てっぱんアプリ!
「DeepL」公式アプリが機能アップで実用度マシマシ、外国語学習にも使える!
2023年1月27日 00:00
スマホを、もっと楽しく快適に使うには、アプリを活用しよう。本コーナーでは、続々登場する旬なアプリの中から編集部が厳選した、スマホユーザー必携の“てっぱん”アプリをご紹介します!
2022年前半にAndroid版も登場した「DeepL翻訳」アプリが、その後のアップデートで大幅な機能アップを果たしている。日本語と外国語の相互翻訳がますます容易になり、インターネットでの情報収集や海外とのやり取りがさらにスムーズになりそうだ。
単に翻訳するだけでなくOCRツールの代わりにも
AIによる高精度な翻訳が可能なツール「DeepL翻訳」。当初、(無料で)利用できるのはWebサイト上でのフォーム入力に限られていたが、その後iOS(iPadOS)版とAndroid版のアプリがリリースされ、より手軽にサービスが利用できるようになった。2022年初めに登場したAndroid版は機能が少なく、実用性が高いとは言えなかったが、およそ1年を経てAndroid版も大幅に機能アップしたようだ。
画面上部に翻訳したいテキスト入力するか、クリップボードから貼り付けると、その下に指定した言語に翻訳されたテキストが表示される、というシンプルな画面レイアウトはそのまま。しかし、読み込んだ画像内の文字を認識して翻訳する機能と、音声入力機能が追加されている。また、テキストファイルやPDFファイルから翻訳元テキストを読み込む機能も実装されている。
特に画像の文字認識については、その場で写真撮影するか、端末に保存している画像を読み込むことで、自動でテキストが抽出され指定した言語に翻訳してくれるという便利なもの。目の前にある印刷物や標識などの翻訳に使えるだけでなく、アナログ文書をデジタル化するときの簡易的なOCRツールとして活用することも可能だ。
翻訳テキストの保存機能は外国語学習にも便利
他のアプリの共有機能から連携する機能も引き続き使える。たとえばGoogle Pixelシリーズのスマートフォンの「レコーダー」アプリで文字起こしした文章を本アプリに連携して翻訳する、といったような使い方はいろいろな場面で役立つだろう。ただし無料版の場合、翻訳元テキストとして指定できるのは最大5000文字という制限があるので、長時間の文字起こしを一発で翻訳する、といった使い方はできないことに注意したい。
なお、一度翻訳したテキストは、本アプリ内に保存しておいて後で再利用できるようにもなっている。複数の文章を連続的に翻訳して後でまとめて確認する、みたいな使い方はもちろんのこと、覚えておきたいセンテンスをメモするなど、外国語学習の補助ツールとして活用するのもOK。使い方次第で単なる翻訳ツールに止まらないさまざまな応用が考えられそうだ。