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楽天モバイルとCape、日米軍事共同演習でモバイル通信を検証 オープンRAN完全仮想化網で接続
2026年2月25日 14:42
楽天モバイルとCapeは、日米軍事共同演習でモバイル通信接続の有効性を実証したと発表した。楽天モバイルが運用する「Open RAN完全仮想化ネットワーク」と、Capeのセキュリティ機能を備えたモバイルコアネットワークを接続した。
Capeは、米国でフルMVNOサービスを提供している通信事業者。すべての通信トラフィックを自社管理の「完全クラウド型コアネットワーク」で処理する点が特徴。
Open RAN(オープンRAN、O-RAN)は、携帯電話の基地局設備で、さまざまな機器ベンダーの製品を組み合わせて無線アクセスネットワーク(RAN)を構築できるようにするもの。
無線アクセスネットワークを仮想化すると、従来は基地局専用のハードウェアが担っていた処理を分離し、クラウド上の汎用サーバーに置き換えることができる。
衛星通信に代わる選択肢へ
今回の演習は、在日米軍と自衛隊の相互運用性強化を目的に、1月下旬~2月上旬にかけて国内の米軍施設で実施されたもの。
これまでの多国間軍事演習では、主に低軌道衛星システムが通信手段として利用されてきた。
今回の実証では、楽天モバイルの商用ネットワーク基盤を活用。モバイル通信であっても強固な通信エリア、速度、使いやすさを担保できることが示された。指揮レベルから現場運用レベルまで、幅広い目的で通信が遂行された。
完全仮想化ネットワークの強みを発揮
楽天モバイルによると、大規模商用ネットワークとして世界初となるOpen RAN完全仮想化ネットワークの構築・商用化実現を評価されたことが、今回の連携に選定された理由だという。
Capeは、Open RAN要素を含む楽天モバイルのネットワークインフラを活用。このインフラ上で自社のソフトウェアを統合し、高負荷な通信環境下で、信頼性の高い接続とデータ転送が維持されることを確認した。
