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KDDI、月-地球間や月面での大容量通信実現に向けた検討開始
2025年1月31日 18:24
KDDIは、2月より、月-地球間および月面での大容量通信実現に向けた実現可能性について検討を行うと発表した。
KDDIは2024年11月15日に、JAXAの宇宙戦略基金の技術開発テーマである「月-地球間通信システム開発・実証(FS)」の委託先として選定された。京セラ、NECスペーステクノロジー、アークエッジ・スペース、日本電気、三菱電機、KDDI総合研究所と連携していくという。
今後1年間、「地上局による月-地球間通信」と「月面モバイル通信」について、フィージビリティスタディが進められる。
地上局による月-地球間通信に関しては、X帯およびKa帯を活用した長距離で大容量通信が可能な地上局の基本設計、地上局同士を接続するネットワークの基本設計が行われる。
月面モバイル通信に関しては、月面電波伝搬シミュレーションなどを活用した月面モバイル通信エリアの設計、月環境で使用可能なモバイル通信機器の機能・性能要件の抽出、月面基地局の支柱構築方法の検討、月面モバイル通信システムの運用コンセプト策定が行われる。
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