スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」
Ankerのコンパクトなポータブル電源「Solix C300 DC」が超便利ッ!!!
2024年12月9日 00:00
12月6日まで開催されたAmazonのブラックフライデー2024。こういうセールはさほど積極的に利用しない感じの俺だが、今年は↓こんなモノを購入! またバッテリー買っちゃった~!
どちらの製品も「そのうち買うゾ!」と狙っていたバッテリー。そしてどちらの製品もイイ感じの値引率だったのでスコッと購入したのであった。
とくに「Anker Solix C300 DC Portable Power Station」については、「えぇ~もともと容量のわりには格安感があるポータブル電源なのに、1万7990円なら買わない手はないかも」と。
俺の場合、最近では室内で大容量だけど置き場所や持ち運びが容易なモバイルバッテリー/ポータブル電源を利用するスタイルが根付いていて、そのことが「Anker Solix C300 DC Portable Power Station」購入の後押しともなった。
Anker Solix C300 DC Portable Power Stationは、Ankerのポータブル電源シリーズ「Solix」のうち最も小さく軽いモデル。なのだが、288Whと大容量。Ankerは、スマートフォンなら19回、ノートパソコンなら5回、タブレットなら13回、満充電にできるとしている。
あとコレ、ポータブル電源カテゴリーの製品なのに、ACアウトレット(コンセント)を敢えて搭載していないのがナイス。ACアウトレットがあるとサイズが少し大きくなるし、DC/ACコンバーターとか内蔵するので重くなるし、こういう電源のACアウトレットは電力効率的にもあまりよくない。そんなACアウトレットを非搭載とし、コンパクトさや軽さを追求している姿勢が好き。また、十分高出力なポートが多めに搭載されているのも好き。
あと、持ち運び用のハンドルを搭載し、さらに肩掛け持ち運び用のストラップまで付いている。USB給電ステーションとして室内で置き場所を変えつつ使うのにピッタリ! というわけだ。
で、実際に使ってみたら非常に便利であった。なので、以下、「Anker Solix C300 DC Portable Power Station」をレビューしてゆきたいッ!!!
汎用USB給電ステーションとして実用的
「Anker Solix C300 DC Portable Power Station」(以下、C300 DC)の使用感的結論を書いてしまうと、「室内のどこへでも手軽に持ち運んで置けて、ポート数が多く、出力の高い大容量ポータブル電源(っていうかUSB給電用電源)は、やっぱり超便利ッ!!!」であった。
C300 DCの出力ポートは7つで、合計300Wの出力がある。多くのユーザーが汎用すると思われるUSB出力は6ポートで、そのうち4つがUSB-C、2つがUSB-A。高出力でポート数が多いUSB給電ステーションとして使えるわけで、こういうバッテリー製品が増えつつある拙宅では、ほんとUSB-ACアダプターの類の出番が激減しているっていうか、コンセントからどんどんUSB-ACアダプターが抜かれていく。
なお、C300 DCは立てた状態で使う必要があり、端子類はすべて前面にある。これはたぶん排熱を考慮してのことだと思われる。ちなみにC300 DCには排熱ファンは非搭載で、つねに静音で使える。
あとC300 DCのサイズ。サイズは約12.4×12.0×20.0cmで、背はやや高いものの、フットプリントが約12.4×12.0cmなので、CDケースを平置きにできる程度の小さなスペースに設置できるのが便利。また約2.8kgという重さがあるので、充電ケーブルのプラグを片手で挿抜できるのも実用的だと感じる。
デバイスを急速充電でき、C300 DC自体の充電も高速
前述のようにC300 DCには4つのUSB-Cポートがあるが、下側に並んだUSB-C1/USB-C2/USB-C3の出力はそれぞれ最大100W/最大140W/最大140Wとなっている。USB-PDによるデバイスの急速充電ができるというわけだ。ただし合計出力は最大300W。
でも実際に使うと、2台くらいのスマートデバイスを同時に充電することはあるが、それ以上の同時充電はほとんどしない感じの俺。なので(デバイスによるが)「C300 DCだと場所を選ばずいつでも急速充電できてキモチイイ」って感じ。
それからC300 DCへの充電はUSB-C2ポート/USB-C3ポートを使う。どちらのポートも最大140Wまで入力できるので、C300 DC本体も急速充電できる。さらにUSB-C2ポート/USB-C3ポート両方に入力して充電できるので、合計最大280W入力が可能。もちろん、140W以上の出力が可能なUSB-ACアダプターなどが2セット必要になるが、2ポートに同時入力すると「あら~充電速い~」と声が出る。
C300 DCを急速充電しているとき、本体は少し熱をもつ。とくにUSB-Cポート付近がほんわりと温かくなる感じ。また、使うUSB-Cケーブルによっては、USB-C端子付近が少し熱くなる。さらに使うUSB-ACアダプター本体はもっと熱くなったりする(製品によって異なる)。
便利なアプリ、役立ちそうなランタン、不満も少しあるが総合的にナイスなC300 DC
Ankerのポータブル電源などは、専用アプリを使うとスマートフォンからポータブル電源などの状態を確認したり細かな設定を行うことができる。C300 DCも同様だ。
ほか、本体上部のLEDランタンも停電時に役立ちそうだ。C300 DCはいつも手近に置いてデバイスを充電しているが、その場所に同時にC300 DC=ランタンがあると、停電になっても手探りでランタンを点灯させてすぐ周囲を照らせるようになるだろう。まあでもスマートフォンを充電したりしていることが多いので、スマートフォン画面がとりあえずの明かり代わりになっちゃうとは思うが。
ちょっと残念なのが、ポート類のフタがないこと。俺的にはあ~んまり使わないシガーソケットやソーラーパネル充電ポート(XT60ポート)などにはフタが欲しかったところ。まあマスキングテープとかで塞いじゃえばいいんスけどね。
そんな感じのAnker Solix C300 DC Portable Power Station。購入直後からUSB給電ステーションとしてよーく役立っているのだ。
にしてもコレ、通常価格2万4990円ってやっぱりコストパフォーマンスが高い気がする。この容量・機能性・実用性のポータブル電源なのに……という感じ。ソレをさらに-28%オフの1万7990円で売ってたら……。ともあれ満足度の高いACアウトレットなしのポータブル電源だと感じている。