スタパ齋藤の「スタパブログ」

ゲーミングマウスを携帯する俺

2006年7月21日 09:00

左がフツーのG7、右がSpecial EditionのほーのG7。形状や基本的な機能は同じ

 ケータイWatchのスタパトロニクスMobileにて書いたモバイル向けワイヤレスマウスだが、その後、状況により使用するマウスが若干変わってきたりした俺である。

 現在もヒジョーに良く持ち歩くワイヤレスマウスとして、ロジクールのV400 Laser Cordless Mouse for Notebooksがある。コレ、小さく軽く堅牢性が高く、また非常に幅広い(多彩な材質の)面でしっかりカーソル操作ができてグレイトだ。が、長時間使うと、俺の場合、微妙に困ったコトが。マウスの右側面を支えている薬指先端左側がちょっと痛くなってくるんですな。ま、他の製品でもそうだが、やはり小さいんで、長時間の連続使用には向かない感じ。

 そのような場合に使うのが、G7 Laser Cordless Mouse。ホントはモバイル向けって感じじゃないサイズであり感度だが、ゲーマー向けだけあって、長時間使用でも非常にラク。もちろん感度は上記のV400よりも優れている。携帯時の嵩張り感さえ気にしなければ、PCからバッテリー充電ができるあたりも含めて、トップクラスのモバイル向けマウスだと感じる。

 のだが、G7 Laser Cordless Mouseは、携帯にはちょっと向かないっていうか携帯しにくい。てのは、本体とUSBレシーバーに加え、さらにUSBレシーバ差し込み口としても使える充電台を持ち歩きたくなる。また、持ち歩いていると、不意に本体から電池がピョンと飛び出してしまうことがある。

 てコトで、これら一式をキッチリとケースか袋かに入れて持ち歩く必要がある。のだが、G7 Laser Cordless Mouseご一行様がスッキリと収まるケースがなかなかナイのであった。

 が!! 一気に問題解消!! なぜならば!! G7 Laser Cordless Mouse Special Edition!! に付属しているモバイル用特製キャリングケース!! すなわちモバイラーのために登場したG7 Laser Cordless Mouse Special Editionであり、これが拙者の解決策となった!!

 とりあえずは、モバイル用特製キャリングケースがかなり実用的ってコトなんですけど、実はこのG7 Laser Cordless Mouse Special Edition、普通バージョンのG7より、マウス本体が使いやすい“感触”だったりする。本体左右がですね、普通のG7のようにツルツルじゃなくてですね、ちょっとザラついてて滑りにくいウレタン樹脂(!?)になっていて、操作感がよりイイ感じなのだ。

 ていうか、ロジクールはG7をモバイラー用途にも考えていたのか~と思い、ややビックリした。ゲーム大会用!? 友達んちに行く用? いやでも、G7の感度と便利な電池システムと機能性は、考えてみればモバイルによく向くのである。クルマ移動のユーザーにとっては、フツーにモバイル向きマウスと言えるように思ったりした。

Special EditionのG7に同梱される専用ケース。ある程度の耐衝撃性があるが、硬いケースではない。セミハードケースとソフトケースの中間って感じですなケースの中にG7一式を入れたところ。専用ケースだけあって収まりが良い。USBメモリ、ステレオイヤホンとかプラグ、ドングル類を一緒に入れられる余裕もある

フツーのG7の質感。指でホールドする部分はツルツルで光沢アリなのだSpecial Editionのほーは、ホールド部に光沢ナシであり、若干のザラつきがあって滑りにくい。手に汗握るゲーマーにもイイかも

ゴールドポイントカード eLIO

ゴールドポイントカード eLIO

2006年7月19日 09:00

ヨドバシ店頭に行くたびに何となくもらってくるeLIOカード会員入会申込書。手で文字書くの何か面倒~、という理由だけでほったらかしていたような気もする
ある意味、笑える写真。ヨドバシ・ドット・コムにて保証書がある製品を買うと同梱されてくる保証書シール、の、束。厚みにして3センチくらいたまっている……すなわち!! そのくらい、ウチにハードウェアが存在しているのであった(微妙)

 デジカメWatchの去年のニュースで、ヨドバシカメラからゴールドポイントカード兼クレジットカードのeLIO(エリオ)カードが発行されることを知った。従来のポイントカードにクレジットカード機能が加わり、これを使ってヨドバシにて買い物すると、ポイント還元率が(通常のカード払い時より)上がったりするというものだ。

 どーせ高いモノを買うときはカード払いだし、高いモノ買う時こそポイントが気になるゆえ、eLIOカードでしょ!! とか思ったが、拙者、頻繁には店頭に行かないんですな。専らヨドバシ・ドット・コムでの通販利用なり。それにカードって新しいの作るとイロイロと面倒っつーか管理に気をつけないといけなくなるし、別にいーやと思ってeLIOカードの件は忘れた。

 その後「もーじきヨドバシ・ドット・コムでもヨドバシのポイント使えるようになるらしいヨ」という話を聞いた。ていうかこれまでヨドバシ・ドット・コムでは、ゴールドポイントカードのポイントを使うことはできなかった。ヨドバシ・ドット・コムで買ってもポイントはたまるが、オンラインじゃポイントでの支払ができなかったわけですな。

 という話も全体的にぼんやり忘れていた頃、ヨドバシ・ドット・コムとポイント利用に関するニュースが。わー!! オンラインでもポイントが利用できるようになる!! と思ったら、ゴールドポイントカードとしてeLIOカードを使っている人のみっぽい!? eLIOカードのコトばっかり書いてある。なーんかショボい予感。ていうかeLIOカード作らなかった俺の行動がショボいっていうか、テンションが下がり気味に。

 そんなニュースも忘れかけた頃、新たなポイント関連ニュースが。その記事にはモロに書いてある。「ヨドバシカメラは(2006年7月の)5日、自社の通販サイト『ヨドバシ ドットコム』で購入時のポイント利用を開始した。ゴールドポイントカードに蓄積したポイントを1ポイント1円分として、決済時に使用できる」と!!

 素晴らしく理解しやすい記事であり、その通りに試してみると、くわッ!! 俺のフツーのゴールドポイントカードをネットで利用できるようにする場合、ヨドバシの店頭でなんかヒミツのキーワードをもらう必要があるらしい!! てコトで翌日速攻でヨドバシに行ってきた。

 ヨドバシの店頭にて手続きをしている(と言ってもゴールドポイントカード出してキーワード発行を受けるだけ。数分で終了)と、ナイスガイな店員さんが「スタパさんですか?」とかおっしゃるので瞬間的に歓談。「eLIOカードは作らないんですか?」てな話になったので、ていうかソレはどーゆーカードどんなふーにメリットがあってどー作るとどーゆータイミングで発行されて現在のゴールドポイントカードからのポイント移行はどーするのかッ!? などとアレコレ訊いてみた。

 申し込みから発行まで1カ月程度かかるって話で若干拙者の精神状態がダレてきたので帰宅したが、ふつー1カ月くらいかかるか、とか思ってヨドバシ・ドット・コムにてeLIOカードについて調べたら、あ~俺の場合はやっぱコレだと思うと同時にオンラインでカード発行申し込みができるようなので、申し込んでみた。……審査で落とされたりしたらどうしよう? というのは、自営業者っていうかむしろ組織に属さないフリーライターの毎度の不安である。

 eLIOカードが発行されたら、全てのカード支払および定期的なカード引き落とし支払を、eLIOによって行なうのダ!! 飛行機乗ってもメシ食ってもガソリン入れても、全部ヨドバシのポイントが付くヨ!! これで従来より多くのポイントためて、またお得な気分で無駄遣いだ!! とか思った。

 あと、2006年7月5日から、ヨドバシ・ドット・コムがヤケに重い(特に土日は超ヘビー)なんですけど、やっぱアレですか、ためたポイントを使いまくるゼ!! という客のアクセス殺到なんでしょうか? アマゾン並みにサーバーのレスポンス上げてください>ヨドバシ・ドット・コム、とも思った。

MIDIキーボードもワイヤレス時代なのかーッ!?

MIDIキーボードもワイヤレス時代なのかーッ!?

