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BBバックボーン、sXGPの新周波数に対応したアクセスポイント

SC-120J2

 ソフトバンク子会社のビー・ビー・バックボーン(BBバックボーン)は、sXGPの新周波数に対応したAccuver製のアクセスポイント「SC-120J2」を3月上旬に発売する。

 2021年1月の公衆PHS音声サービス終了や、2023年3月に予定されている公衆PHSテレメタリングサービスの終了により、医療施設や工場などで内線電話として利用されている自営PHSも徐々に終息へ向かっている。

 sXGPは1.9GHz帯の周波数を使用した自営通信用のTD-LTE規格で、プライベートLTEの通信方式の一つ。PHSの後継となるサービスとして、sXGP方式の利用が始まっている。

 また、2020年12月に施行された電波法関係省令などの改正で、sXGP方式で利用可能な周波数が拡充されたことで、従来の内線電話として利用されていた自営PHSとの干渉を心配することなく、sXGP方式によるプライベートネットワーク環境を構築できるようになった。

sXGP方式の新周波数に対応したデバイスの例

 SC-120J2では、拡充された周波数を含む1.9GHz帯の特性を生かすことで、自営PHSとの干渉回避を実現するとともに、自律同期機能やアクセスポイント間の同期機能で設備・工事費用を削減できる。障害物が多くWi-Fiや公衆LTEでは利用が難しいエリアにおける無線通信環境の構築も可能になる。

 同社は今後、新周波数を含むsXGP方式のアクセスポイントに対応するデバイスも拡充予定としている。