みんなのケータイ

「大画面でゲームできたらステキだな」って思ったがそんなうまくはいかなかった

【Lenovo Tab8】

 夫婦そろって「Lenovo Tab8」を契約して約2カ月が経過した。同端末のおかげで、動画消化がはかどっている夫を見ていて、「音がいいなぁ」ということに気づいた。それもそのはず、Quad Speakerを搭載しており、Dolby Atmosによる立体音響を実現しているのだ。

 もしかしたら、これでゲームをプレイしたら、没入できるレベルで解像度の高い音を楽しめるのではなかろうか。しかも、老眼に優しい大画面で。

 「そんなに小さい画面が辛いのであれば、テレビや外部ディスプレイにつなげばいい」とか、「あきらめて老眼鏡をかけなされ」という意見もあるだろうが、極力手間のかかる面倒は避けたい。

 そんなわけで、放置しつつもリリース直後から飽きずにプレイしている「ゼンレスゾーンゼロ」をプレイできるかどうか試すことにした。

 なお、同ゲームの対応スペックは最低でDimensity 1200、推奨スペックはDimensity 8200以上となっている。ストレージの空き容量は20GB以上必要だ。

 Lenovo Tab8が搭載するSoCはDimensity 6300だが、万が一にもイケるかもしれない。ストレージには余裕がある。

タブレットで写真を撮らないこともあり、38GBしか使っていない

 さっそくインストールしたが、自宅の光10Gbpsインターネット回線に接続しているのに、なかなかインストールが終わらない。インストールが済んで、ゲームをスタートさせても、今度は追加ダウンロードがなかなか終わらない。ゲームを始めるまでに1時間20分ほどかかってしまった。

途中のラップタイムは、「このステップで完了なのか、まだ続くのか」が不明だったため念のために記録したものだ。隠れて見えないが、最初の22秒で200MB程度のアプリ本体をダウンロードし、その後、データリソースをダウンロードし、シェーダーをコンパイルし……という具合に時間がかかってしまった

 ようやく準備が整い、ゲームを開始した。同ゲームはグラフィックがすばらしく、高画質設定でプレイしたいところだが、Lenovo Tab8では「低画質」に設定する以外の選択肢がなさそうだ。

 予想に反して、操作に対してしっかりキャラクターが追従してくる。春節イベントで、いつもよりにぎやかな周囲の音の解像度も高い。これは検証にとどまらず、普段使いとしてイケるのではないか。

 そう思った矢先に、キャラクター同士の会話が始まった。音質はいい。音“質”は。しかし、3行くらいのセリフでは、ところどころ音が飛ぶ。音のスタッタリングだ。人生の3分の1が昭和だった人であれば、レコードの針が飛んだ状態、と説明したほうが伝わるだろうか。

 幸い、セリフは全文がテキストとして表示されているので、音が飛んだとしても意味は伝わるし、何ならテキストにざっくりと目を通して(せっかくの)アテレコ音声をスキップすることもあるのだが、自らスキップ操作するのと意図せず音が飛ぶのとでは、少々体験が異なる。これではゲームを継続するのをあきらめざるを得ない。

ストーリーの1つをクリアしたところ、打ち上げ花火の撮影スポットに案内された。低画質モードでも気にならない美しさだ。Copyright c COGNOSPHERE. All Rights Reserved.

 ではLenovo Tab8のベンチマークはどうなっているのだろうか。「AnTuTu v11.0.8」でテストしたところ、57万7403というスコアが表示された。どうしようもないほど低くはないが、エントリークラスであることに違いはない。

エントリークラスの中でも中程度

「Geekbench 6」ではシングルコアが787、マルチコアで1923というスコアになった。同じSoC(Dimensity 6300)を使ったSamsung Galaxy A06(5G)と同程度である。

そこそこ使える(という先入観を持っている)スマートフォンと同じ程度であれば、まぁ、いいか、と思えるから不思議だ

 最近流行しているグラフィックの美しいゲームをプレイするには無理があるが、パズルゲーム程度であればできそうだ。

 音の良さと、この端末と引き換えに手放したChromebook(Lenovo 14e Chromebook Gen3)と比べものにならないほどのディスプレイの美しさを堪能するのであれば、やはり動画視聴特化型端末として利用するのがちょうどよいのかもしれない。

 なお、ディスプレイが大きく、表示できる情報量も多いのでこのような原稿執筆マシンとしてもぴったりである、ということを書き添えておきたい。