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クアルコム、新チップセット「Snapdragon 8 Gen 1」を発表
2021年12月1日 08:06
米クアルコムは、モバイル向けの新チップセット「Snapdragon 8 Gen 1」を発表した。ソニーやシャープ、シャオミやOPPOが採用し、同チップセットを搭載したデバイスは2021年末までに発売される予定。
パフォーマンス
4nmプロセスの「Snapdragon 8 Gen 1」は、最大3.0GHzの「Kryo CPU」を搭載する。CPUコアは「Cortex-X2」。パフォーマンス速度は従来から20%アップし、省電力性も30%向上した。
また、「Adreno GPU」は先代から30%高速化し、省電力性も25%アップ。同じ消費電力で2倍のフレーム数を生み出す「Frame Motion Engine」を搭載し、快適なゲームプレイが実現する。
通信
「Snapdragon 8 Gen 1」は、第4世代の「Snapdragon X65 5G Modem-RF System」を搭載。ダウンロード速度は最大10Gbpsになる。
また、3GPPが定義する5Gの規格「Release 16」や、5Gのアップリンクキャリアアグリゲーションに対応している。
さらに、「Qualcomm FastConnect 6900」が、Wi-Fi 6および6Eで最大3.6Gbpsの通信速度をサポートする。
カメラ
カメラ周りでは、18ビットの画像処理プロセッサ(ISP)を搭載した「Snapdragon Sight」を採用。画像処理のスピードは最大で毎秒3.2ギガピクセルとなり、従来との比較で4000倍以上のデータを取り込めるようになった。
また、8K HDRビデオの撮影にも対応しており、夜景モードにおける性能も向上した。
AI
「Snapdragon 8 Gen 1」が搭載する第7世代の「Qualcomm AI Engine」には、プロセッサとして「Hexagon」が採用されている。AIのパフォーマンスは、4倍高速化した。
また、写真撮影において効果的なボケを生み出すフィルターとして、「Leica Leitz Look」も搭載している。