2006年7月18日 09:00



br /> 買ったばかりのnovation ReMOTE 25 SL。予想よりちょっと大きめ!? という印象。標準サイズの鍵盤はフツーにイイ感触である。鍵盤上部にはDAWやソフトウェアシンセサイザーをコントロールするためのツマミ、ボタン、ノブが多数並ぶ

 M-AUDIOからワイヤレスUSB MIDIキーボードが発表された。モノはMidAir 25で、25鍵盤でありDAWコントロール用のノブなんかも付いているようだ。

 MIDI系機材って地道に進化してますな。昔はコンピュータにMIDIキーボードつなぐだけで微妙に面倒だったり、インターフェース毎にクセがあったりしたが、ここ最近ではUSBでサクッと接続でき、さらにUSBバスパワーで動作するMIDIコントロールキーボードもフツーに多数出てきて、何だかんだラクになった。さらに、今度はワイヤレス。電池が必要になったりするものの、コードがなくなるのは便利そうだ。

 ところで、実は、MI7はnovationのReMOTE 25 SLを購入した。MIDIコントロールキーボードでありかつ、DAWやソフトウェアシンセサイザーの制御もできまくりだという製品。魅力は、パソコン側で現在選択されているDAW等アプリをReMOTE 25 SLが自動認識して、ReMOTE 25 SL上のスライダー類に機能が自動割付される点。使うソフトによってはほぼ完全に“ユーザーによる初期設定が不要”になるわけですな。

 パソコン上の音楽系ソフト、例えばソフトウェアシンセサイザーなんかは、細かな操作を行ないにくい。マウスやキーボードでツマミなんかを動かしていくわけで、第一に(実際のツマミ等と比べて)操作しにくく、また一度に複数のツマミを回すこともできない。これを解消するためには、ソフトウェアに合った外部ハードウェア=フィジカルコントローラが要る。物理的なツマミを外部に置き、そのツマミを動かすことでソフトウェアシンセサイザーを本物のシンセサイザー感覚で扱えるようになる。

 んですけど、そんなふうにラクして扱えるようになるまでには、ユーザーによるお膳立てが必要。この機能はこのパッドに、このパラメータはこのスライダーで制御できるように割り振ろう、てな初期設定が要るんですな。この面倒を肩代わりしてくれるのが、ReMOTE 25 SL(等のReMOTE SLシリーズ)である、らしい、が、まだ使い始めておりません。買ったばっかりっス。

 ところで、全然話が違うけど似ていたりもするが、本ブログの2006年6月28日のエントリについて、読者様のYさんから情報が寄せられた。

 拙者は、「プログラマブルかつパッチャブル(!?)で、えーと、ツマミの位置やそれに関する表示を自由に設定できるMIDIコントローラとか出て欲しいモンです。電子ブロックの近未来版・ソフトウェアシンセサイザー特化型みたいなインターフェイス製品」と書いたが、これに関して「似たようなのがあるヨ」ということで、MAWZERというモノを教えてくださった。

 くわッ!! コレ!! コレだッ!! 他にもココのURLを教えてもらったが、くわわわッ!! コレ欲しぇーッ!! 今すぐ買うしか!! Shopボタンをポチ!! ズギャッ!! どのモジュールも激安!! それぞれ0.00ユーロ!! だったら全モジュールを5万個売っておくんニャさい!! ていうかまだ売ってないんですな。

 いやースゴそうなモジュール型コントローラですな。でも発売されるんだろうか? 発売されても高価そうだが、非常に興味深い製品を教えていただき、Yさん、ありがとうございます~!!

鍵盤上部左側に並ぶツマミ類。ツマミ上部の黒いところには、割り振られた(ソフトウェア側の)パラメータ等が表示される、らしい右側にはスライダーが並ぶ。この上部にも表示がなされる、と説明書にある。他、使いやすそーな位置に再生や録音ボタンがあったり、オクターブボタンがあったりする

メディアの価格がわかりません

メディアの価格がわかりません

2006年7月14日 09:00

やや現役引退気味のSDカード。大容量のカードが出るたびに買っている拙者は、ヒジョーに高い値段でフラッシュメモリカードを買っているように思う(悲)

 PC Watchのニュースにて、アドテックが防水SDカードを発売するということを知った。

 ふぅ~ん、防水かぁ。防水デジカメに使うのかしら? あ、屋外でメモリカード落としても防水なら安心ってコト? とかフツーな印象を持った俺であったが、しかし!! なんか!! ちょっと!! その防水SDのAD-SDHシリーズって!! 安くなくなくなくなくないですか? かなり!?

 アドテックのWebサイトから辿ると、ADテックの通販サイトへと行けるが、その、安いような気がしてならないAD-SDHシリーズの2GBモデルが8,980円となっている(2006年07月09日現在)。で、他の通販サイトで、まあ似たような2GBのSDカードの価格を見ると、ん~、やっぱなんかこのAD-SDHシリーズってミョーに、いや、異常に安いような気が。

 AD-SDHシリーズは、上のリンク先のニュース記事のように、“JIS防水保護等級7に適合した完全防水仕様”がウリだと思われる。また、防水でありかつ、転送速度20MB/s=いわゆる高速SDカードであるもの特徴的だ。ちなみに、大雑把に言って、転送速度が20MB/sとか22.5MB/sあたりのSDカードが高速SDカードとか呼ばれて、フツーのSDカードと呼ばれるものの転送速度は10MB/s未満あたり、ってフィーリングでしょうか。

 結論から言えば、超激安叩き売り系通販サイトは別とし、またブランドにもよるんスけど、2GBのSDカードの場合はフツーのが13,000円前後で、高速SDカードだと2万円前後てな感じ。このあたりが、まあ高くも安くもない相場かな、と考えていた。

 んですけど、上記の防水で高速で2GBのSDカードは、約9,000円。フツーの2GB SDカードより安くなくなくなくなくないですか? つーか俺手持ちのやや古い512MBとかより安いし、1GBとかより安いし、んーむ、そういう時代なんでしょうかソレともアドテックのソレが激安なんでしょうか? これからドガドガとSDHCが出てくる雰囲気が影響してたりするんでしょうか?

 もー最近の拙者の相場感覚が破壊されてる感じなんですけど。特にメモリ関連とHDD関連。先週調べた相場が今週は全然違うとか日常的で、日常から一瞬離れて半月くらい相場見ないでいると劇的な変化があったり!! あるいは全然なかったり。

 先日もヨドバシで300GBのHDDを衝動買いした(あら何か安いしHDDケースに大容量HDD入れたいしで買った)が、一応安いと感じられたのだが、もしかしたら今見たら急激に値下がったりし……てはいなかった。あー良かった。って何が>俺!? 複雑な気分っス。

 欲しいときが買い時説は、ニーズおよび元取り精神においていつの時代も正論だなぁとか思っていたが、これに加えて昨今の凄まじい勢いの価格変動においては、より正論かもしんないなぁと思った。

現役の1GB SDカード。最近は1GBものが安くなりましたな。でも機器の方は1GBで十分間に合うものが多く、なんかカード容量UP価格DOWNばかり加速しているような……ローランドのポータブルPCMレコーダことR-09をガシガシ使いまくろうと考えて購入した2GB SDカード。つい最近、「あ、意外と安くなってるかも」と思って買ったが、アドテックのAD-SDHシリーズのほーが激安感があったりして(泣)

Darwiniaな12時間

Darwiniaな12時間

2006年7月12日 09:00

Darwiniaはプログラマが作り出した仮想的な空間が舞台となる。そこにはびこるワームを排除し、元の理路整然とした世界を取り戻そう、みたいなノリ。わりと原始的なポリゴンで表現された世界だが、美しかったり、意外なほど没入できたりする

 京ぽん2ゲットで船田会長と長話していたら、会長が「あのねえ、サイトーさんねえ、はたぶんDarwinia好きだと思うよ」と。「オレなんか2度もクリアしたから」とも。

 Darwiniaは、イギリスのIntroversion Software社がリリースしているPC用ゲームで、ジャンル的にはリアルタイムアクションストラテジーのスタンドアロン・シングルプレイヤーという感じのゲームだそうだが、そういうジャンルを勝手に作って書いていいのか>俺とか思った。

 さておき、船田さんが拙者に薦めるゲームは拙者的ハズレ率が空前の低さを誇っているので、早速プレイしてみることにした。Steamからダウンロード購入でき、お値段19.95ドルであった。

 で、ヤッてみたら、ヤバかった。拙者のゲーム魂に直撃した。オモシロ過ぎであって、結局12時間連続プレイとなった。が、ちょうどその時、梅雨の晴れ間の室内気温32度状態で拙者の水冷PCのCPU温度が50度後半になったので、ホントは24時間プレイし続けたかったが、そこでいったん終了した。

 Darwinia、プレイする人にもよると思うが、拙者はスゲく良いゲームだと思った。インターフェースも表現もゲームシステムおよびバランスも洗練されたものだと思うし、少ない表現や方法でゲーマー側の感情をピンポイントで直撃する。作り手の巧さに憧れたりもして。

 ところでこういうゲーム、PCゲーム界ではけっこーあったりするんでしょうか? あるとしたら、俺とかたぶん今後コンシューマゲーム機とかに対する興味を完全に失うような気がする。とか言ってると「イカレた人」扱いですか俺?

