ニュース

独創的な光るバックパネル「Nothing Phone (1)」ついに発表、日本では6万9800円

 英国のNothing Technologyは、「Nothing」ブランドの新製品として、Androidスマートフォン「Nothing Phone (1)」を発表した。価格は、8GB+256GBのモデルが6万9800円。

 日本では8月から販売される予定で、発売日や販路などは追って発表される。

基本性能と「Glyph Interface」

 「Nothing Phone (1)」は、チップセットに「Qualcomm Snapdragon 778G+」を採用した5G対応Androidスマートフォン。「Nothing」ブランド初のスマートフォンとして発表された。

 大きさは159.2×75.8×8.3mmで、重さは193.5g。

 Android 12ベースの「Nothing OS」を搭載する。3年間のAndroidアップデートに加え、4年間のセキュリティパッチ適用(2カ月ごと)が保証される。プリインストールアプリは極力抑えられ、AIによるアプリ制御とあわせて快適な使い心地をアピールする。

 背面には「Glyph Interface(グリフインターフェイス)」と呼ばれるしくみを備える。通知や充電の状況に合わせて、背面のLEDライトが光る。たとえばメール受信時と通話着信時とで異なるパターンの光り方を設定できるなど、さまざまなカスタマイズに対応する。

ディスプレイ

 6.55インチ(2400×1080)のフレキシブルOLEDディスプレイを搭載。60Hz~120Hzのアダプティブリフレッシュレートや、240Hzのタッチサンプリングレートに対応している。

 パンチホール型のインカメラが、画面左上に位置する。ベゼルの厚さは四方で均等になっており、デザイン性の向上に寄与している。

カメラ

 アウトカメラは2眼構成で、メイン50MP(F値1.88)+超広角50MP(F値2.2)という構成。

 メインカメラには、ソニー製センサー「IMX766」が採用されている。センサーサイズは1/1.56インチ。超広角カメラには、サムスン製センサー「JN1」が採用されている。センサーサイズは1/2.76インチで、画角は114度。マクロ撮影にも対応する。

 また、先述の「Glyph Interface」を活用することにより、被写体を照らすこともできる。

バッテリーや対応周波数など

 バッテリー容量は4500mAhで、33Wの有線充電のほか、15Wのワイヤレス充電(Qi)、5Wのリバースチャージに対応する。

 5Gの対応周波数は、n1、n3、n5、n7、n8、n20、n28、n38、n40、n41、n77、n78。4Gは、バンド1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28、32、34、38、39、40、41、66となっている。

 IP53相当の防水防塵性能を備える。FeliCaには非対応。

「Nothing Phone (1)」の主なスペック
項目内容
大きさ159.2 × 75.8 × 8.3mm
重さ193.5g
チップセットQualcomm Snapdragon 778G+
OSNothing OS(Android 12)
メモリーと内蔵ストレージ8GB + 128GB
8GB + 256GB
12GB + 256GB
ディスプレイ6.55インチ フレキシブルOLED(2400 × 1080)
Corning Gorilla Glass
120Hz駆動
アウトカメラ メイン50MP(ソニーIMX766)F値1.88
センサーサイズ1/1.56インチ
OIS、EIS
超広角50MP(サムスンJN1)F値2.2
センサーサイズ1/2.76インチ
画角114度
フロントカメラ16MP(ソニーIMX471)F値2.45
センサーサイズ1/3.1インチ
バッテリー4500mAh
33W有線充電
15Wワイヤレス充電(Qi)
5Wリバースチャージ
SIMカードデュアルSIM(nano-SIM)
5Gn1、n3、n5、n7、n8、n20、n28、n38、n40、n41、n77、n78
4Gバンド1、2、3、4、5、7、8、12、17、18、19、20、26、28、32、34、38、39、40、41、66
Wi-FiWi-Fi 6、802.11 a/b/g/n/ac/ax、2.4G/5G デュアルバンド
BluetoothBluetooth 5.2
FeliCa非対応
NFC対応
防水防塵IP53
生体認証顔、指紋(画面内)
ソフトウェアサポート3年間のAndroidアップデート
4年間のセキュリティパッチ適用(2カ月ごと)