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シャープ、SIMフリー版「AQUOS sense3」27日発売
2019年11月19日 10:15
シャープは、SIMロックフリーのAndroidスマートフォン「AQUOS sense3」を発売する。価格は3万円台半ばになる見込み。端末の詳細は、発表時の記事にて紹介している。
AQUOS sense3は、NTTドコモ、au、UQ mobileからキャリア向けモデルとして発表されていたが、SIMロックフリー版が発売される。シャープの発表会で明らかにされていた機能のDSDV(デュアルSIM・デュアルVoLTE)とsXGPは、SIMフリー版のみサポートされる。
従来モデルの「AQUOS sense2」と比べ、約1.5倍の4000mAhのバッテリーを搭載。大容量バッテリーを搭載しながらも、内部基板を25%削減することで、本体サイズの大型化を防いだ。
同シリーズ初となる、標準レンズ+広角レンズ構成のツインカメラを備える。画質エンジンは、2019年夏のハイエンドモデル「AQUOS R3」と同一の「ProPix2」を搭載し、被写体ブレ補正に対応する。
主な仕様
5.5インチのディスプレイを搭載。解像度はフルHD+(2160×1080)。チップセットは、Snapdragon 630。メモリ(RAM)は4GBで、ストレージ(ROM)は64GB。
背面カメラは、1200万画素の標準カメラと1200万画素のデュアルレンズ構成。インカメラは800万画素。
OSはAndroid 9。バッテリー容量は4000mAh。防水、防塵、耐衝撃性能を備え、おサイフケータイに対応する。
Wi-FiはIEEE802.11a/b/g/n/acをサポート。生体認証は指紋認証と顔認証に対応。大きさは147×70×8.9mmで、重さは167g。
法人のニーズからDSDVとsXGPに対応、公営網と自営網の切り替えが可能に
開発を担当した、シャープ 通信事業本部 パーソナル通信事業部 商品企画部長の林孝之氏によると「senseシリーズのユーザー層は幅広く、フィーチャーフォンから乗り換えるユーザーや、若い世代のユーザーがいる。一方で、Android Enterpriseにも対応していることから、法人の一括購入もあった」という。そういった法人向けのニーズに応えるために、これまで社内の構内自営網に利用されていたPHSの代替となるsXGPに対応し、自営網と公衆網に対応できるようDSDVもサポートに至った。圏内に入ったら自動でSIMを切り替える機能も搭載する。
楽天モバイル版の「AQUOS sense3 plus」は、出荷時からSIMロックフリー。ただしDSDVやsXGPには対応しない。法人向けには、sense3をメインで販売していくためだという。