拙宅猫御一行様は、一般的な猫と同様、案の定いつも毛繕いをしている。すなわち毛繕っている。

体をキレイにしましょう。ニャグニャグニャグ。みたいな	顔もキレイにしましょう。ニャグニャグニャグ。的な

　拙宅猫御一行様は、一般的な猫と同様、なんかいつもニオイを嗅いでいる。何度も嗅いでいる。ずっと嗅いでいる。嗅がないことはない。

あ。ブニャシだ。ニオイを嗅ごう。フカフカ。カフカフ。フカフカフカ。みたいな	もっと嗅ごう。フカフカフカフカフカフカフカフカ。飽きずに嗅ぐのであった

　拙宅猫うか様は、ほかの猫と同様に、飼い主が何か作業をしていると、思わず手伝いに来てしまう。
　すなわち「ニャんですか？　ニャにしてんの？　手伝いますよ手伝うんですよ」と近づいてきて作業を中断させるのである。

猫ハウスの組み立てを開始した瞬間、うか様が手伝いにやってきて、事実上、組み立ての邪魔をするのであった。

　拙宅猫とろ様は、ほかの猫と同様に、何かを鼻先に突き出されると思わずニオイを嗅いでしまう。
　ただ、とろ様の場合、ニオイをよりよくビシッとシッカリ確実に嗅ぎたいためか、口を開きグヒグヒグヒグヒと呼吸サウンドを響かせつつ、よ～く嗅いでいるようだ。

グヒグヒグヒ、的に。ニオイを嗅ぐとき、このように口を軽く開く。ニャコブソン器官を活用中ですか？

　拙宅猫とろ様は、拙者のベッドで寝たりすることが少なくない。

　またその場合、ヤケに熟睡モードであって、あかりを点けてもカメラを接近させてもお腹をゴニョゴニョしても起きなかったりする。なかなかイイ!!

あ。おまえは。眠いニャ。みたいな	このようにレンズを鼻先に接近させても寝ている

　拙宅猫うか様は、3月になろうと4月になろうと、ヘタすると5月になっても「寒いニャ」と思っていると思われる。

　すなわち猫用暖房器具必須猫であり本日もまたホットカーペット上でゴニョゴニョと寝ていたりする。

寒いし眠いニャ。みたいな	頭の上側が寒いニャ。的な	鼻が寒いニャ。このようにずーっとホットカーペット猫をしている

　拙宅猫とろ様は、真夜中とかに何もない壁のほうを見ていたりする。凝視状態ですな。

　ジッと見ているなら、まあ、猫によくあることだと思える。が、しかし、とろ様周辺を人間がさんざんウロウロしても同じ方向を見続けているので、ソコにはそーとーな存在があるのかも的にプチ怖くなったりする。

む。あそこに何かいる。おまえはおまえは。的な	いるのはわかってますよ。おまえはおまえは。風な	おまえはおまえは。いなくなるまで見てますよ。みたいな

　拙宅猫うか様は、突然、ジャンプすなわちニャンプしたりする。
　理由はよくわからないが、うか様内部で何か興奮とかしたっぽい感じだ。とにかく、突然なのである。あと、突然走り出すことも多い。

むッ!!　ニャニャニャ!!　ニャンプ!!　といった感じで発作的にジャンプするのであった

　拙宅猫とろ様は、いつでもどこでも爪を研ぐ猫ゆえ、爪はいつもシャキーン!!　と鋭い。が、容易に爪を切らせる猫でありかつ肩には乗らない猫ゆえノープロブレムと言えよう。

　でも、爪を切られるとき、切なそうな表情をしている。

(1)シャキーン!!	(2)切りますよ	(3)イヤ～ン!!　みたいな

　拙宅猫うか様は、いつでもどこでも爪を研ぐ猫である。それゆえ、爪はいつもシャキーン!!　と鋭い。また拙宅猫うか様は、シャキーンであると同時に肩乗り猫なので、シャキーンが肩にズシャァッであってズギャーンと痛いと言えよう。

　でも、なかなか爪を切らせてくれニャいのであった。

捕獲されるうか様。捕獲だけならOKだが、それに加えて爪を切ろうとすると全身全霊で脱走しようとする	シャキーン!!

　拙宅猫うか様は、夜中とかに、階段のあたりに来て、遠吠えするのである。

　最初は「ニャォーン」みたいな。次いで「アォォーン」みたいに。さらに「ミャァォォ～ン」といったふうに、徐々に野性味を増しつつ声量を増やしつつ遠吠えする。

　ロシアンブルーはボイスレスキャットと呼ばれるほど「なかない猫」なんだが、拙宅うか様はニャーニャー言ってウルサイけど楽しいと言えよう。

階段付近でニャーニャーミャオミャオニャオーンミャオーンと騒ぐうか様。二日に一度～毎日そうするのであり賑やかな猫と言えよう	階段付近で寝ているとろ様。ごはん要求時以外ほとんどなかないが、最近はうか様の影響でニャンニャン言うようになりつつある。ナイス!!

