スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

Ankerのモバイルバッテリー「Prime Power Bank」追加購入、専用充電台もイイ感じ! けっこー後戻りできない便利さ!!!

 先月に本連載バックナンバーで紹介したAnkerのモバイルバッテリー。バッテリー残量や給電状態を内蔵ディスプレイに表示可能という製品だが、全体的に非常に満足して使えている。↓コレですな。

「Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)」という製品で、Amazonにて1万2990円で購入した。容量は12000mAh。大きさは約135×55×33mm、重さは約360g。やや重いが携帯性は良好。
バッテリー残量や使用可能時間、何ワットでデバイスを充電しているかなどがディスプレイに表示される。

 モバイルバッテリーに関わるいろいろな「見えにくい情報」が、この製品だと明確に数値表示されて気分がいい。またデバイス充電中のワット数の変化も興味深い&楽しい。給電能力も非常に高いので、モバイルバッテリーとしての汎用性も高い。いろいろマトマリがよく、使っていて楽しいモバイルバッテリーなのだ。

 これはイイね! じゃあもう1個、同じシリーズの容量違い・仕様違いを買おう! というコトでアッサリと買い増したのが、「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」という製品。前出の品の最大出力は130Wだが、新たに買ったのは最大出力200W。よりパワフルなのである。

新たに買った「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」は、より大容量で最大出力も大きい。その分、より大きく重い。大きさは約127×55×50mmで、重さは約540g。もちろんディスプレイ表示機能を搭載している。Amazonにて1万8990円で購入した。
左が新たに買った20000mAh/200W品で、右が12000mAh/130W品。どちらも重めのモバイルバッテリーだが、携帯感はそーんなに大きく変わらない。

 そして今回は新しく買った「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」について結論から言えば、コレもナイス! というわけで以降にレビューしてゆきたいッ!!!

とりあえず「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」の話は後回しで……。

 似たようなモバイルバッテリーを買ったので、そのレビューも以前のレビューと似たようなものになりそうではある。のだが!!! しかし!!! 新たに買ったモバイルバッテリーについては、以前のバッテリーと購入理由がけっこう異なるのだッ!!!

 そしてその理由とはッ!?

 ↓コレである。コレを導入するための後押しとしてのモバイルバッテリー購入なのである。

Anker Prime Power Bankシリーズ専用の充電台!!!
ポゴピンタイプの充電用接点を備え、Anker Prime Power Bankシリーズ底部の接点とつながって充電となる。すでに表面に少々の傷があるが、これは後述の吸着充電時にできてしまう傷だ。
充電中。お墓っぽい!

 Anker Prime Power Bankシリーズ専用の充電台で「Anker Charging Base (100W) for Anker Prime Power Bank」という製品だ。アンカー・ジャパン直販価格は6990円。

 充電台で約7000円ってちょっとお高いじゃないですかぁ〜、あとぉ〜、1台のモバイルバッテリー専用の充電台ってなるとぉ〜、微妙に導入のハードルが高い? みたいな?

 そこでッ!!! Anker Prime Power Bankシリーズを追加購入することで!!! 2台のモバイルバッテリーのお手軽充電のためならば!!! まあ約7000円でもいいかな〜ってことで!!! そんな流れだゼ!!!

 そして無理矢理2台目のAnker Prime Power Bankシリーズを買い!!! あーじゃー充電台も必要だよねーってコトで「Anker Charging Base (100W) for Anker Prime Power Bank」も購入!!!

 自分で自分を騙すような誤魔化すような洗脳するようなことをやり、この便利でスタイリッシュな専用充電台を買ったのである。イーヤッハァ!!! みたいな?

スゲく便利な専用充電台なのであった

 Anker Charging Base (100W) for Anker Prime Power Bankは使ってみたらヒッジョーに便利であり実用的でありナイスであった。これで約7000円なら、Anker Prime Power Bankシリーズユーザーにとっては納得できるコストパフォーマンスだと思う。

 まずAnker Prime Power Bankシリーズの着脱が容易。接点式の充電台ではあるが、その着脱の手軽さと確実さはAppleのMagSafe並み。

 というのは、Anker Prime Power Bankシリーズバッテリーを充電台の上に置くだけで、正しい位置にセットされて充電できるのだ。もっと言えば「充電台の上にバッテリー底面を雑に近づけるだけで、半自動で正しい位置に固定されて充電が始まる」という感じで、MagSafeの使用感に近い。

充電台側にはポゴピンタイプの接点があり、バッテリー底面にも対応した接点がある。これに加え、充電台側にもバッテリー側にも吸着用のマグネットが内蔵されている。なお電源ケーブルは直接ACアウトレットに挿すタイプ。ACアダプターを外付けするタイプではないので、スッキリと使える。
バッテリーを充電台にセットする場合、多少ズレた位置で雑にセットしても……。
充電台とバッテリー底面のマグネットが吸着し合い、正しい位置に半自動的にセットされる。MagSafe的に使えてとてもラク!

 すっげーさすが専用充電台!!! バッテリーを片手だけでワンタッチ感覚で充電台にセットでき、バッテリーを急速充電できる。あらお手軽!

