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キャリアショップ代理店が”転売ヤー”対策で「お1人さま1台限りルール」継続に理解求める、総務省のWG会合で

 総務省で25日、競争ルールの検証に関するWG(第29回)と消費者保護ルールの在り方に関する検討会(第39回)の合同会合が開催された。

 キャリアショップの代理店が加入する全国携帯電話販売代理店協会(全携協)は、人気機種の転売を防止する「お1人さま1台限りルール」について、今後も継続する方針への理解を求めた。

 MNP契約などで店舗どうしの競争が激しく、端末単品の値下げによる「MNP合戦」が激化しており、キャリアショップも自腹を切って対抗せざるを得ないのが現状だという。

 一方、「値下げされた人気端末」を転売する目的で来店するユーザー(いわゆる「転売ヤ―」)が端末を買い占め、機種変更など本当に端末が必要な人に端末が提供できないケースが発生している。

 そこで、MNO4キャリアのショップでは、人気機種の複数台の購入を断る「お1人さま1台限りルール」を徹底している。

 全携協では今回の会合で、希少性のある在庫については「お1人さま1台限りルール」を引き続き徹底させてほしいと、継続に理解を求めた。