ドコモが海外データ定額サービスを刷新、新名称は「世界そのままギガ」

　NTTドコモは、提供中の海外データ定額サービス「パケットパック海外オプション」をリニューアルし、5月24日正午から「世界そのままギガ」として提供する。新たに予約機能が加わるほか、利用期間の設定がより柔軟なものになる。

　あわせて、「海外パケ・ホーダイ」の名称も同日から「世界ギガし放題」に変更される。

「世界そのままギガ」

　「世界そのままギガ」では、ドコモの利用者が日本で契約中の料金プランまたはパケット定額サービスのデータ通信容量を、海外でも利用できる。利用には、「WORLD WING」の契約と、「ギガホ」などの料金プランまたは「spモード」と国内パケット定額サービスの契約が必要。

　旅行の日程に合わせて1時間、24時間（1日間）～30日間の利用期間を選べる。「ドコモ海外利用」アプリや「世界そのままギガ」専用Webサイト上での予約のほか、予約なしでの利用にも対応する。

　料金は1時間200円、24時間（1日間）980円。2日間～の利用期間については、70以上の国・地域で利用できる「国・地域限定割プラン」により、割引を受けられる。

　月々に利用できるデータ通信容量は30GB（一部除く）。

ドコモ　報道発表資料より（以下同）

「パケットパック海外オプション」からの主な変更点

　「世界そのままギガ」では、「パケットパック海外オプション」にはなかった予約機能を利用できる。事前に予約をしておけば、渡航先で「データローミング」をオンにするだけでデータ通信を使えるようになる。

　また、「パケットパック海外オプション」における利用期間の選択肢は、最大でも「1時間／24時間／3日間／5日間／7日間」の5つだった。「世界そのままギガ」では、対象の国について「1時間」「24時間」のほか、2日間～30日間の範囲であれば1日刻みで設定でき、より柔軟になる。

　なお、すでに「パケットパック海外オプション」を契約している場合、自動的に「世界そのままギガ」に切り替わる。

「世界ギガし放題」

　5月24日から、「海外パケ・ホーダイ」（1日あたり最大2980円）の名称が「世界ギガし放題」に変更される。サービス内容に変更はない。