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京セラ、個人向け携帯電話端末事業から撤退へ

 京セラは、個人向けの携帯電話端末事業から撤退する。15日の決算説明会で、谷本秀夫代表取締役社長が撤退することに言及した。

2021年に発売された「TORQUE 5G」

 同社によれば、15日の決算会見において、通信機器事業について、法人向けやインフラ関連事業へ軸足を移すなかで、質疑を通じてコンシューマー向けの携帯電話端末の生産や開発を見直すことが示された。

 京セラの携帯電話事業は1989年に始まった。最近では、子供向けやシニア向け、そして法人向けの機種が各携帯電話会社を通じて提供されている。

 KDDIの設立には、京セラ創業者の稲盛和夫氏が大きく関わり、現在も京セラはKDDIの主要株主でもある。そうした関係性もあってauや、KDDI系列だったDDIポケット向けに京セラ製のユニークな端末が数多く提供されてきた。