スタパ齋藤の「スタパトロニクスMobile」

iPad mini 6のケースを買い漁っている話

第6世代 iPad miniを使うほどにケース代が嵩んでゆく俺

 あけましておめでとうございます(やや遅)。今年も元日からiPad mini 6使いまくりの俺をよろしくお願いいたします。で、年始一発目のネタもiPad mini 6絡みである。

 iPad mini 6を手に入れた途端に行ったことと言えば、ケースと画面保護フィルムの装着。スマートデバイスはなるべくキレイに、傷つけずに、大切に使う派なのだ俺はこう見えても。最近では、古いアップルデバイスはApple Trade Inに下取りに出すパターンが続いているので、見積額を下げないためにも端末のキレイは維持したいところ。

 最初にiPad mini 6に装着したケースや画面保護フィルムは、サードパーティー製があまり多くなかったので、ケースとしてはApple純正「iPad mini(第6世代)用Smart Folio」を購入。画面保護フィルムは発売されたばかりのガラスタイプ(マイナーメーカー製)を購入(←やや賭け)。

iPad mini 6にApple純正「iPad mini(第6世代)用Smart Folio」を装着。カラーはエレクトリックオレンジで、少し蛍光色的な目立ち度があるオレンジ色だ。お値段7480円。純正品は高いが、薄くて機能的で実用性が高い
画面保護のガラスタイプフィルムを貼付。1000円(1枚入り)だった。ガイド枠付きで容易に貼ることができた。iPad mini 6用画面保護フィルムがあまり多くない頃の製品だが、品質的には満足できるレベルだ

 さて、2021年後半から出張案件がぼちぼち復活し始めた俺周辺。以前の出張にはスマートデバイスとしてiPhoneと11インチiPad Proもしくは12.9インチiPad Proを携行していた。2021年後半の出張時に「iPhoneとiPad mini 6でイケちゃうんじゃない?」と思ってそうしてみたら、フツーにイケた。

 iPhone 13 Pro Maxはスマートフォンとして使い、腰を据えられる場面やホテルに戻ったときはiPad mini 6でちょっと仕事をするみたいな感じ。そっか〜、今後はiPhoneとiPad mini 6でいいや。荷物が軽くなって好都合♪

 ということで、出張時に使うiPad mini 6ケースを購入した。移動時などにはiPad mini 6をバックパックやバッグに入れっぱなしであり、そのときにiPad mini 6を衝撃から守るためのケースだ。

 購入したのはJTTの「iPad mini シリーズ用 JustFit スリーブケース」。メーカー直販価格は980円。

JTT「iPad mini シリーズ用 JustFit スリーブケース」はネオプレン(ウェットスーツ)素材のソフトケース。iPad mini(第1世代〜第6世代)が完全に収まるメインポケットがあるほか、Apple Pencil用ポケットとアクセサリー収納用ポケットがある。アクセサリー収納用ポケットにはケース入りのiPhone 13 Pro Maxがすっぽり収まる
Smart Folioを装着したiPad mini 6も一応入るが、Smart Folio表面素材とケースのネオプレン素材の摩擦で、「出し入れしにく〜い」のであった。両手を使って徐々に押し込むように入れる必要があったりする。あらら、このケース、失敗した!?

 このケース、裸のiPad mini 6ならスイスイと出し入れできるが、Smart Folioだと出し入れにチョイ手間がかかる。んんん〜快適じゃない。でもまあiPad mini 6保護用ってことで買ったんだし我慢すれば……いやいやしかしもっとスッと出し入れしたいなぁ……というあたりで、俺のケース散財が始まったような気がする。

出張に都合がよさそうなiPad mini 6保護ケースを買う

 出張時の移動中にiPad mini 6を保護できそうなケースを、改めて買いましょう〜。と探していて見つけたのがESR「iPad mini6 ケース 2021 三つ折りケース」。Amazonで1899円だった。即購入。

 即買いした理由はメーカーが「ESR」だったからだ。最近、購入して「あっコレいいじゃん」と思えるケースの多くがESR製。安価だが細部までよく考えられていて、品質も高い。ともあれ、どんなケースが写真で見ていこう。

AppleのSmart Folioのように、iPad mini 6の表も裏も保護できる画面カバー付きのケースだが、カバー部分以外はポリカーボネート製
iPad mini 6に装着した様子。カバーのマグネットによるスリープ・ウェイクアップに対応
マグネット付きフラップによりApple Pencilをしっかりホールドする
iPad mini 6を立てることもできるが、少しコツがある。フラップのマグネット部分とカバーの内側を吸着させておく必要があるのだ。フラップ部分の隙間にApple Pencilを挿しておいてもOK
あとは立てるだけ。安定的に自立する。フラップが別の位置にあるとナゼか自立しないのであった