 あと、Introversion Software社の新作だけどまだ出てないDEFCONっちゅーゲームも激やりてぇ!! とか思った。

ピンク色三角が連鎖した光のようなものや赤い物体が敵。これを、プレイヤーが起動させるプログラム(の兵隊等)を使ってやっつけていく。画面下に出ているのはこの仮想世界を開発した人。プレイヤーに対して「プログラム世界のバグやウィルスを取って~」とか言う現実世界側の人だと思われるゲームはいわゆる“面クリア”タイプ。プレイ中はある程度の戦術と、面(ステージ)毎やどの兵器(となるプログラム)の性能を高めるかといった戦略が必要になる。けど、テキトーにプレイしてても楽しめますヨ。ちなみに拙者は1920×1200ドット表示でプレイ中。そーんなには重くないゲームだが、重い処理や3Dゲームを全然意識していないPCだと微妙にキツいかも!?

京ぽん2ユーザーとなった拙者

京ぽん2ユーザーとなった拙者

2006年7月10日 09:00

京ぽん2ことWX310K。オレンジのにしてみました。キッチリした作りだが、ヤケに軽い端末だと感じる

 えっ、もう!? ってホド速攻にてWILLCOM WX310Kが届いたのであった。すなわちWILLCOMの京セラ製端末WX310Kであり通称“京ぽん2”のユーザーとなった拙者。

 WX310KはBluetooth対応端末なので、Bluetoothヘッドセットも使えるし、Bluetooth経由でPCの通信回線としても使えるし、さらにフルブラウザ搭載であったりPOP3・SMTP対応メーラ搭載であったり色々ポイントを押さえている端末だと言える。のだが、これとは関係なく、旧来からのDDIポケットユーザー改めWILLCOMユーザーである、略してFNDくんっていうかKWSK言えばオルトアールの船田会長に電話することにした。

 発信は、もちろんWX310Kからである。そしてこのWX310Kに入力する数値すなわち電話番号は、船田会長の初代京ぽんの番号である。なぜならばッ!! 俺のWX310Kから他のWILLCOM端末に電話をかけると、通話料が(2時間44分まで)無料だからだッ!! くわわッ!! よってむやみに発信してゆきたい!! そしてむやみな発信を許してくれるWILLCOMユーザーの友人は船田会長!! これだッ!!

 てなわけでWX310Kで長電話した俺なんですけど、ご存じない方もあるや知れぬので一応。

 WILLCOMユーザー同士だと通話料無料だヨ!! とかいう話はよく聞くと思うが、もちろん通話料が無料になる条件がある。ひとつは、電話をかける側も電話を受ける側も、WILLCOM端末を使うこと。また、電話をかける側は、料金プランとしてウィルコム定額プラン(月額2,900円)を設定していること。この条件を満たせば、通話料無料となる。

 なお、通話料無料となる通話時間は、最大で連続2時間44分までとなる。それを超える=2時間45分以上の通話をすると、30秒ごとに10.5円の超過料金がかかる。ので、2時間44分内ギリギリでドキドキしながら一度電話を切って、また再度電話して、さらに2時間44分内目一杯の最後の瞬間に電話を切って、また電話して……を繰り返すと、もしかしたら10.5円が何度か課金されているかもしれないという小さなスリルを味わえつつ、ヤケに激安の通話ができまくるというわけだ。

 驚きますなこのシステム。マジ安。このケース以外の各種料金を少々見てみたが、なんかWILLCOMって超激安路線突っ走り中なんですな。W-ZERO3の時はあんまり料金について考えていなかったが、WX310Kを使い始めて改めて調べたりしてみたら驚いた。これでWX310Kが防水になったりしたら、ん~む、と深く考え込んでしまいそう。

充電台は立てて置くタイプではなく寝かせて置くタイプ。コツがわからないと端末を充電台から外しにくい。端末ヒンジ奥部分に指を入れるような感じで持ち上げると良いようだ拙者のW-ZERO3は隠居し、WX310Kが現役に。ていうかまだBluetooth関係は試せておりません。今後ジックリと

京ぽんに乗り換えようかしら!?

京ぽんに乗り換えようかしら!?

2006年7月7日 09:00

現在愛用中(このエントリが掲載される頃にはW42CAに機種変更しているかも!?)のau W41T。HDDケータイだが、後継機にはHDDがなくなっちゃいましたな。ま、4GBならメモリのほーが現実的なんでしょうな。
WILLCOMの京ぽんの最新型は、やはりBluetooth対応であった。むー、オンラインから機種変更できるしなあ。料金プランによってはWILLCOMユーザー同士が通話料無料だったりするしなあ。BluetoothでPCと接続してのデータ通信もイカスし……と思った頃に気絶したような気がする。

 Bluetoothヘッドセットって、使い慣れるとホントに快適である。

 あるいは、Bluetooth対応端末+Bluetoothヘッドセットの使用想像図は、ケータイ側でボタン押したりしてBluetooth接続の準備をする→ヘッドセット側なんかボタン押したりして準備する→さぁ使い始める、という面倒っぽい状況を思い浮かべるかもしれない。が、実際は、例えばBluetoothヘッドセットの電源を入れる程度だったりする。

 ケータイの機種、機能、電池のもち等々を考えるとこの限りでないような気がする(決してBluetooth対応端末全部試してるわけじゃないのでわからない)が、Bluetooth機器の多くは、最初のペアリング設定を済ませた後は電源入れるだけで使えがち。

 W41Tとかの場合、端末側が机上に置いてあるとかバッグに入ってるとかでも、Bluetoothヘッドセットの電源入れればケータイ側が勝手に接続してくれるんですな(ハンズフリー接続待ち状態にしておけば)。W41TとBluetoothヘッドセットと併用する時、多くのケースで、W41Tに触れなくてよかったりする。着信を受ける時は、Bluetoothヘッドセットのボタン押せばいいし、切るときも同様。バッグの中からケータイを取り出さないってこともあるし、室内だとW41Tを充電台に置いたままだったりもする。

 電話をかけまくり、つまり発信が多いユーザーの場合はこの限りでないっていうか端末に触れなきゃいけなくなる。が、電話がかかってきまくりなユーザーにとっては、Bluetoothヘッドセット=携帯電話端末というイメージになったりもする、というわけだ。

 やはりこれからは(←いまさらとも言うが)Bluetoothだよなぁ、とか思った拙者だが、残念なのは機種変更(先)を予定しているauはカシオ製端末のW42CAがBluetooth非対応であること。しかしW42CAの防水性やAF付きカメラ機能や他諸々は非常に(前機種のG'sOneと比べても)魅力的なので、W42CAへの機種変更は行ってゆきたい!! しかしBluetoothヘッドセットの利便はこのまま享受してゆきたい!!

 じゃあもう一台ケータイを、とか考えて、各キャリア端末を調べてみたら、Bluetooth対応の現行端末はやっぱり案外少なかった。auは東芝製のみで、前述のW41TW32Tだけっぽい。ドコモ(FOMA)は松下製のP902iSP902iのみっぽい。vodafon端末は、ななな、なんかBluetooth対応機種がヒジョーに多い(←PDFです~)のかも!!

