みんなのケータイ

安価な選択肢が増えてきた国際ローミングプラン、プリペイドSIMはすっかり“ごぶさた”に

 コロナとともに暮らすように舵を切り始めたことで、海外渡航時や帰国時の手続きなども以前に戻りつつある。今年後半からは海外出張の機会も増え、以前と変わらぬペースになろうとしている。

 コロナ禍前は、海外に到着するやいなや現地のキャリアショップに駆け込み、プリペイドSIMカードを購入していた。

 しかし、ここ最近は各キャリアの国際ローミングプランが充実し、わざわざプリペイドSIMカードを購入しなくてもよくなってしまった。

auの「世界データ定額」

「ahamo」にはお世話になりっぱなし

 国際ローミングで最も使い勝手がいいのはNTTドコモ「ahamo」だろう。月に割り当てられている20GBを海外でそのまま、しかも手数料などが不要で使えるのはかなり便利だ。

 実際、今年になって5回ほど海外出張しているが、どこの国に行ってもahamoにお世話になりっぱなしになっている。

 ローミングだと、動画配信サービスが海外でも視聴できるというのが地味に便利だ。

頼りになるソフトバンクの「アメリカ放題」

 アメリカ出張の場合、頼りになるのが、ソフトバンク「アメリカ放題」だ。かつてはスプリントしかローミングしなかったが、今ではほかのキャリアにも接続するので、エリアの心配もかなり少なくなった。

 ただ、「Lyft(スマホで呼べるライドシェアサービス)を呼ぼうと思ったら、全然、ネットが繋がらない。繋がっても遅い」ということがまれにあり、アメリカ放題だけに依存するのは避けている。

 ただ、出張中、日本から音声通話がバンバンかかってくることがあり(iPhoneの発表会イベント取材など)、音声の着信回線としてアメリカ放題は手放せない。

 アメリカ放題はデータだけでなく、音声通話も無料となっている。海外の場合、音声通話着信時に1分165円という高額な通話料が発生することがある。そこで普段、名刺に書いてあるauの電話番号からソフトバンク回線に転送することで、高額な通話料請求を回避している。

 デュアルSIMに対応したiPhoneが出て来たことで、アメリカ渡航時は名刺に書いているメイン回線としてau、サブ回線にソフトバンクという使い方をしている。

 ただ、本来ならば、au宛にかかってきた音声通話の着信をソフトバンクに転送、データ通信もソフトバンクにしてしまえば、すべてアメリカ放題で解決する。

意外な落とし穴(?)も

 しかし、この運用にすると、なぜかau宛のiMessageが青から緑、つまりSMSになってしまうのであった。SMSも海外で送信すると一通100円という料金設定になってしまう。

 iMessageは家族間のやり取りだけでなく、仕事関係者ともやり取りするだけにSMSになってしまうのは避けたい。

 ということで、アメリカ滞在中は、auの「世界データ定額」でデータローミングしつつ、音声着信はauからソフトバンクに転送という苦肉の策で乗り切っている。

 各社の努力で、データ通信に関してはローミングでも安価な選択肢が増えてきた。しかし、海外渡航時の音声通話に関してはいつまで経っても値下げになってくれないのがなんとも不満だ。Wi-Fi Callingに対応してもらいたいと切に願う。