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クアルコムの「Snapdragon」、新たな名称「8」シリーズに

 米クアルコム(Qualcomm)は、12月1日と2日(どちらも日本時間)に開催する「Snapdragon Tech Summit」で、スマートフォンなどで用いられるチップセット「Snapdragon」の新ブランドを発表する。

 ここ数年、12月初旬の「Snapdragon Tech Summit」でSnapdragonの新製品が発表されてきた。1年前には「Snapdragon 888」が発表され、それ以前の命名ルールからやや変化のあるネーミングが採用。その理由について、発表直後には800番台という型番が、Snapdragonではもっとも高い性能であるプレミアム製品で用いられてきたものであり、「8」を3つ並べて究極的なネーミングと位置づけられた。

 現在、プレミアムな800番台はSnapdragon 888/888+という製品で、国内でもハイエンドなスマートフォンで採用されている。

 クアルコムでは、「Snapdragon Tech Summit」において、カテゴリーをまたがる技術ブランドを目指し、次の時代に備える必要があると説明。製品名としては、一貫したネーミングがわかりやすいこともあり、今回はモバイル向けチップセットは一桁シリーズの数字と世代を表す数字(a single-digit series and generation number)へ移行されることになった。

 そこで、800番台のシリーズは「Snapdragon 8シリーズ」というネーミングになる。ここに世代を表す数字が加わると見られ、すでに「Snapdragon 8 Gen1」とする噂もある。

 あわせて5Gの拡大を踏まえ、Snapdragonでは今後、5Gという記載をなくすこと、オートモーティブではSnapdragon Ride PlatformやSnapdragon Digital Chassisなど、すべてのカテゴリーでSnapdragonブランドへ統一されることになった。