 と調べてみたが、Bluetoothのためだけに回線増やすってのも意味ねーよな、と醒めた。と同時に視野に入ったのがWILLCOMのW-ZERO3であると同時に思ったのが、そうなんだよなぁコレがBluetooth対応だったらメチャ便利なのになぁというコトなんですよと考えた瞬間、あ、京ぽんってどうなの? と。

 むむむ!! 最新型京ぽんこと京セラWX310Kは真っ向からBluetooth対応!! むむむむむ~!! むっ!! しかもWILLCOMはオンラインで機種変更可能!! むぬぬぬぅ~!!

 その後、案の定気絶した拙者が受け取ったメールのタイトルは“【WILLCOM STORE】ご注文完了のお知らせ”であった。

JabraのBluetoothヘッドセット

JabraのBluetoothヘッドセット

2006年7月5日 09:00

 仕事でJabraのBT800(←音が出るページなので注意だヨ!!)というBluetoothヘッドセットを使った。GooPartsの仕事っス。

 一時期キライだったBluetoothだが、ていうか一昔前はなーんか機種毎にクセがあったようで使いにくかったBluetoothだが、最近はコナレ感が高くなり、PC側のドライバ等も使いやすくなり、Bluetooth好きな昨今の拙者である。ので、Bluetoothヘッドホンとかヘッドセットはけっこー多々試してきたのだが、このBT800は非常に良い感じであった。

 同社の同系統製品と比べると若干大きめ重めという感じのBluetoothヘッドセットだと思うが、液晶表示があって設定等が行ないやすく、またボタン類の位置・操作感ともに良好。これは常用したいなぁ、とか思った拙者である。

 ていうかその後、このBT800をポチポチと使い続けてみた俺なんですけど、auの東芝製端末ことW41Tとの相性も良く、BT800上のボタン長押しでリダイヤルできたりする点もジョリーグッドで、あと聞こえる音も伝わる音もなかなかイイので、仕事場とかでも本腰入れてBluetoothヘッドセット使いまくろうかしら、と考えた。

 ケータイを手で持たなくて済むのがいいですな。ま、ワイヤードヘッドセットなりイヤホンマイクなりを使ってもハンズフリーになって便利=通話中に自由にキーボードを叩けたりして快適だが、ケータイへの結線、ケータイ側の心細い作りのコネクタ部フタを開ける危うさ&手間がなくなるあたりの利便は無線ならではだ。

 が、しかし、auのW41Tは、別の機種に機種変更する予定なのであった。もちろん!! G'sOneの最新版ことW42CAに、である!! W41Tはナカナカ便利であり数少ないBluetooth対応端末ってコトで重宝しているが、やっぱこれからの季節、防水!! ていうかこういう機械は防水だと何かと非常に有り難いのだ。

 ところがッ!? W42CAはBluetooth非対応!! 防水でありしかもBluetooth対応だったら完璧(!?)だったのにぃ~。防水なのにコネクタ部から浸水じゃダメなのにー。……わかった!! W41Tを防水ケースの中に入れてBluetoothヘッドセットを使えばいいんだ!! って何か違うような気も。

Jabra BT800のパッケージ。なんかW41Tの緑とよく似てるんですけど。偶然ですなBT800本体。左右どちらの耳にもかけられる。シンプルだがボタン類は扱いやすい。プチ重めだが耳に装着すると重さを感じさせないのも良い液晶表示を使える。着信音設定や電話帳(リダイヤル先等として使える)表示、モード設定時の表示がなされる。操作時の液晶反応速度はやや遅いが、かなり実用的だ

Apple PowerBookのHDD換装実行!?

Apple PowerBookのHDD換装実行!?

2006年7月3日 09:00

大活躍……は一応したけど健闘に終わったこれdo台マスターさん。元のHDDが壊れてちゃぁね。しかし、その表示(転送速度やエラー表示)により、HDDがどのくらいイカレてるのかが察せて興味深かったり役立ったり
PowerBook手術中の図。中央手前部にHDDが格納されていた。ちなみに、こういうコトをすると当然メーカー保証は受けられなくなる。あと、HDD換装とは関係ないですけど、ノートPCのメモリ増設時にバッテリーを取り外さないとマジヤバですよ──バッテリーを装着したままメモリ増設等をしてメモリモジュール壊した人を何人か知っているので激要注意っス

 シンセマニアのUくんは、シンセのコトならチョー細かいことまで知りまくりであり、あと音楽のこともスゲくマニアックな情報まで脳内にて網羅している凄い人なのだが、コンピュータ関連のことは自称苦手とおっしゃる方である。でもMacでプロなデザインワークとかしてる知る人ぞ知る人なんですけどね。

 さておき、そのUくんの趣味用MacことPowerBookが調子悪いんだそーで。聞くところによれば、iTunes使用時やCD-R・DVD-Rバーニング時、なーんかヤケに時間がかかるとか。他諸々、聞けば聞くほど“HDDのトラブル”っぽい気がしたっつーか、明らかにHDDの物理的劣化orセクタ問題なので、HDDの換装をしたらどう? と言ってみた途端、「するする、で、どのHDD買えばいいの? これ? これ!?」と即座にベアHDDをご購入。

 すげぇ勢いでHDD換装にポジティブだなぁと思ったが、予想通りUくんは「じゃあやってよ」と拙者にHDD換装をやらせるのであった。ま、そんな気はしてたんですが、でもアレか、ここは一発、俺の最強に強まった“これdo台マスター”の出番か? 出番なのか!? 出番であろう!! くわッ!! と引き受けてみた。

 結果から言えば、HDD自体が微妙に壊れていたので、OS丸ごと換装先HDDへコピーしてのHDD換装はできなかった。これdo台マスターは不良セクタチェック機能があったりして、コピー中にセクタエラーが出たら「エラーが出ましたヨ」と知らせたりして、リトライやスキップを促すのだ。が、結局ダメなセクタは死んでるセクタであって、コピーしようがない。

 また、UくんのPowerBookのHDDは、かな~りヒドくセクタエラーが出まくりの既に死んでいる的HDDだったので、最終的にはこれdo台マスターでのコピーは諦めた──エラー部をスキップしつつコピーしようとしても、元のHDDからの読み出しさえ困難である部分が多数存在していると思われ、コピーし終わる予想時間として256時間とか表示されてゲンナリしたからだ。

 てなわけでHDD内容のコピーは諦め、単純にPowerBookから古いHDDを取り外し、新しいHDDを装着しただけ、となった。が、その後はヒジョーに調子よくPowerBookが動作しているらしいので、とりあえず良かったなぁ、と。

 でもアレですな、他人のマシンのHDD、特にノートPCのHDD、さらにはApple社謹製のノートPCのHDD換装は疲れますな。てのは、最近のPowerBookってヒジョーに緻密な感じの作りになっているからだ。

 ネジを数本外せば(一部特殊形状のネジあり)、PowerBookのHDDを取り出せる。具体的にはネジ外してキーボード部をガバッと開いてまたネジ外せばHDDが取れる。Mac miniほどではないにせよ、PowerBookはフタ(キーボード部)を開きにくい。し、ヘタして開くと、美しいキーボード部のアルミパネルが歪んじゃったりする。ガサツなAT互換機PCだとけっこーガバガバ開いちゃうんだが、Appleのマシンはやっぱ怖いと思った。

ビンテージ系音源モジュール

ビンテージ系音源モジュール

2006年6月30日 09:00

拙者手持ちのProphet5。画質悪くてすんません。鍵盤ベタつき中っす。独特の繊細かつ芳醇かつ柔らかな音色を聴いているだけで癒されるというシロモノだが、個人的にはPro Oneの音のほーが好きかもしんない。って別モンと言えば別モンですが。ちなみに上下にあるのはローランドのVP-330 VocoderplusとコルグのPolysix。これらは友人の所有物っていうか、オヤジが集まってアナログシンセ友の会状態っス
U氏所有の別バージョンminimoog。これも少々鍵盤ベタつき中。何度見てもカッコイイのであり何度音出してもンズガーンと脳に来るシンセサイザなのだ

 現実逃避ばっかりしてる俺ですけど、先日の現実逃避中に興味深いモノを発見した。CreamWareのASBシリーズ(モリダイラ楽器)である。

 PRO-12 ASBとかMINIMAX ASBといった機種があるんですけど、これら、いわゆるビンテージシンセサイザーの音色・操作性を模した“復刻版的ビンテージシンセ”の鍵盤ナシ製品っていうか音源モジュールである。PRO-12 ASBはSequential CircuitsのProphet5を、moogmusicのminimoogをそれぞれシミュレーとした音源だそうだ。

 上記リンクにあるサウンドデモを聴いてみたが、正直言ってProphet5やminimoogのイメージとは微妙に違う気がしたが、しかしこのテの機材は実際にイジってみないと音のクセがわからないっていうかシンセサイザだけにかなり自由度の高い音が出るわけで、やっぱり触ってみたいなぁ、と。

 で、もし、minimoogやProphet5と同様とまでは行かないまでも、けっこーイイ線イッてたりしたら、これはわりとタイヘンなコトかもしれないかもしれないような気がしてならないかもしれない!!

