てっぱんアプリ!

Google フォトがもう一杯! 他のクラウドストレージに移行するには?

 スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!

◇   ◇   ◇
アプリ名: Google フォト
開発者: Google LLC
価格: 無料
対応OS: iOS 15.0 以降、Android OS
カテゴリ: 写真・ビデオ

 無料のGoogle アカウントで利用できるクラウドストレージの容量は15GBまで。Gmailでメールをやりとりし、Google ドライブにファイルを保管して、さらにスマートフォンで撮影した写真をGoogle フォトに自動アップロードする設定にしていると、一杯になるのは時間の問題だ。でも、もし残容量に余裕のある他のクラウドストレージが使えるなら、写真を移行するのは意外と簡単だ。

クラウドストレージを圧迫するGoogle フォトの写真を他へ移行する方法を解説

容量を圧迫しやすい写真・動画を移行しよう

 クラウドストレージの容量を圧迫しやすいのは、1つ1つのファイルサイズが大きい写真や動画。Google アカウントのクラウドストレージが一杯になりそうなとき、まずはそれら写真・動画データを他のクラウドストレージなどに移行するのが効果的だ。

 都合のいいことに、GoogleではGoogle フォトに保管している写真・動画を簡単にエクスポートできる機能が用意されている。なかでも、同じクラウドストレージであるOneDriveへの移行は最も相性が良い。というわけで、ここでは主にGoogle フォトからOneDriveへの移行の方法について紹介したい。

OneDriveへの具体的な移行手順

 Google フォトに保管している写真・動画をOneDriveに移行したいときは、アプリではなく「Google アカウント」のWebページ上で操作する。具体的には下記の手順で進めることになる。

1.Gmailなどのアプリ右上にあるユーザーアイコンをタップし「Google アカウントを管理」ボタンを押す
2.「Google アカウント」ページが表示されたら「データとプライバシー」タブを選択し、「データをダウンロード」をタップ
3.「Google データエクスポート」のページが表示される
4.「Google フォト」の項目までページをスクロールし「詳細」のリンクをタップ
5.「写真を移行」のリンクをタップ
6.「転送するコンテンツの選択」に「Google フォト」が表示されていることを確認して「次のステップ」へ
7.「エクスポート先」で「Microsoft OneDriveに転送」を選ぶ
8.「アカウントをリンクしてエクスポートを作成」をタップ
9.Microsoftアカウントとの連携を確認
10.すると、すぐに移行の処理が開始。あとは待つだけ
11.しばらくして移行が完了すると、メールで通知される
12.移行データはOneDriveの「画像」フォルダに保管される

 なお、OneDriveではなく他のクラウドストレージに移行したい、もしくは丸ごと手元にダウンロードして外部メディアなどにバックアップしたいときは、上記手順のうち「4」で「詳細」リンクをタップするのではなく、チェックを入れて「次のステップ」へ進む。

 そうすることで、データを圧縮したうえで他のクラウドストレージに保管したり、まとめてダウンロードするためのリンクを生成したりすることが可能だ。無事に移行・バックアップが完了したことを確認できたら、最後はGoogle フォト上で移行済みのファイルを削除して空きを増やしておこう。

OneDriveへの移行ではなくバックアップを残したいときは、「Google データ エクスポート」のページで「Google フォト」にチェックを入れる
ページ最下部までスクロールし「次のステップ」へ
エクスポート先を選択
ファイル形式やファイルの分割単位を指定して「エクスポートを作成」する