てっぱんアプリ!
「Google フォト」でiPhoneや一般スマホでも写真のAI加工ができるようになった
2024年5月24日 00:01
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
これまではGoogle Pixel 8/8 Proという限られたスマートフォンでしか使えなかった「Google フォト」のAI画像加工機能が、一般のAndroidスマートフォンやiPhoneでも利用できるようになった。どんな風に使えるのか、さっそくチェックしてみよう。
制限はあるものの無料ユーザーでも利用可能
「Google フォト」のAIを活用した画像加工機能は、Googleアカウントをもつユーザー全員が利用できるもの(2024年5月から順次対象を拡大していくため、タイミングによってはまだ利用できない場合もある)。ただし加工後の画像を保存できるるのは、無料のGoogleアカウントは10回まで。制限なく保存するには「Google One プレミアム」(月額1300円)以上のプランを契約する必要がある。
AI加工機能の利用方法は、Google フォトアプリを起動して、編集したい写真を選んだら「編集」ボタンを押すだけ。「消しゴムマジック」「空」「ぼかし」「カラーフォーカス」「ポートレートライト」などがAIを活用したツールで、好きなものを選び、適用度合いを変えながら画像の見映えを調整できる。
使える加工ツールが画像に合わせて自動判定
「消しゴムマジック」は、自然な見映えを維持したまま画像内の余計な被写体を消すことができるツール。消したいものをなぞって指定するが、風景メインで人が小さく写り込んでいるような写真だと人が自動選択され、ほとんどワンタップで消し去ることが可能だ。
「空」は、写真内の空を自動判定して色合いなどを変えられるツール。「ぼかし」と「カラーフォーカス」は、被写体を自動で判定して背景だけをぼかしたり、背景だけをグレーにして前景を目立たせることができるツール。そして「ポートレートライト」は、光源を動かして人の顔部分を明るく照らすことができるツールとなっている。
これらツールのうち実際に使えるものは画像によって異なる。画像の内容を自動で判断しているためで、たとえば人の姿が映っている写真なら「ポートレートライト」や「カラーフォーカス」などのツールが有効になるが、風景写真であればそれらは画面に現れないことがある。
過去に撮影した写真のなかには、余計なものが映り込んでしまっていたり、雰囲気よく撮ることができていなかったりするものもあるかもしれない。そうした写真もAI加工機能を駆使して、印象的な写真に変えてみてはいかがだろうか。