 というのはですね、実は拙者、Prophet5持ってるんですよ。入手経路はかくかくしかじかで、シンセマニア友人のUの野郎が「おまえこの値段で買えるの絶対安いよ買いだよ買い今しかないっ!!」と物凄い勢いで背中をドガドガ後押したという次第。実際相場より随分安い価格で入手できたので、Uの野郎もといU様には感謝している。

 ていうかナンでUくん、あの激安Prophet5買わなかったの? と後で訊いたら、minimoogの別バージョンを買った直後だったからという話。詳細は割愛するが、フツーの人の考えを遙かに超えたシンセマニアであらせられるU氏である。

 さて、拙者がProphet5を、U氏がminimoogを、実機で所有している。が、両方とも機材として不安な面が少々。しっかりとメンテナンスしていないと、調子悪くなったりするのだ。例えば両方とも外国メーカーの鍵盤楽器で、外国メーカーのシンセの鍵盤って、経年劣化で“ベタつき”が生じたりする。鍵盤を叩くと、叩いたまま戻ってこない状態になる症状が出がち。ローランドとかコルグとかの日本メーカー製のビンテージシンセでは、そーゆー問題が非常に少ないのだが、外国製鍵盤楽器はわりとヤバい。他にもガリが出るとか部分的に動作が不安定になるとか、ビンテージシンセは長生きさせるのもタイヘンだったりする。

 で、前述のPRO-12 ASBやMINIMAX ASBには、そういう問題を解決してくれる可能性がちょっとあるかも!! というわけで、拙者もU氏も興味津々中。しかも鍵盤がナイ!! MIDI対応(minimoogやProphet5はMIDIインターフェイスがない/けどMIDIインターフェイス付きのものも時々ある)!! 使いやすそうだしトラブりにくそう!! しかも、両機とも10万円少々てな価格!! (Prophet5やminimoogに比べたら)激安!!

 でも、肝心の音色・音質はどーゆー感じなのだろうか? やっぱり実機をいじくってみたいところである。

 しかし、こういう音源がポチポチと出てくる傾向は愉快ですな。なんかココ見るとこんな写真があって“PRODYSSEY”だって!! ARPも復刻されるのかーっ!! とか思う。アナログシンセがビンテージ云々じゃなくてその操作性や親しみやすさからブームになっているような気がする拙者である。

ソフトシンセ向けMIDIコントローラ

ソフトシンセ向けMIDIコントローラ

2006年6月28日 09:00

ローランドSH-32シンセサイザ(音源モジュール)。基本的にはコレ1台で例えばクラブ系な音楽を作れたりするが、単体のMIDI対応音源としてイジるのが愉快なハードウェアだ。外見的には好みが分かれるところだが、個人的にはもっとシブいデザインで左右にウッドパネルなんかを装備して欲しかったキモチ
SH-32の操作パネル部。ボリューム型のツマミが少ないものの、各パラメータをフェーダーで操作できるあたりがプチARPっぽくてイイ感じ。ていうか単純に音作りしやすい操作部でありナイス。こういう製品、もっと出て欲しいんですけどねぇ

 仕事時現実逃避最終兵器としてローランドのシンセサイザSH-201を用いる機会が多かったが、このシンセ、けっこーデカいのである。本格的な現実逃避作戦時には有効なウェポンであるが、一瞬だけ逃避する臨時作戦時には大袈裟と言えるっていうかコレを机の上に出してきちゃうとホントに仕事終了モードになってしまうから、それはそれで問題である。

 かと言って、ソフトウェアシンセサイザでちょっと遊ぶ、となると、これまた少々の問題が出る。なんつーかですね、ヤッてるコトが仕事と似ちゃうんですな。画面凝視してマウスでツマミ類を操作。なんか疲れが抜けないようなそんな。

 というわけで、久々に登場した拙者の現実逃避超小型兵器が、ローランドの音源モジュールSH-32なのであるが、ええっ!! コレって生産完了になってたんスか!! とか↑のURL調べた現在知った拙者だった。

 ともあれ、SH-32はオモシロいんですよコレが。アナログ(系)シンセなんですけど、んー、いわゆるひとつのアナログシンセとかいうイメージとは違って、悪夢を見るほどシンセシンセした音とか耳にこびり付いて剥がれないような強烈な音とか、出まくり。個性派の音源モジュールとして、ある意味で名機だと思う。

 が、それ以前に、見てのとおりツマミとフェーダーだらけなので、イジってて楽しいんですな。現代的シンセだけに、なんかドラム音色が入ってたりミョーに高機能だったりするが、個人的にはそーゆー付加機能は機器として煩雑化する原因のよーに思えるので要らないかも~とか思うが、息抜きにちょっとイジって音出して楽しめるのは激愉快である。ちなみに、このシンセ(とACアダプタとヘッドホン)だけで使えたりする。本体下に見える横並びの○ボタンが簡易鍵盤として使えるのだ(プレビューモード)。

 さて、SH-32は愉快なので、度々イジるようになり、そうなるにつれて思ったことがヒトツ。やっぱシンセのインターフェイスはこういう風なアナログライクなのが便利だなぁ、ってコトなんですけど、ソフトウェアシンセサイザーをアナログなインターフェイスで使えないだろうか? と。

 そのものズバリな製品は、ある。例えばコルグのVirtual MS-20だ。今となってはレアなアナログシンセサイザことKORG MS-20のソフトウェア版に、そのMS-20とクリソツ(だけどミニサイズ)なUSB接続インターフェイスのセット製品ですな。拙者の場合、KORG Legacy Collectionとして発売日に激購入したクチだが、物理的なツマミ&パッチケーブルでソフトウェア版のMS-20を使えるようにした点で、コルグは偉大だと言えよう。でも、コレ、基本的にMS-20専用(MIDIコントローラとしては汎用)なんですな。

 ソフトウェアシンセサイザーを物理的なツマミでイジれる汎用製品としては、いくつかあるみたいですけど、novationのReMOTE SL(MI7)や、NATIVE INSTRUMENTSのKORE(MIDIA)がある。前者は汎用っぽいが、後者は汎用MIDIコントローラとしては少々特殊な製品のようだ。両方けっこー高いですな。

 例えば、プログラマブルかつパッチャブル(!?)で、えーと、ツマミの位置やそれに関する表示を自由に設定できるMIDIコントローラとか出て欲しいモンです。電子ブロックの近未来版・ソフトウェアシンセサイザー特化型みたいなインターフェイス製品。って恐らく超高価になったり買い手が少なかったりして売れないと思うんですけど、全然ナイんですよねそういうハードウェア。

 と悲しくなってきたところで、現実逃避行動のリミットがやって参った次第であり、さ、原稿書かなきゃネ、てな感じの俺である。

アナログ(系)シンセは愉快

アナログ(系)シンセは愉快

2006年6月26日 09:00

 ローランドのSH-201を買ってからというもの、時間を見つけてはツマミいじって音色を楽しんでいる俺。ていうか現実逃避するかのようにシンセいじり中とも言えよう。

 SH-201は、大雑把に言えばアナログシンセ(ホントはアナログライクな音色・操作性をデジタル技術によりシミュレートしたシンセサイザ)で、ぶっちゃけた話、比較的に敷居が低くて愉快だ。何となくイジってると、それとなく音が変化し、あーナルホドこのツマミをいじると音が丸くなったり尖ったりするのか~、てな感じで感覚的に遊べる。

 やっぱアナログシンセは親しみやすいですな!! ツマミ万歳って感じですな!! デジカメなんかもツマミ&ダイヤルだらけにして欲しいモンですな!! 中身はデジタルでもかまいませんけど、歴史の超長いアナログ的インターフェースは成熟度が違うと思ったりする。