 このケース、思った以上に良かった。iPad mini 6の周囲をしっかり覆うし、頑丈なわりには薄め。そしてApple Pencilをホールドするマグネットの機構は、「これならまずApple Pencilが抜け落ちるようなことはない」という安心感がある。ん〜やっぱESR製ケースはイイな〜。

画面カバーをマグネットで着脱できるケース

 上のESR製ケースを購入後、すぐにちょっとしたロケがあってケースを使ったが、実用的であった。そして再度、ん〜やっぱESR製ケースいいな〜とか思いつつ、AmazonのESRストアページを見ていたらESR「iPad mini6 ケース 2021 磁気着脱式」という製品を発見。

 コレ、iPad mini 6の表も裏も保護できる画面カバー付きのケースだが、マグネットによる画面カバーの着脱に対応しているのだ。なんかスゴい可能性を感じたような気がして即買い。2599円だった。

ESR「iPad mini6 ケース 2021 磁気着脱式」はiPad mini 6の表も裏も保護できる画面カバー付きのケース。背面はポリカーボネートで、iPad mini 6サイドを包み込む部分はやや柔軟な樹脂素材となっている
iPad mini 6に装着した様子。カバーのマグネットによるスリープ・ウェイクアップに対応する
カバー部分をマグネットで着脱できる。マグネットは十分強力で、カバー部分を持ってiPad mini 6を持ち上げても不安はない(が、角度によって外れるとは思うので、やらないほうが無難)。また、冷蔵庫などスチールの面に対し、カバーやケースを吸着させることもできた。ケース背面のマグネットにより、iPad mini 6を入れた状態でスチール面に固定することも可能(だが、場合によっては落下すると思うので、やらないほうが無難)
このように横向きに自立させることもできる
Apple Pencilが吸着する部分まで覆われているが、Apple Pencilを吸着すれば充電やペアリングが行われる。Apple Pencilが脱落しやすいような感じもない

 いいかもコレ〜♪ 移動時などはカバー付きで使い、腰を据えて使うときはカバーを外して嵩張り感を減らして使う。ケース側はiPad mini 6に付けっぱなしにしておいて、外出時にはカバーを装着し、帰宅したらカバーを外すなど、より手軽&スッキリと使える感じがいい。のだが、“スゴい可能性”ってほどのものはなかった。

 ただ、カバー脱着はおもしろいなと思い、その後もけっこう使っていた。すると、意外な難点を発見。カバーを裏返して使うと、カバー位置によってはiPad mini 6がスリープに移行してしまうのであった。

カバー装着状態で使用中、カバーを広げた状態でiPad mini 6の裏面に折り返すと、iPad mini 6がスリープに移行してしまう。スリープ・ウェイクアップのためのカバー側マグネットが強力すぎる?
Apple純正Smart Folioで同様にカバーを折り返しても、iPad mini 6がスリープに移行してしまうことはない

 なおこの現象、前出のESR「iPad mini6 ケース 2021 三つ折りケース」では起きない。カバー着脱式のESR「iPad mini6 ケース 2021 磁気着脱式」だけの問題っぽい。まあ、カバーが邪魔なら折り返さずに外せばいいだけなんですけどね。

カバーなしのケースを買って、ネオプレン製ケースと組み合わせる

 ところで、最初に出てきたネオプレン製のスリーブが余っている。サブポケットにApple PencilやiPhone 13 Pro Maxが入ったりして、なかなかイイんスよね〜このネオプレン製ケース。……表面ツルツル系のiPad mini 6用ケースを使えば、きっとこのネオプレン製スリーブにiPad mini 6がスッと入るハズ。出し入れも快適なハズ。そういうの買いましょう〜。

 と探していて見つけたのが、ESR「iPad mini6 ケース 2021 ハイブリッド」である。ESRだし、きっとイイ感じで使えるハズ……と、深く考えずに購入した。1699円だった。

ESR「iPad mini6 ケース 2021 ハイブリッド」は、背面がハードな素材で周囲がTPUと思われる柔軟な素材となっている。だからハイブリッドなんでしょうな
iPad mini 6に装着した様子。電源ボタンやUSB-Cポートやカメラおよび画面以外はほぼ覆われる
カメラ部はこんな形状。ESRのケースのカメラ部はどれもこんな特徴的な形状になっている
ケースに入れたiPad mini 6を前出のネオプレン製ケースに入れてみたが、完全に収まった。出し入れ感としては、Smart Folio装着時よりずっと出し入れしやすいものの、スッと出し入れできるという感じではなかった。iPad mini 6サイドを覆うTPU素材が少々引っかかる感じなのと、このケース自体が少し厚手ということもあり、出し入れがややキツいという印象

 深く考えずに購入して、ちょっと失敗して、軽く後悔したカタチとなった。だが透明度の高いクリアケースで見栄えがいい。Apple Pencilの充電やペアリング、吸着保持もしっかり行われる。

