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「Nothing phone (1)」予告、今夏発売へ――日本展開も

 英国のNothing(ナッシング)は、スマートフォンの新製品として「Nothing phone (1)」を予告した。今夏発売される予定で、「Nothing OS」が採用されること以外、詳しいスペックはわかっていない。

 また、同社の日本向け公式Twitterアカウントは、国内展開の予定をほのめかすツイートを投稿した。

Nothing CEOのカール・ペイ(Carl Pei)氏

Nothingとは

 英国・ロンドンに拠点を置くNothingは、スマートフォンブランド「OnePlus」の共同創設者であるカール・ペイ(Carl Pei)氏が立ち上げた。

 2021年2月には、“Androidの父”とされるアンディ・ルービン(Andy Rubin)氏が立ち上げた「Essential」を買収。

 今回の「Nothing phone (1)」に先立つプロダクトとしては、ワイヤレスイヤホン「Nothing ear (1)」が日本でも販売されている。

「Nothing phone (1)」と「Nothing OS」

 クアルコムの「Snapdragon」プラットフォームとも協業するという「Nothing phone (1)」は、「Nothing OS」を搭載。

 「Nothing OS」は、ユーザーの使用しているアプリの傾向などを学習するほか、メモリー(RAM)の最適化などを行い、アプリの起動や遷移を高速化する。

 また、一貫性のあるデザインも特徴のひとつ。たとえばロック画面とホーム画面の時刻表示は同じ位置にあり、ロック解除時のスムーズな体験を提供する。

 天気のアイコンがドット絵で示され、ボイスレコーダーのアプリはアナログテープのリールを動かして再生速度を調整できるなど、各所に工夫が見られるデザインとなっている。

 3年間のOSアップデートと4年間のセキュリティアップデートも保証される。

 “Nothingのオープンエコシステムの基礎になる”と表現された「Nothing OS」は、サードパーティ製品の接続もサポート。4月には「Nothing OS」のランチャーがリリースされ、一部のスマートフォンでダウンロードできるようになるという。

日本展開をほのめかすツイートも

 Nothingの日本向け公式Twitterアカウントは、「Nothing phone (1)」に関して、「日本上陸」という言葉とともにツイートを投稿。同機種の国内展開をほのめかした。