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クアルコム、法人用パソコン向けにコンピューティングエコシステムを拡張

 クアルコムは、Arm版のSnapdragonコンピューティングエコシステムの拡張を発表した。今後、さまざまなパソコンメーカー、独立系ソフトウェアベンダー、ネットワークオペレーター、およびチャネルパートナーと協力するという。

 クアルコムの社長兼CEOであるクリスティアーノ・アモン氏はパソコンとモバイルの統合を推進して生産性を向上させるという同社の取り組みを強調。マイクロソフトやレノボ、そのほか多くのエコシステムのリーダーとの戦略的関係により、Snapdragonを搭載した次世代の法人用パソコンを提供できることを説明した。

 他社とのグローバルな関係性を活かし、Snapdragonコンピューティングプラットフォームのポートフォリオから最新のソリューションへの移行をリードし続けるとしている。

 また、世界各国のパソコンメーカーは、クアルコムと協力して、Arm版のWindows11を提供。これにより従来のx86系が抱える課題を解決するとしている。その協力の一環としてレノボは、「Snapdragon 8cx Gen3」を搭載した初のノートパソコンである「ThinkPad X13s」を発表している。

 バッテリー持続時間は最大28時間で、ファンレス設計。トップカバーとボトムカバーに90%リサイクルのマグネシウム、PCCプラスチック、リサイクル可能なパッケージを使用している。生産性、コラボレーション、セキュリティなど、持続可能な設計で企業のさまざまな用途に対応するとうたう。