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ソフトバンク、代理店の不正契約について「事実として把握」――本人の知らないところで端末と回線を不正契約

 ソフトバンクは、一部SNSで投稿されている代理店の販売員による不正契約について「事案としては把握しています」と回答した。ユーザーに対しては「誠意を持って対応したい」としている。

 SNSには、ソフトバンク代理店の販売員の一人が、顧客の契約情報や支払い情報を使って回線と端末を不正に契約し、販売員が端末を不正に取得した後、回線を解約したと投稿されている。

 これら一連の事案について、ソフトバンク広報部は「事実としては把握しています。お客様へは誠意を持って対応したい」と事実であることを明らかにした。

 具体的な内容について、「当社が業務委託する代理店が運営する店舗の一人のクルーが、お客様に対して『無断で契約を行う』という不適切な行為があったことを、把握しております」と回答。

 経緯など詳細については、「個別事案であるため回答を控える」旨をコメントした。直近に同様の事案があったかどうかについて、ソフトバンク広報部は「報告を受けているのは本件のみ」としている。

 今後の対応について、「当社規定に則って厳正な対応を行う」と回答。また、再発防止については「従来、定期的に当社が業務委託する代理店に対し、研修を実施し、コンプライアンス意識の啓蒙を行ってきた。改めて、教育を再徹底すると共に、定期的な監査を行う。」とした。

 なお、今回の不正契約を行った販売店に対しては、「事実関係を確認した上で、(ソフトバンクの)ルールに則り、当社が業務委託する代理店に対して、厳正な対応を行う」と回答。一方で、不正契約を行った販売員に対しては、「ソフトバンクが直接雇用しているわけではない」とし、今後の対応について明言しなかった。