 アナログシンセの良さを再認識したりしつつ思い出した。そうそう、パソコン上で動くアナログシンセ(のソフト)を持ってるわしなのであった。

 いくつか持ってるんですけど、例えばArturia(アートリア)のminimoog V。その名の通り、故Bob Moog氏謹製のminimoogシンセサイザ、のソフトウェア版であるが、コレ、凄いんですよホントに。

 実はシンセマニアな友人のU君がモノホンのminimoog持ってるんで度々触らせてもらってんスけど、モノホンminimoogとArturia minimoog Vの音が激似!! 腹をえぐって脊髄撫で回すような粘っこいベースサウンドも、鋭いんだけどナゼか野太いリードサウンドも、しっかり出るのだ。ていうか拙者にはハッキリ言ってどっちの音がどっちのだか判別できないっス。

 最近のソフトシンセはスゲィですな。とか思うのだが、ソフトシンセには大きな残念点がある。それは、ツマミやフェーダーを操作するのにマウスを用いるということ。仮想的にツマミが回せるようになっているが、直に手でツマミ触るんじゃなくてマウス経由でツマミにアクセスするという点が、やはり興ざめなのである。

 そういう点で、Arturia minimoog Vよりもモノホンminimoogの方が約4096倍楽しいし使いやすいと思った。いやむしろ、操作の楽しさで言えばArturia minimoog VよりもSH-201の方が約1,024倍楽しいと思った。あとローランドはSYSTEM 100Mの復刻版出せばいいのにと思った。

minimoogのバーチャル版ことArturia minimoog V(アイデックス音楽総研)。画面上に表示される様子は、ロゴパネルや一部機能ボタン類を除いて本物のminimoogとほぼ同じ。出てくる音も本物と同じと感じられるレベルで凄いヨ!!minimoogのリアル版っていうか本物のminimoog。古い機材なのでメンテナンスが必要だったりするが、ツマミいじれて激愉快&音もイカシ過ぎ!! パネルデザインやそのフォント類も非常に美しい

速攻で来たローランドSH-201

速攻で来たローランドSH-201

2006年6月23日 09:00

ローランドSH-201。SHの系譜とされるアナログライクな操作感を持つデジタルなシンセサイザー。古き良きシンセサイザーの使い勝手や音質を、デジタル技術でシミュレート・再現したようなシンセですな。予想以上にデカかった

 某総合ゲーム誌の単発記事を引き受けたり、急に発生したインタビューを引き受けたり、梅雨の晴れ間がヤケに暑かったり、寝違えて首が超痛かったりする等々約4,096種類の理由から拙者は非常に多忙なり。すんげぇ忙しいんですよホント。

 アッと言う間に1カ月くらいが過ぎるので、あぁまた1カ月が消滅した気分だなぁと思いつつ、仕事の記録を見るにつけて、あ、この仕事とこの仕事とこの仕事は、無かったことにしよう!! そうだソレだ!! この日とこの日とこの日は二日酔いでダラダラしていて“ない日”だったと思うんダ!! そうすれば!! ネ!! コレをタダで手に入れたと同様の金銭勘定になるじゃないか!!

 いつもの非生産的っつーか刹那的な理由を発生させ、拙者はローランドのSH-201をポチッとしたのである。だってぇ~欲しかったんだもぉ~ん。しかもコレ、ツマミいっぱい付いてるし。SHだよSH!! とか考えて千葉方面のショップに注文したら速攻で届きましたよ、今さっき。

 届いた箱にはSH-201が入っているが、これ、DELLのA4ノートが入った箱×2くらいの大きさで、デカっ。SH-201という型番からイメージするに、なーんか妙にデカく感じられた。箱を開いてSH-201を拝んだ瞬間もデカいなぁ……と思いつつ、なんかこうYAMAHA DX7のようなボリュームがあるようにも(と言っても実際はDX7のほーが重くてデカいんですが)。

 けど、軽っ!! 昔買ったカシオのCZシリーズみたいな、うそ!? てな感じの軽さだが、ん~、これはたぶん、シンセマニアのU氏にmoogとかProphetとかいうデカくて重いシンセを運ばされているからそう思うのであろう。ともかく、予想以上に大きめだけど、案外軽いSH-201の電源を入れてみた。

 ……いや、これ、非常に楽しいです。何が楽しいかといえば、もうこれはツマミ!! ツマミが楽しい!! ツマミをイジれば音色がグイグイ変わる!! テキトーにいじれるのが楽しい。ツマミ、ちょっと、プラスチッキーだが、パラメータいじって音を作るシンセと比べると、やはりこういうインターフェイスは正しいのであって王道であってフレンドリーだなぁと思った。

 が、SH-201で遊び過ぎていたら、そろそろ原稿書いてブツ撮りしてキャプション書いて入稿しないとイケナイ時間が来たなぁと思った。しかも4本も。……あ!! そうだこの4本の仕事はするけど、仕事を無かったことにすればいいんダ!! そうすればReMOTEとか買えなくなくなくない!? ていうかナゼが振り込まれてくる予定である原稿料と交換感覚でReMOTEゲットできたりしない!? そうだよ仕事無かったコトにする作戦で行(以下略)。

 あと、「機材貧乏に暇なし」という諺を、今、緊急開発してみた。脱力するなぁと思った。

わー昔のシンセみたい~、というノリでツマミとかボタンばっかりある。パラメータ表示用ディスプレイの類はナシ。だが、PCと接続してパラメータをイジることができたりする。シンセに触れたことのある人ならスンナリと、シンセ初心者でも容易に音作りをしていけるユーザーインターフェースっていうかむしろ!! ツマミがたくさんあってイカス!!

15パズルにハマる拙者

15パズルにハマる拙者

2006年6月21日 09:00

 窓の杜をチェックしていたら、こんなフリーソフトが紹介されていた。動画を15パズルにして遊ぶ的なフリーソフトで、作者は伊豆千穂氏となっている。

 あらなんか懐かしいねえ15パズル。とか思って「山科聡のページ」(←伊豆千穂氏の仮の名らしい!?)へとリンクしていったら、より単純明快な「おいといてぇ~」という15パズルゲームのフリーソフトがあった。ので、早速ダウンロードさせていただいて、プレイ。

 このゲーム「おいといてぇ~」は、プログラムと同じディレクトリにあるJPEG画像を自動的に15パズルの画像として使うものだそうで。ゲーム本体をデスクトップに展開して起動したら、デスクトップに置いてあった拙宅ねこ画像がパズルとなり、ゲームが始まった。

 お手軽ぅ~!! とか思って始めたなぁと思ったら、いつの間にか新たな画像をデスクトップに置く拙者なのであり、単なる数字だけの15パズルよりずっと愉快なのであって、さらには15パズル(画像を16分割)じゃかくて24パズル(画像を25分割)に挑戦している有様であり、これを解いて一時の痛快感および達成感を満喫しているのであって、気づいたら3時間もこのゲームやってました。

 こういう数分で終わるゲームって、サクッと終わるようで何度も繰り返せちゃって、ヤバくもあり楽しくもありますな。シンプルなモノは飽きないのう。

 ……ところで、このゲームの元画像としてテキストを用いたらどうだろう? と、このエントリ書きながら思い立って試してみたら、んギャ!! 難しい!! ヒジョーに難しいですよ細かな文字列の15パズル!! テキスト書いた本人でも難しいのであり、これはゲームとして難易度UPなのであってハマるのであって……そしてクリアした時の痛快感も大きい!!

 結局5時間くらい「おいといてぇ~」にハマっていた拙者でした。作者さん、ありがとうございます。堪能させていただきました!!


