード類(免許や緊急関連カード)をまとめて持ち歩くのは、やはり便利です。

 余談ですが、現在はiPhone X用のカードポケット付きケースを探しています。iPhone Xはワイヤレス充電対応。背面にカードを収納できるケースだと、やはりワイヤレス充電できないようで、ちょっと悩みつつ探しています。

 充電用などのUSBケーブルをキレイにまとめる安価な方法も紹介しました。各種方法でケーブルをまとめていますが、現在は「クセが付いたケーブルをまっすぐに戻す方法」を探求中です。色々試しており、良い方法も見つかりつつありますので、いずれまとめてご紹介したいと思います。

2017年10月──マウスがな~んか汚れちゃってます!

 10月の記事は4本。「ロジクールのトラックボールとマウスを買う!」「iPhone用の変態レンズ搭載ケース」「iPhoneと好相性の高音質カメラQ2n」「ソニーNCヘッドホン「WH-1000XM2」が凄い!」です。

ロジクールの最新ハイエンドトラックボール「MX ERGO」と最新ハイエンドマウス「MX MASTER 2S」をレビューしました。
ZTYLUSの「Switch 6 for iPhone 8 Plus / 7 Plus」と「Revolver Lite Series Kit for iPhone 8 Plus / 7 Plus」。レンズ付きのiPhoneケースで、望遠や広角、マクロなどの撮影が可能になります。
ZOOMの「Q2n」。音楽演奏を高音質で録画できるカメラで、小型・軽量です。筆者は本来の用途とは異なる「カメラの上に装着して取材中の様子を動画でメモ」という目的で使っています。
ソニーの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM2」。ノイズキャンセリング機能搭載のBluetoothヘッドホンで、周囲のノイズを強力に除去しつつ音楽を楽しめます。

 まずロジクールのトラックボールとマウスですが、トラックボールのほうは使用感が自分に合わず、お蔵入り。マウスのほうは快適に使用中です。が、マウスにちょっと問題が。ラバー質感の表面部分が、どうも若干の加水分解とともに汚れが付着し、その汚れが落ちません。

ロジクール「MX MASTER 2S」の指が当たるラバー質感部分が極端に汚れてしまいました。加水分解っぽいベタベタ感も少し。消しゴムなどで強く擦れば少し落ちますが、通常ではちょっと考えられない奇妙な汚れ方です。

 3カ月弱の使用ですが、けっこー目立つ汚れです。汚れた手で使っているわけではなく、使用前(仕事前)はたいてい手を洗うのですが、なぜこんなに汚れちゃうんでしょう?

 ここ数年の経験から、やっぱり表面がラバーっぽい滑り止め素材のモノは、遅かれ早かれ加水分解によりベタベタしてくる傾向があると思います。もちろんそうならないものもありますが、「あーやっぱりコレもか」という経験が多いです。そして「MX MASTER 2S」も同様でした。しかもホワイトなので、指の汚れ(?)か何かが染み込むように汚れてしまい、表面を削り取るなどしないと汚れが落ちません。筆者のなかでは「ラバー質感は鬼門」「さらに明るい色だったら激注意」という考えがかなり根付いちゃいました。

 それからiPhone用のレンズ付きケース。半月くらい使って、結局飽きて、現在は全然使っていません。使えばおもしろいんですが、今時のiPhoneなどスマートフォンは別途レンズを装着せずとも広角も望遠もけっこーイケちゃいますしネ。

 ZOOMの「Q2n」ですが、その後この機材が役立ちそうな取材案件がなく、使っていません。ただ、十二分に実用的だと感じられましたので、機会があれば使うつもりで保管中。

 ソニーの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WH-1000XM2」ですが、相変わらず凄いノイズ除去性能。またこの時期、耳をカバーできるこのタイプのヘッドホンは「耳が暖かくてイイ」です。性能も高いヘッドホンですが、冬場に感じられる付帯的価値も嬉しいところです。

2017年11月──カードサイズ携帯電話は……備品として保管中

 先月、11月の記事は4本でした。「ノイズキャンセリングで完全無線! ソニー「WF-1000X」を買う」「ネックバンド型NCイヤホン「WI-1000X」が案外イイ!」「カードサイズ携帯電話「NichePhone-S」に惹かれて」「写真は四角がキマる! スマホ用プリンター スマホdeチェキ」です。

ソニーの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WF-1000X」。左右分離型のBluetoothイヤホンで、ケーブルが一切ない完全無線です。充電機能を備えたケースが付属します。
ソニーの「ワイヤレスノイズキャンセリングステレオヘッドセット WI-1000X」。ネックバンド型のBluetoothヘッドセットです。
フューチャーモデルの「NichePhone-S」。ほぼカードサイズで質量は38g。小型・薄型・軽量の「携帯電話」です。スマートフォン的な機能はありません。
富士フイルムの「スマホdeチェキ(instax SHARE SP-3)」。スマートデバイス用プリンターで、スマホの写真をWi-Fi転送してプリントできます。

 ソニーのノイズキャンセリング・ヘッドホン/イヤホンの「1000X」シリーズが2機種入っていますが、左右分離型の「WF-1000X」もネックバンド型の「WI-1000X」も継続的に使用中です。どちらも快適♪ ネックバンド型の「WI-1000X」は、シュア掛けができたり性能と扱いやすさのバランスが取れていたりするので出番が多めです。

 フューチャーモデルの「NichePhone-S」は、常用はしていませんが、備品として保管しています。役立つことはあるのかな? と思いつつも、まあカードサイズで邪魔になりませんので、いつでも使えるように保管中です。

 富士フイルムの「スマホdeチェキ(instax SHARE SP-3)」ですが、ちょっとした写真を添えて贈り物をしたりすると意外と喜ばれますので、ちょこちょこ使用中。数箱買っておいた「スクエアフォーマットのインスタントフィルム」も、そろそろなくなります。追加購入しなくちゃ♪

2017年12月──やっぱりイイなぁ、iPhone X

 12月、今月の記事は、前編・後編の「総括」を除くと2本でした。「あのガラケー型Androidスマホは、どうなのか?」「久々の高満足度iOS端末 iPhone X」です。

ピーアップの「Mode1 RETRO MD-02P」。二つ折りのフィーチャーホンに見えるAndroid 7.0端末で、Google Playからアプリをインストールできます。画面にタッチして操作できるほか、テンキーなどの物理キーでも操作できる、ガラケー・スタイルのスマートフォン。
アップルの「iPhone X」。設計が一新されました「新iPhone」の第一弾です。

 ピーアップの「Mode1 RETRO MD-02P」ですが、ひととおり体験したら「もういいかな」という気分になり、現在は使用していません。でもこういう方向性、けっこう好きです。

 アップルの「iPhone X」ですが、非常に快適に使えています。新しいUIにも十分慣れました。とてもスムーズな操作感がナイス。あとカメラの画質もかなりイイですね。Web記事用のちょっとした商品撮影もできちゃったりします。iPhoneのPlusを使ってきた筆者ですが、iPhone Xはそれよりサイズダウンしつつ画面サイズはだいたい同じなので、改めて「やっぱりコンパクトに携帯できるのはいいなあ」と実感しています。

 といった感じの2017年の記事総括。長く使い続けて相変わらず満足しているものがあれば、使い始めた当初は大満足だったものの後に不満が出たものもありました。ともあれ、今年一年、本連載をご愛読くださってありがとうございました! 来年2018年のスタパトロニクスは1月15日から更新開始の予定。ぜひ来年もご愛読ください。

 それでは、よいお年をお迎えください。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。