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5G対応でトリプルカメラ、Android 11搭載の「AQUOS sense5G」

 シャープは5G対応のAndroidスマートフォン「AQUOS sense5G」を発表した。販路や取り扱うキャリアは明らかにされていない。2020年冬以降に発売される予定で、Android 11を搭載する。

 「AQUOS sense5G」は、Web検索や動画視聴、ビデオ電話と行った身近な生活に役立つ5G端末というコンセプトで開発された。そのうえで、「レスポンス」「電池持ち」「使いやすさ」の3つについて必要十分な機能を備えた端末となっている。

 「レスポンス」においては、チップセットに「Qualcomm Snapdragon 690 5G」を採用し、AQUOS sense3と比較しCPU性能が2.4倍、UFSストレージを搭載しており、読み込み速度を2.4倍に向上させた。これに加えて最高2.1Gbpsの高速5G通信を組み合わせることで、ストレスフリーの使い心地を実現したという。

 「電池持ち」に関しては、AQUOS sense3から14%増量した4570mAhのバッテリーを搭載。さらに、新世代IGZO液晶を採用したことで、低消費電力化を実現したという。5G通信や高性能化を実現しつつ、フル充電から普段遣いであれば1週間、5G動画再生は12時間、5Gビデオ通話は5時間使用できる。

 「使いやすさ」は、おサイフケータイ(FeliCa)やIPX5/IPX8、IP6Xの防水防塵性能、指紋と顔の生体認証など基本性能をもれなく搭載。また、新機能として自宅に帰ると自動でテザリングモードになる「テザリングオート」機能や画面分割機能、指紋長押しで決済アプリの立ち上げなどのユーザーインターフェイス機能も充実させた。

 AQUOS sense3から、5G対応や電池の増量、大画面化とトリプルカメラ搭載など進化を遂げたが、本体サイズは従来とほとんど変わらないサイズに収め、誰もが使いやすいサイズとしている。

 カメラは、12M+12M+8Mのトリプルカメラ構成。電子手ブレ補正機能やナイトモード対応AIオート機能を搭載する。

アウトカメラはトリプルカメラ搭載。アルミボディのためNFC部はアウトカメラ近くに配置
インカメラ

 大きさは約148×71×8.9mm(暫定値)。重さは未定。メモリーは4GB、ストレージは64GB。

「みんなの5Gスマホ」

 AQUOS sense5Gは、価格と性能のバランスを追求しつつ、5G時代の使いやすさも盛り込んだ機種だ。開発コンセプトは「みんなの5Gスマホ」とされ、その特徴として「レスポンス」「電池」「使いやすさ」の3点がある。

 レスポンスは、採用するチップセット(Snapdragon 690 5G)が、先代モデル「AQUOS sense3」から約2.4倍の性能向上となることなどがある。バッテリーも容量アップに加えて、省エネ性に優れ透過性能がアップしたIGZOディスプレイにより、消費電力を抑えながら、明るい表示を実現した。

 そして「使いやすさ」としては、ユーザーが設定した場所で自動的にテザリング機能がONになる「テザリングオート」、指紋センサーの長押しで好みのアプリを呼び出せる機能で、主にコード決済アプリの利用を想定した「Payトリガー」、そしてこれまでのAQUOSシリーズで採用されてきた、手軽なスクリーンショット撮影機能「ClipNow」の使いやすさ向上、はたまた、画面分割のボタンをアプリ切替時にすぐ表示するようになる点などだ。

ペイトリガー
テザリングオート
画面分割