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京セラ、KDDI株を1/3売却へ

 京セラは、同社が保有するKDDIの株式の売却を実施すると発表した。

 これまで京セラは、KDDI株式のうち16.08%を保有し、大株主の筆頭だった。KDDIの前身会社のひとつ、DDI(第二電電)は、京セラ創業者の故・稲盛和夫氏が中心となって設立された。

 30日に発表された京セラの2024年度上期の業績は、前年同期比で売上高が1.3%増、営業利益が29.9%減となった。

 そうしたなか、京セラにおける政策保有株式(経営戦略上、保有する株式)という位置づけのKDDI株式について、今回、今後5年かけて保有数の1/3を売却していく方針が発表された。その後も、継続的に保有分を手放すことが検討されるほか、買収などの資金需要に応じてKDDI株式の売却数や、時期の短縮も随時検討される。

京セラ2025年3月期第2四半期決算説明会プレゼン資料より