 と、一応納得したフリをしてみたものの、ぐぬぬぬ〜ネオプレン製ケースにすいすい出し入れできる、もっと最適なケースがあるハズ!!! とか思っちゃう俺なのであった。

 そして、ぐぬぬ〜ぐぬぬ〜言いながら見つけたのが、エレコムの「iPad mini 第6世代/シェルカバー/クリア」である。ヨドバシドットコムにて2390円で購入した。

エレコム「iPad mini 第6世代/シェルカバー/クリア」はポリカーボネート製の透明ケース
装着した様子。サイドの上下およびApple Pencil装着面と、カメラ部と画面は覆われない。装着感はけっこうシッカリしている
前出のネオプレン製ケースにすっぽり収まり、出し入れも非常にスムーズだ。抵抗ほぼなし。サイズもジャストという感じ。素晴らしい

 よしよしよし!!! 細かな問題がクリアされて非常にスッキリ!!! 散財したが、時と場合に応じてiPad mini 6を最適に保護しつつ、iPad mini 6を大活用していけるようになった。爽快である。

 ちなみにこれら2つのケース、iPad mini 6に装着すると画面端にわずかな出っ張りができ、それが画面保護につながるが、それにプラスしての利便があった。画面のエッジに指をかけてiPad mini 6を保持しやすくなるのだ。

 エレコムのケースは画面の1つのエッジのみに出っ張りができるが、ESRのケースは画面の4つのエッジに出っ張りができる。ので、そういう目的も含んで買うならESR製のほうがいいかも。

最近の俺的出張セットはコレ

 余談だが、最近の俺の出張セットをご参考までにご紹介したい。まず、着替えとハンカチと……じゃなくて、スマートデバイス方面に限ってご紹介。

 少々前述したが、持ち出すスマートデバイスはiPhone 13 Pro MaxとiPad mini 6だけとなっている。それからApple Watchも使用。

出張時に持ち出すスマートデバイスは、iPad mini 6とiPhone 13 Pro Max。Apple Watchも身につけている

 出張時、これらスマートデバイスとセットで携行するのが、USB-ACアダプターとモバイルバッテリーと充電用ケーブル。それらを入れるケースもだ。

iPhone 13 Pro Max、iPad mini 6、Apple Watchを充電するために、USB-ACアダプターとモバイルバッテリーと充電用ケーブルも携行

 上の写真の製品だが、USB-ACアダプターはミヨシの「キューブ型 USB-ACアダプタ 2ポート 自動出力制御IC搭載 [IPA-US02]」。小さくて便利。2ポート合計出力2.4A(2400mA)で、使っているUSBケーブルは急速充電に非対応だが、充電を急ぐケースがほとんどないのでこれで間に合ってしまう。

 モバイルバッテリーはベルキン「BOOST↑CHARGE Apple Watch用モバイルバッテリー(2200mAh)」。Apple Watch専用品。出張時にApple WatchでGPSログを取ることが多いのだが、使い方によってはApple Watchの電池残量が心細くなるので、これを使っている。

 赤と青の充電用USBケーブルは、ちょっと怪しい3分岐のケーブル。ケーブル先端のコネクターはmicroUSB/USB-C/Lightningとなっていて、1本でApple Watch用モバイルバッテリー/iPad mini 6/iPhone 13 Pro Maxを同時に充電することができる。

 キューブ型USB-ACアダプターの出力が2口ありつつ、充電しつつiPad mini 6だけ使うというケースもあるので、このケーブルを2本携行している。1本でiPhoneとモバイルバッテリーを充電し、もう1本でiPadを充電しながら使う、みたいな使い方だ。

 出張先で原稿を書くようなことは極力しないようにしているが、そうする必要がある場合は小型のBluetoothキーボードを携行しようと考えている。考えつつ購入して準備していたりする。

 しかし、iPad mini 6でソフトウェアキーボードを使ったり、あるいは音声入力で書いちゃったり、Apple Pencilでスクリブル入力すれば済むような気がしている。実際、出張先でのメールやメッセージのやり取りは、iPad mini 6のそれら入力方法で済んでいたりする。

 とまあ話が少々逸れたが、出張の頻度が戻りつつあり、それと同時にiPad mini 6用のケースをミョーに買って散財しつつ、数年前とは出張時に持ち出すモバイルデバイスもけっこう変わってきたナとか思う年明けの俺なのであった。そんなこんなで、今年もよろしくお願いいたします。

スタパ齋藤

1964年8月28日デビュー。中学生時代にマイコン野郎と化し、高校時代にコンピュータ野郎と化し、大学時代にコンピュータゲーム野郎となって道を誤る。特技は太股の肉離れや乱文乱筆や電池の液漏れと20時間以上の連続睡眠の自称衝動買い技術者。収入のほとんどをカッコよいしサイバーだしナイスだしジョリーグッドなデバイスにつぎ込みつつライター稼業に勤しむ。