　拙宅猫御一行様は、どちらも、こっちをジッと見ていることがある。

　って、猫もコッチとか見るだろフツーに、とは思うんだが、ナニか作業とかしていて、妙な視線っぽいものを感じてソチラを見ると、きっと猫がこっちを見ているのである。その視線だけで人間の意識をどうこうしているような気がしなくもない。

　猫の眼力って凄いのかもしんない。

あ!!　こっちを見ていた!!　若干の怨念関連オーラが感じられなくもないような気は全然しないと言えば嘘になろう	ニャ!!　おまえはおまえは!!　こっちを見ていたな!!　ニャんか言おうとしてますか？　的な

　拙宅猫とろ様は、ときどき、突如、水遊び（!?）をする。

　水のなかに手（前足という説もある）を突っ込んでバシバシして、濡れた手（前足という捉え方もある）を舐めたりしている。

　もちろん、床は濡れるのであるが、とろ様はニコニコしている。

あ。水だ。バシバシしよう。バシバシバシ。ニャニャニャ。みたいな。

　猫がごはん中の様子は、なんかこう、落ち着くなぁ、とか思うのは、拙者だけではあるまい。あるまい。あるまい。

とろ様ごはん中。ニャグニャグ言いつつゴロゴロ言ったりする。	うか様ごはん中。案外静かに集中してお食事。声をかけるとこっち向いてウッカリと口開いて口のなかのカリカリを落としたりも。

　拙宅猫うか様は、片手(片前足というアプローチもある)を前に突き出していることがある。これはどのような気分/状態/意味/効能なのだろう？　考えても全然答えが出ないのであった。

このように片手（片前足という意見もある）を前に突き出していることが多い	と思ったら突然あくびをして恐ろしい顔になったりする

　拙宅猫とろ様は、下から見ると歌舞伎っぽいことがある。

このように歌舞伎っぽい口になることがある。

　拙宅猫はどうもジョーバを操作できるようだ。

　てゅーか、ときどきジョーバが自動的に動作しているっぽく、どうも猫がジャンプした瞬間電源ボタンを押しているらしく、乗馬運動を一応している格好でいたりする拙宅猫である。

このようにジョーバ上に乗りがちな拙宅猫。ジャンプの瞬間、操作ボタンを押すことがあるようだ

　拙宅猫うか様は、すぐにあくびをする猫なのである。

　人間になにか訴えかけたりしている……と思ったら速攻であくび。虫かなにかを注視している……と思った途端にあくび。あくびしまくり。

　猫とかは緊張を解くためにもあくびをすると言われているが、うか様のそれは、なんつーか、「飽きた」と言わんばかりのテンションなのだ。

(1)おまえはおまえは。アタクシがここに来たということは、アタクシが遊ばれてやらなくもないという意味よ。それを承知でアタクシと遊ばないとでも言うの？　これだから人間は愚(以下略)。	(2)あ、すいません、じゃあ遊ん……と思った途端に、あくび。拍子抜けするのであった。

　拙宅猫とろ様は、既製品の猫用ベッドの類にナゼか入らない。段ボール箱にフリースを敷いた簡易ベッドとかには入るが、猫に特化され製品化されているベッドには（猫ちぐらを除いて）入ってくれないのである。どうも気にくわないらしい。

　が、気にはなっているようで、既製品猫用ベッドに手を突っ込んだり肩を乗せたりはしている。不思議。

(1)こここ、これは既製品の猫用ベッド……ニャニャニャ、気になる!!　写真手前の白っぽいのがそうであり、うか様はよくここで寝ている	(2)むむっ、これは……うかのニオイ!!　このように調べたりニオイを嗅いだりはする	(3)ならば手（前足という考え方もある）だけなら入れてやらなくも……あ、うか!!　このように体の一部は猫用ベッドに入れるものの、上に鎮座したりはしないのだ

　拙宅猫うか様は、気分がいいと床とかテーブルとかベッドとかいろいろなトコロでゴニョゴニョとしているが、それはそれでいいのだが、ゴニョゴニョし過ぎでヘンな顔になりまくっているが、それもそれでいいのだが、いろいろな顔になる猫だなぁと思った。

(1)床でゴニョゴニョしている様子。	(2)ゴニョゴニョ中に顔が少し変形してきたところ。	(3)顔が変形しつつ恐ろしい顔になってきた状態。