 ただし充電台からバッテリーを外すとき、バッテリーを真上に引き上げると、充電台がバッテリーにくっついてきてしまう。ので、バッテリーを少し傾けて外す必要がある。なお、マグネット吸着充電と外すときの本体傾けにより、充電台の表面が傷つきやすい。

 そして、この充電台にはもうひとつの便利機能がある。なので、机上面に両面テープ的なもので貼り付けて使うのがいいかもしれない。

 その「もうひとつの便利機能」とは……これだッ!!!

右側にはUSB-A×1、USB-C×2の充電用USB-Cポートがある。

 ポゴピンと合わせると4出力のマルチ充電台なのであった! あーら便利♪ 各ポートの最大出力は、接続するデバイス数により変わるが、最大100W出力でデバイスを急速充電できる。

 詳細な出力は、USB-C1が、5V=3A / 9V=3A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A。USB-C2が、5V=3A / 9V=3A / 12V=1.5A / 15V=2A / 20V=1.5A。USB-Aが、5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A。ポゴピン出力が、21.5V=4.65A。入力は、100V-240V 〜 2A 50 / 60Hzとなっている。海外でも使えますな。

4つのポートの合計最大出力は100W。※出力表はAmazon商品サイトより抜粋。
1つのポートだけ使った場合の各ポート最大出力。
2つのポートを使った場合の各ポート最大出力。
3つのポートを使った場合の各ポート最大出力。

 試しにこの充電台を「魔法のテープ」的なネバネバ系両面テープで机上に固定してみたら……あらまあAnker Prime Power Bankシリーズの着脱がより容易になった!

 さらに右側の3つのUSBポートに対するケーブル挿抜も片手で行えるようになった! いちおうこの充電台の裏側には滑り止めがついているが、机面に貼って使うのが快適かもしれない!!!

「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」は、どうだったか?

 話が逆転した感じになったが、「Anker Prime Power Bank (20000mAh, 200W)」についても使用感は上々。ディスプレイの利便は「Anker Prime Power Bank (12000mAh, 130W)」と同様。やっぱりバッテリー残量や充電ワット数が数値で明示されるモバイルバッテリーは気分良く使える。

 給電用ポートとしては、USBポートはUSB-A×1とUSB-C×2の3ポートがある。USB-Aポートもあればあったで使うから、けっこー役立っている。

USBポートは、USB-A×1とUSB-C×2の合計3ポートを使える(後方から見た様子)。写真の左側を下にして置くと、サードパーティ製のApple Watch充電パッドを挿し、Apple Watchを置いて充電できたりして便利。
ポートが3つあるので、各ポートの出力ワットを示す表示も3つになっている。
3つのポートの合計最大出力は200W。※出力表はAmazon商品サイトより抜粋。
2つのポートを使った場合の各ポート最大出力。
1つのポートだけ使った場合の各ポート最大出力。

 詳細な出力は、2つのUSB-C出力は同スペックで、5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5A (MAX 100W)となる。USB-A出力は、5V=3A / 9V=2A / 10V=6.5A / 12V=1.5A (MAX 65W)。各ポートを合計しての最大出力は200W。

 入力は、2つのUSB-Cとも、5V=3A / 9V=3A / 10V=2.25A / 12V=1.5A / 15V=3A / 20V=5Aで、最大100Wの入力(充電)が可能。前出の専用充電台を使った場合も最大100Wの充電が可能だ。充電台に置いて急速充電をすると、バッテリー残量がメキメキと増えていって楽しい♪

 ただ若干の難点も。ひとつは大きさと重さ。大きさは約127×55×50mmで、重さは約540g。俺の場合は「まあ携帯できる範囲内」とは思うものの、やっぱりちょっと重い。また「こんな重いモバイルバッテリーの常時携帯なんてイヤ!」と感じる人もいるだろう。

 もうひとつはディスプレイ面。ツルツルテカテカな仕上げなので、たぶん携帯しているとすぐ傷つくと思う。専用の袋は付属しているが……。またAnker Prime Power Bankシリーズ用のセミハードケースなども売られているが……。モバイルバッテリーってかなーり長期間使えるので、やっぱり傷防止のフィルム的なものを貼って使うのがいいだろう。

バッテリーを少し保護できる布製の袋が付属する。
サードパーティー製の専用セミハードケースには、バッテリーとケーブルなどを一緒に入れられて便利。
ただし、けっこーかさばる。
俺の場合、いわゆる「表面保護用テープ」を使い、バッテリー表面などを保護している。
表面保護用テープを貼った様子。写真ではわからないが、細かな気泡が入ったりしている。

 表面保護用テープは、モバイル機器の多くに使える保護テープで、貼り直せるタイプ。スマートフォン画面に貼ると表示が少し劣化して見えるが、簡素な表示のディスプレイを保護するのにはまずまず使える。

 自転車のサイクルコンピューター画面とかに貼るのも現実的。同様の製品で大きいサイズもあるので、ノートパソコンに貼って天板などを保護するのもよさそうだ。

 さておき、とてもイイ感じで使えているAnker Prime Power Bankシリーズモバイルバッテリー。そしてその専用充電台。けっこー後戻りできない便利さがあるので、モバイルバッテリーの買い換えを考えているなら、ぜひ一度Anker Prime Power Bankシリーズをチェックしていただきたいッ!!!

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。