「おいといてぇ~」にて、ねこ画像を適用した例。わりと数分で解ける楽しい15パズルとなるこちらはテキストエディタのキャプチャ画像をJPEG化し、「おいといてぇ~」に適用した例。難易度がいきなり上がって愉快

やっと手に入ったMPC1000BK

やっと手に入ったMPC1000BK

2006年6月19日 20:48

 AKAIサンプラーMPC2500をポチリポチリと使っていた俺なんですけど、春先に友だちと楽器店に行ってビックリ。(やや古い)ウワサには聞いていたのだが、同社のMPC1000BKが展示されていた。

 ていうかですね!! MPC2500には文句ないんですよ。愉快なボクらのパッド叩きサンプラーなわけですから!! ところがッ!! MPC1000BKは超小さい!! MPC2500の孫のような。あるいはMPC3000のひ孫のような。ていうかMPC4000の進化型子孫とか言うと大きな誤解を招くと思われるので、このへんでよして、とにかくMPCシリーズとしては異端のコンパクトさなのであった。

 ちなみに、そのサイズを知りたい方は、AKAIのサイトの各機種の製品画像(クリックすると拡大する画像)をダウンロードして見比べると面白いかも。やや縮尺が違う画像なので、多少エディット(CFスロットや電源コネクタや画面表示を基準にサイズを合わせるように加工)すると、ええっ!? ってホドのサイズの違いを体験できる。

 さて、その場で、その友人と、MPC1000BKの購入を決めた。拙者もそうですけどその友人ことシンセマニアのU氏もクールなフリして実は熱くなりやすく速攻買いなお方であらせられる。てコトで、買おうとしたが、MPC1000BKは在庫薄状態であった。発売直後からそうらしいですな。

 じゃあ予約ってコトで、はぁ、はい、20日に、2週間かからないんですな、じゃ、それでお願いします。

 しかし、結局余裕で2ヶ月近く待たされたのであった。ゴールデンウィークにたっぷりMPC1000BKいじくろうと思ったのに、それもとっくに過ぎて、梅雨前にはナンか作ろうと思ったのにそれも肩すかし状態であり、最近やっと入荷。ようやく買うことができた。

 ソッコーでHDDインストールして動作確認して……その後は多忙で実はあまりいじくれてないのだが、MPC1000BKは非常にイイ感じである。ナニがイイかってやっぱそのサイズ。今時のノートPCほど薄くはなく軽くもないが、これなら携帯できる。狭いスペースでもトラック作って遊べる。機能的にはMPC2500よりプチ劣るものの、フツーに楽しむなら十二分の機能を備えていると言えよう。

 やはり、こーゆー、ボタンものツマミものの電子系楽器をイジると、ソフトウェアシンセサイザーとかDAWとかって、物足りないモンですな。中身はいくらでもデジタルでいいと思うが、インターフェースはアナログなフィーリングで扱えるのがラクだと思った。

AKAI MPC1000-BK。携帯用途のサンプラーではないが、ノートPCが入るようなバッグに収まったりして、持ち運ぶことも現実的なサンプラーだ。2.5インチHDDも入るヨ!! でも入れる時は専用のシャーシ(別売)が必要っステンキーレスのキーボードと比べてみると、こんなサイズ。一昔前のリズムマシンのようなサイズですな。今だと、小型のHDDマルチトラックレコーダと同様のサイズ!?

DUOSNAP、Flickr、ALPSLAB photo

DUOSNAP、Flickr、ALPSLAB photo

2006年6月16日 09:00
「プロアトラスW3」と「プロアトラス航空写真II」を組み合わせて使用中の拙者。「プロアトラスSV2」の場合、地図がベクター表示となり、航空写真データも標準搭載される

 auがDUOSNAPサービスを始めた時は「おっ!!」と思った。いわゆる写メ(キャリア的には違いますけど)の新しい楽しみ方であり、その表示も格好良かったし、あらステキ!! と感じた。

 のだが、つい最近、アルプス社がこのDUOSNAPと(見栄えや使われ方)がちょっと似たサービスを始めた。ALPSLAB photoというサービスだが、flickrに投稿された写真に緯度経度情報を付加して地図上に表示するというものである。

 ご存じflickrは、ネット上で写真を公開したり共有したりするためのサービス。画像コミュニティサイト、という感じで親しまれ中ですな。で、ココにアップロードした写真にGPS的位置情報を付加して、その写真を地図上に表示するというのがALPSLAB photoってコトですな。

 実際にこのALPSLAB photoを使ってみると、まだ写真は少ないものの、非常にスムーズに使えたりして愉快。DUOSNAPとは目的が少々異なる感じだが、DUOSNAPを内包するような機能性もあって、なんかコッチのほーが便利っぽい感触である。

 ていうかこのALPSLAB photo、Webブラウザ上に地図を表示しつつインタラクティブに操作できるコンテンツとして、スゲく良くデキてないすか? 直感的に使えるし、速いし、表示も精細だし。これで航空・衛星写真表示なんかデキつつ表示領域可変だったりしたら恐ろしいコンテンツと言えますな。

 全然関係ナイんですけど、地図絡みで、最近アルプス社のプロアトラスSV2全国DVDを予約した俺なんですけど、コレ、ソニーのVGP-BGU1対応ってコトで期待中なんですけど、アルプス社からのメールニュースの中に下記のよーなコトが書いてあったのを後から発見してドキドキ。

「『プロアトラスSV2 全国DVD』は「片面二層式」のDVDディスクなのでキミのDVDドライブが片面二層式ディスク対応かどうか確認してネ」と。

 うぞ~。2層読めると思うけどぉ……読めるよなぁ? 読めなかったりする!? んーむ。ドライブの製品紹介ページとかにはソコまで細かいコト書いてないんで……若干不安だが……ま読めるでしょうってコトにして……でもドキドキドキドキ。

Nokia E61良さげ!! に始まる四方山

Nokia E61良さげ!! に始まる四方山

2006年6月14日 09:00

 ノキアからスゴそうなスマートフォン端末が出てくるみたいですヨ!!

 E60とE61だが、拙者の目はE61に釘付け状態。イイんじゃないスかコレ。コレが出てきたらW-ZERO3から乗り換えちゃうかもしれないんじゃないスか俺。それになんだかNGNな感じでもある。

 端末と言えば、W-ZERO3はクレイドルがナイという点で、なんかこう不便なのであった。最初はPCとのシンクロ時や充電時にケーブルつなぐだけだし、まあいいか、とか思っていたのだが、やっぱりPCとは毎日シンクロさせてナンボであるし、W-ZERO3ちゃんは電池そんなにもたない感じだし、んぬ~クレイドルが欲しいのう。

 と思っていたら、知らない間にこーゆー製品が発売されていた。ので、速攻でサンコーレアモノショップに行ってポチッとした。で、このCradle ZERO3というサードパーティ製クレイドルを使ったら、単純明快に便利になった。W-ZERO3をクレイドルの上に置くとき、コネクタがしっかり挿さるようにプチ注意しないといけないのだが、これまで机上にダラリと延びていた“USBケーブル&ACケーブル for W-ZERO3”がスッキリと片付いて気持ちよし。家にいる時はいつもW-ZERO3充電中でありPCと連携中であってこれも気持ちよし。

 サンコーレアモノショップと言えば珍品・マニア品で有名なショップだが、実は拙者ココで買ったの初めて。見てたら愉快なモンが多かったんで、思わずコレとかコレなんかを衝動買いしてみた。両方ともまずまずであった。

 衝動買いと言えば、レンズ交換式デジカメユーザーの間で少々話題となっているLensbaby2.0も衝動買いしてみた。もちろんフォーサーズマウントのを。そして当然オリンパスのE-330と組み合わせて使用。ってまだマジメに撮ってないんですけど、液晶モニタ見つつLensbabyの合焦をコントロールできるんでラクである。

 てなわけで、最近拙者が興味持ったり買ったりしたモンの四方山話でした。

Intel Mac miniでWindows XPを動かすための本

Intel Mac miniでWindows XPを動かすための本

2006年6月12日 09:00

 DOS/V POWER REPORT編集部から新しいムックの見本誌をいただいた……というか送付されてきた。『Intel Mac miniでWindows XPを動かすための本』というタイトルの本。

 この本、タイトルからもわかるように、Boot Campを使ってIntel製CPU入りのMacでWindows XPを使えるようにするという内容。で、こちら方面の書籍や記事に関して百戦錬磨なインプレスなので、あ!! 改バカの高橋さんが書いてんのか~。ていうか、パラパラッとめくっていけばBoot Campの使い方からWindows XPのインストールの実際、さらにはMac OS初めての人に対するノウハウ等々がザックリわかってしまう。

 ていうかなんかあのえーと、ヤバいタイミングでヤバい本が送付されてしまって微妙に困ったり喜んだりした俺。いやね、Intel Mac買いたいんですよっていうか欲しい。拙者的には数世代目のIntel Macを買う方が何かと安心でき、もしかしたらWindows XPプリインストールバージョンが出てきたり(しさなそうだけど)した時期に買うのがオイシイ印象であるし、OS Xがもちっとバージョンアップしてからの方が、等々と“Intel Macをまだ買わないための言い訳”を多数開発中なのである。

 でもぉ、この本とか見るとぉ、やっぱIntel Macで遊んでみたいなぁ~、と。最近はMac安いしなぁ、と。実際アップルストア行くと即手ぇ出せそうなモデルが多々ある。昔は一年間考えつつ貯金しても手を出せなかったMacintoshだというのに。ていうかiSight使いたいよなぁ。あ、この際ギガビットイーサにし……などと妄想するとさらにIntel Mac欲しくなるし。

 蛇足ですけど、この本にMac mini分解用の金属製ヘラが付属している。で、そのヘラのところに“Hera Duo Inside”と書かれていたのに数分間ウケた拙者であった。

どんどんどんどん大容量に、ナレっ!!

