【MWC Barcelona 2024】

KDDIは「MWC」初出展で何を世界にアピールしたのか

 2月26日~29日、スペイン・バルセロナにおいて、モバイル関連では世界最大級の展示会「MWC 2024」が開催された。ここに、KDDIは初めて自社ブースを構えて、同社の取り組みを世界に発信した。

 ブランドカラーにあわせ、青が基調となったKDDIブースは、ゆったりとした空間に同社の取り組みを紹介するステージを用意。

 中心に展示されているのは、地球を模したオブジェクトで、KDDIがグローバルで展開するデータセンター事業を紹介する。

 その脇には、未来の乗り物を想起させるコーナーがあり、いわゆるコネクテッドカーに向けたソリューションが紹介されている。さらにドローンの実機も展示され、近くを行き交う人々が足を止めていた。

 KDDI海外の通信事業者と足並みを揃えて通信事業者の機能をAPIとして提供する「Open Gateway」、このたび海外進出を明らかにした「povo」のオープン化などが紹介されている。

 KDDI自身が手掛ける海外事業、そしてこれから日本から国外へ進出しようとする事業と、自社の枠内だけではなく、海外の通信事業者との連携をもアピールする内容は、日本ならではの付加価値を世界に伝え、パートナーシップを重視するKDDIらしさが強く伝わる内容だった。