どんどんどんどん大容量に、ナレっ!!

2006年6月9日 09:00

 一時は「HDDやフラッシュメモリの大容量化なんて、もういいよ」とか思った俺。単に、加速的に高まるストレージデバイスのコストパフォーマンスに対する妬み──昔は1GBで○○○○○円だったのに今は1GBで○○円かよ糞ぉ~!! とかいうショボい思いだったが、最近は、加速的に大容量化する流れが非常に嬉しい。

 あ。突然思い出しましたけど、アイ・オー・データのサイトにコラム書いたんですけど、そのコラムの“デバイスの大容量化と低価格化”という章のグラフ、オモシロイっす。HDDの価格について、「2005年現在の売れ筋である300GBモデルは、1994年時点の1GBあたり単価をあてはめると、1台2,227万5,000円」(グラフのキャプションより)という話。昔は大容量ストレージってマジで高かったんですな。

 さておき、最近はこういうニュースを見ると非常に嬉しい。スゲく大容量のHDDが出荷されたヨ、というだけのニュースだが、もーどんどんどんどんどん(中略)どんど(中略)ん大容量化されて発売されまくって欲しい。理由は、例えばデータを非可逆圧縮しなくて済むとか好きなだけバックアップを取れるとか容量を気にせず記録しまくれるとかイロイロあるが、ストレージの大容量化ってやっぱり非常によろしいと思う。

 あ、でも、ウワサによれば、大容量ストレージって、それなりにトラブルも増えるみたいですな。大容量HDDとかって昔と比べるとクラッシュするケースが増えたとか。でもまあ、大容量化・低価格化の現在だし、コンピュータの処理速度も高くなりまくり中だし、バックアップを余分に取っときゃぁイイんじゃん? とか思う俺。

 最近トキメいたニュースはコレ、の、“フラッシュメモリの値下がりに乗じたハイブリッド技術の登場”というレポート。いよいよハイブリッドディスク!! HDDと不揮発性メモリが合体したストレージ!! とりあえず読み書きが高速なメモリに記録し、随時HDDへとデータを移動、みたいな感じで使える大容量・高速なストレージ!! すニャらしい!!

 ……けど、HDDメーカーはハイブリッド化を好まないんすかぁ。HDDがメモリに駆逐される!? ニャるほど。そりゃ困るニャぁ。……でもハイブリッドディスクって、書き込み激っ速である上に超大容量なストレージになるわけで、そーんなモン普及するでしょ絶対!! サムスンも東芝も大儲けでしょ!! そしてサムスンvs東芝でハイブリッドディスクの市場価格が急降下でしょ!! そしてわしらは超大容量かつ超高速かつ安価なフィーリングで、やっぱり、すニャらしい!! とか思った。最近妄想が激しい俺です。

 でもですね、昔とかね、ファイルひとつの保存に悩んだりしたわけですよ。容量的に。このデータは、5MBもあるけど、この先、果たして利用するのかしら? 無駄に5MBも消費していいのかナ? ん~む、どうせ誰かが持ってるだろうから、消去!! みたいな。今なら5MBくらいなら残しても消しても大して変わらないから、残したりしますよね。

 例えば、今とか、テレビ放送とか録画しまくったりする人は、コレとコレは保存版だからDVD-Rに焼いて、コレとコレは消去、あとコレとコレは……微妙だなぁ、どうしよう? みたいな状況。あるいは、ポータブルオーディオプレイヤーにこれらの音楽CDを入れたいが、んーと、じゃあ256Kbpsじゃなくてぇ、160Kbpsでぇ、おりょっ、入らないかぁ、なら128Kbpsにしとくか、みたいな状況。これらは、ストレージが大容量になると、一変しますな。

 ええっテレビ録画し損ねたって……何それ!? 普通全チャンネルを24時間録画するよねぇ。え? そうなんだ。じゃあオレが持ってる古い20TBのハイブリッドレコーダーあげるよ。とか。まぁ時代が変われば“放送を録画する”という考え方自体がなくなるかもしれないが、考え方が変わる速度より、容量が増えるスピードの方が速いような気がして、なんか嬉しい拙者なのである。

ペンタックスK100Dとオリンパス

ペンタックスK100Dとオリンパス

2006年6月7日 00:00

 ペンタックスから“カメラボディ内に手ブレ補正機構を実装”したデジタル一眼レフカメラが発売されるK100Dという機種ですな。

 ペンタックス製デジ一眼の魅力は、けっこー多彩で、本体もレンズもかな~りコンパクトだったり、独特の画質的良さがあったり、あるいは実勢価格におけるコストパフォーマンスが高かったり、古いレンズなんかも使える(手段が多くあったりする)こと等々。そんな魅力に、今度は手ブレ補正機構という大きな要素が加わった。しかもボディ内にその機構を持つので、どのレンズを使っても手ブレが低減されるっつーわけですな。

 ぬぬぬ!! これは買うかも!! そして近未来にK100Dにパンケーキレンズを装着して非常にコンパクトに携帯しつつファインダーを覗く俺が居……と思ったところで、買わなさそうな気がしてきた。

 てのはオリンパスのE-330という機種。発売日にこのデジ一眼買ったんスけど、以降、猛烈に活用しまくり中なのだ。ナゼかと言えば、その理由はただひとつ、ライブビュー表示を見て撮影ができるからだ。つまり、現在レンズが捉えている光景を液晶画面に映しつつ、撮影ができる。コンパクトデジカメでは当然の機能だが、レンズ交換式デジカメでライブビュー表示ができる機種は、現在のところオリンパスのE-330しかない。

 で、ですね、このライブビュー表示が壮絶なほど便利なんですよマジで。光学ファインダー越しに見える像の方が鮮明で美しい、とか、接眼しないで撮ると手ブレの原因になる、とかいうマイナス要素は確かにあるライブビュー表示機能。なのだが、何しろずいぶんと撮影がラクになるライブビュー表示機能でもある。いや、「でもある」どころか、この機能を使うと、他のデジタル一眼レフカメラがかったるくてしょうがなくなる拙者なんです実は。

 さらに、実は、キヤノンのEOS 5Dを持っているにも関わらず、E-330のライブビュー表示機能のヤケクソなる便利さ・実用性から、EOSちゃんの出番激減だったりする。また、E-330があまりにも便利に使えちゃう=多用しまくりになるゆえ、オリンパス製のフォー・サーズ・システム用レンズを買い増し中(HIGH GRADEシリーズレンズをコンプリートしたヨ!!)。

 ついでに、実は、E-330において好きに慣れない部分が少なくなかったりする。例えばサイズやインターフェースの一部だが、これら残念方面要素がけっこーヤなのだが、そのごく一部には「もーヤメて!!」というほど残念な使用感があるのだが、しかし、そんなコトよりライブビュー表示の利便が圧倒的なわけですよ!!

 てなわけで、なんかこう、最近、E-330以外のデジ一眼ボディに対する興味が失せていたりする。一瞬、新機種が欲しくなるが、即座にその欲望をE-330が撃滅、みたいな。逆にペンタックスK100Dがライブビュー表示可能だったら即買いしてたような気がする。ていうよりもむしろ、この先、各社のデジ一眼が一斉にライブビュー表示可能になったりしたら各機種を次々買って行き倒れになりそうな気がする。